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全国選抜自転車競技大会2024 トラック編

今回は選抜大会に出場してきたので、レースレポートとしてまとめたいと思います。

自分の心情、どういう雰囲気だったのかを書いていきます。
長くなりますが時間に余裕があればお付き合いして頂きたいです。

まずはトラックについてのレポートです。

26日 試走

この日はスプリント予選、ケイリン予選や3km予選などの種目が行われていました。
自分の種目は今日は無かったので、試走して少し観戦して宿に戻って終わりました。

27日 予選


この日は自分の出る4速の予選と準決勝があったのでしっかり準備していきました。

スタート2時間前にストレッチして、1時間前にアップしてたのですが、集合がスタート15分前までなのを知らず、あまりアップの疲れを休めず疲労が残ったままスタートしていました。

レースで気をつけることとしては、予選はやはり実力差が出るので中切れや落車に注意するべく、集団の後ろにあまり下がらないようにすること。

作戦としては、自分は後半からエンジンがかかるタイプなので、最初の方は先頭責任が取れなさそうなら交代していく形にして、後半に足を使う展開に持っていこうとしました。実力者の多い組になったので、逃げには注意を置くようにしました。

右から4番目

9時25分からの2組目でスタート位置は4番目。
人数は11人で5位以内で準決勝進出。
スタートして2人くらいが先頭責任を取るために逃げる展開。
とりあえず集団は先頭交代しながら進んでいく。
その逃げを早めに捕まえて、そこからは集団での先頭責任の取り合いが始まった。
自分はこの場面で先頭責任を取るのは辛いと感じ一気に飛び出そうと思い、4周目に抜け出し1周先行して先頭責任完了。

抜け出す

後ろから来た3人に付いて行こうとしたものの、足を使っていたのもあり付ききれず、さらに後ろから来た選手1人と追うことに。
前から1人先頭責任を取った人が落ちてきて3人で前2人を追う形に、後方はやはり実力差が出たのかバラバラでおそらく追いついて来れない感じの様子だった。
残り半周で先頭を捕まえ3位でゴール。

3着

インハイの結果をひとまず超えられて一安心。

反省点はバンクの傾斜を有効的に使えば後ろから来た3人に付いて行けていたのかもしれないこと。

準決勝

4速は1日に準決勝もやるので予選が9時半くらいに終わって、準決勝が14時15分スタート。
それまでひたすら休憩。

予選の時間管理を反省してアップの時間に気をつけ、予選ですでに走ったので軽めにアップをしてスタート。

作戦としては準決勝は予選を勝ち上がった人しかいないので、さっきとは少しレベルの高いレースなため、逃げには注意をして、予選で出来なかったアグレッシブに動いていくこと。
正直作戦はいつも考えるがレースの流れによる。

1番左

遅れて14時45分からの3組目でスタート位置は10番目。
人数は10人で4位以内が決勝進出。
スタートしてみんなスタートダッシュ速くて驚いたが、ちゃんと1周終わった時にはしっかり付けた。
逃げは出来ず、集団での先頭責任の取り合い。
集団のペースが速く、早めに先頭責任を取った人は集団後方に付けずに千切れていく展開。
前の人が加速して抜け出そうとしていたのでそれに付いていき3人で抜け出す。

抜け出す

前の人は一本取って後ろの4人ほどの集団に戻る。
これで自分含め2人逃げの形になる、有難いことに後ろの人に先頭責任を譲ってもらい、5周目に1周引いて先頭責任完了。
とりあえず一緒に逃げてる人の後ろに付いて自分も先頭責任を譲り1周付いていった。
後ろは差が空いていたのでとりあえず前を引こうと思ったら、一緒に逃げていた人が付いて来ておらず1人逃げ。

逃げる

正直2人で逃げたかったが、集団は牽制気味だったので残り3周で1人逃げを敢行。
2周逃げたがラスト1周で2人に抜かれて3番目、そこからラスト半周で1人に抜かれて4番目、そして最後の最後に捲られて5番目ゴール。

