見出し画像

魔法の質問

好きな人がいて、その人のことをよく知りたいなあと思って、よく知らないけどあなたが好きですってのも変な話だなあとも思いつつ、どんな質問を投げかけるのがいいんでしょう。

思いつくのは好きな映画とか、おかしとか、音楽とか、好きな○○を投げかけてみること。でも、相手の好きなものを訊いたところで―、とも思う。インスタントに自分の方向性と合う合わないが明らかになる程度?「○○円あったら何に使う?」というのも聞いたことが。適度に現実味のある金額で。

この間、人に質問をしなければならないシチュエーションがあって、10秒くらい頭をひねった後で出てきたのが「もし映画監督になって、映画を撮るとしたら、どこがいい?」というもの。小洒落てはいるかもしれないけれど、やっぱりだからどうしたって感じ。自画自貶。

結局これを訊けばひとたびその人の人となりが~~なんて魔法の質問はなくて、簡単で単純で、「だからどうした」な質問の繰り返しを重ねるしかないのかな、と思う。

そしてその人を好きになっていくのは質問への答えからでなく、そのプロセスの積み重ね自体によるものなんだろうとも思う。そのやり取りに意味があるのだという話。「好きな人」というのは、「好きになっていきたいと思わされる人」?

本とか買います。