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ホルン運指表、ブラッシュアップしました!


GWが終わって1週間、吹奏楽部に入った新入生のみんなは担当楽器も決まって、そろそろ触り出していることだと思います。ホルンになった人、ようこそホルンパートへ!ホルンは楽しいぞ〜

さて、今回はこれからホルンを始める方に向けて、運指表のお話を。
以前ホームページのブログ内で自作のホルン運指表を紹介しており、ありがたいことにサイト内で1番アクセスいただいて、細く長くではありますが色んな方にPDFダウンロードいただいております。ありがとうございます🙇🏻‍♂️


今回、noteでも紹介しようと思ったついでに、少し手を加えてブラッシュアップしました!

主な変更点は以下の2つです。

・高音編、低音編を1つのPDFに統合し、A3とA4サイズの2種類を用意
・低音編の空白部分に押しF、押しBについてのコラムを追加

1つ目については自分でも作って配布して以降薄々感じていたのですが、高音低音と分けたはいいけど、やっぱりひとつにした方がいいよなあと。あとホルンの図は低音編にしか入れていなかったので、指番号の照合がすぐにできないのも微妙かなと思っていました。データも別々に印刷だったので、生徒さんに渡そうと思った時に片方だけ何故か足りない…なんてこともちょくちょく出くわしたことも。
なので、この機会に2つくっつけちゃおう!と、横向きのPDFデータに作り替えました。サイズもA3とA4の2つを用意して、必要に応じてダウンロードいただけるようにしました。


2つ目については、意外と知らないままで過ごしているかもしれない押しF・押しB問題について、低音編の余白だった部分に書きました。僕の作った運指表では「0」と表記していたり、「4」や「×」と表記している親指レバーですが、ダブルホルンではこれを押した時にF管とB管どちらになっているのかを理解していないと、ヘンテコな運指で覚えてしまう可能性があります。なので、自分の楽器は押しF/押しBのどちらなのかを判別する方法を記載しました。また、それぞれの場合でF管・B管を吹く時に親指レバーを押す/押さないについても書いているので、これを読めば頭の中の混乱が少しは和らぐんじゃないかなと思っています。

ちなみに押しF/押しBはドライバーか六角レンチがあれば切り替えられるものがほとんどです(どっちが必要かは機種ごとによる)。
メカニカル式は1人でも比較的簡単に切り替えられますが、ヒモ式の場合は慣れを重ねるまでは難しいので、先生か楽器屋さんに頼んで変えてもらうようにしましょう。

こんな感じ。最後の方にDLできるリンクあります

変え指について、ホルンという楽器にはかなりの数が存在するのですが、ここでは普段使われる範囲内に留めています。


旧ホームページのブログにも書きましたが、

吹奏楽部で先輩から“なんとな〜く”でしか教わってなくてちゃんとした運指を知らない

または

ダブルホルンで、B管もしくはF管のどっちかの運指しか知らないからもう片方の運指知らない管はほとんど吹かない

という状況に、学校さんに指導に行くと未だに出会います。

特に後者に関しては理由は明白で、入部してはじめの1年くらいはB管/F管いずれかのシングルホルンしか使ってなくて、学年が上がってダブルホルンに移ったけど自分が使ってなかった管に関しては分からないからそのまま…っていう。あとダブルホルンでF管とB管をいまいち分からずに使っている子も見かけます。

ダブルホルンはB管/F管両方の音色を使い分けることができる他、替え指の幅が圧倒的に広がるので操作性が抜群にアップするのです。また、音程が低くなりやすい/高くなりやすい運指を知っておくことで、ハーモニーを吹いた時にきれいにハマりやすくなります。(例:第3音のG=レはB管の3番で取ると合いやすい)
そしてホルンの真の音色はF管にあるとされ、F管でリップスラーなどの基礎練習を多く取り入れれば音色の向上も期待できます。

こういった点から、ぜひB管/F管どちらの運指も知っておいてほしいのです!
今はシングルホルンしか吹いていない方も、今後ダブルホルンを吹くことになった時に備えて予習しておきましょう。


お待たせしました。運指表のダウンロードは下記からどうぞ↓

【A3サイズ(半分に折れば楽譜ファイルのポケットに入ります)】


【A4サイズ(半分に折ると小さくなるのでちょっとした時のサッと確認用に使えます。その分文字は見づらいかも)】


一家に一枚、必須級の運指表とにらめっこしながら、ホルンの運指を覚えていきましょう!

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