捲られる5着

準決勝に行けるのは4位までなので非常にまずかった。
自分より前の4人の内、誰かが先頭責任を完了していないことを祈るばかり。
少し経ったら速報が出ており、見てみたら前4人の内2人が先頭責任を完了しておらず、着順5番目のものの結果3位で決勝進出。
本当に嬉しかった。
ホッとした気持ちでポイントレースを見てその日は終わった。

反省点はアグレッシブに動けたもののリスクが高い行動だと思った。もう少し落ち着いてみるべきだったかもしれない。

28日 決勝


インハイの時は予選敗退だったにも関わらず、いきなり決勝まで来た。
この日もいつも通りアップしていたが、すごく緊張しており心拍数がやばかった

気をつける事としては、スタートダッシュで遅れることがあるので、1kmTTのようにスタートに全力を注ぐよう意識した。

作戦は初めての決勝のため、少し落ち着いてクレバーにレース展開を見て、状況に応じて動くようにしました。

左から3番目

9時30分からでスタート位置は10番目。
人数は12人で8位以内で入賞、3位以内で表彰台。
スタートしてスタートダッシュは気をつけていたため、しっかり後ろに付けたが、やはり決勝のため、今まででスピードが1番速かった。
とにかくペースが速く、おそらくみんな2本連続で先頭責任は取れないと思い、みんな一気に先頭責任を終わらせようとせず、1本取ったら下がるようにしていた。
自分はひたすら前の人の後ろに付き続けていきレースは進んでいく。
自分が先頭の番になった時、先頭責任を取るために、9割ほどの力で踏んでみた。

また会った

すると後ろに1人ついて来たものの、その後ろの人はついて来なかったことも相まって後ろと差が空き、集団は急に牽制状態。
しかもついて来た人は準決勝で一緒に逃げた同じ東京の選手。
準決勝のように先頭責任を譲って頂き1周引いて、先頭責任完了。
準決勝のようについて行って、あわよくば逃げようかなぁと思ったが、準決勝とはメンバーが違い、速い人しかいないため、自分は上に上がって足を休めて集団を待つことに。
一緒に逃げていた人も先頭責任を完了させ、上に上がって集団を待っていた。
その後、集団が来て自分はしっかり集団の後ろに付いて行くことができた。
そして再び集団での先頭責任の取り合い。
自分はもう既に取っているのでとりあえず前の人に付いて行くことにした。
ラスト1周半に差し掛かるあたりで2つ前の選手がアタックして抜け出した。
この時自分は3番手。
この鋭いアタックになんとか付いていき、ラスト1周を迎える。

離されたし抜かれるし

そしたら自分の1つ前の選手が全力アタックこれには付いていけなく離されていく。すると自分の後ろから加速する選手がおり自分を抜き、アタックした前の選手をもラスト半周で抜き先行。

置いてけぼり

この時、自分は他の人からも最後に抜かれてると思い後ろを振り返ると、後ろから加速して来た選手と後ろの集団では間が空いていて中切れが起きていた。自分はとりあえず頑張って前に追いつくために全力を出し切る。
結局ついていけず着順3番目。
2番目の選手が先頭責任を取っていなかったので結果2位。

3着2位

正直3位以内なんて取れるとは思わなかった。
全国の舞台でいきなり2位。
とても嬉しかった。

正直運が味方していた。
自分が先頭責任を取りに行った時に中切れして集団が追わなかったこと、ラスト1周に入る手前で3番手だったこと、最後集団は中切れして自分の後ろと差が空いていたこと。
嬉しかったが悔しい感情が結構強かったかもしれない。
それに最後自分の後ろからすごいスピードで加速した選手は自分と同じ1年生。
スピード感が全然違かった。
ちゃんとした実力で取れた2位では無かったとレースが終わってずっと思っていた。

やる気はより一層高まった。
絶対にインターハイでは自分の走りをして1位を取ろうと。

次の日はロードレース。トラックとは違いあまり自信がないが、出せるベストを尽くそうと思います。

次からは実力で取れよ

これにてトラック編は終了です。
次はロード編です。

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