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MV制作の依頼メールを送られる際に、あらかじめ伝えて欲しい事[ボカロ系・歌みた系など]

こんにちは!MVを作っている動画クリエイター兼イラストレーターの
無印かげひと(@kage86kagen)です。

今回は、「MV制作の依頼メールを送られる際に、あらかじめ伝えて欲しい事」についてざっくりと紹介します。

今回の記事は「MV制作を依頼される方」向けに紹介していきますが、特に初めてご依頼される方には参考になるかもしれませんので、依頼される際の参考としてご覧ください。
(初メールを送る際の”例文”も掲載しています。)


「MVを制作して欲しいです!」

・初音ミクで楽曲を制作したので、このMVを制作して欲しい
・「○○○○」の歌ってみた動画を投稿したいので、MVを制作して欲しい

上記のように、今の時代はMVの依頼が日常茶飯事で行われています。

楽曲にMVをつけるという事自体は昔からありますが、数十年前からは個人で依頼をされる方が急増しており、「個人で制作した楽曲にMVを作ってもらう」という行為は、今では一種の文化になりつつあります。

その中でも、「実写以外(イラストやLive2D、3D、モーショングラフィックスなど)」のMVを依頼される方がとても多く、「MVを作って欲しい!」⇔「MVの依頼募集中」という取引が盛んに行われているのが現状です。

誰かにMVを依頼する”ハードル”は年々下がってきてはいるものの、「依頼したいけれど、どうやって声をかければいいのか分からない.」、「どんな文面で送ればいいの?「何を伝えればいいんだろうか...?」と悩む方も少なくはないと思います。

そこで今回は、
MV制作者(動画クリエイター、動画師)に初めて連絡をする際に、一緒に伝えて欲しい事」と題して、初メールを送られる際に最低限教えて欲しい事を、ざっくりと解説していきたいと思います。


MV制作者に初めてお問い合わせをする時に伝えて欲しい事

いきなり本題ですが、「MV制作者に初めてお問い合わせをする時に伝えて欲しい事」について、下記の通り紹介していきたいと思います。

●最低限伝えて欲しい事

・依頼者について
 (ボカロP名、P.N、アカウント名、Vtuberのお名前、何をしているのか?、などなど。依頼される方はいったい何者なのか?を受注者は知りたい)
・制作して欲しいMVの内容について(文章での説明や、参考動画URLの送付)
・ご予算
・納品予定日

可能な限り、上記の内容も一緒に添えた上でご相談いただけると、非常に助かります。これらについて詳しく解説していきましょう。

そもそも、見ず知らずの方にメールを送信するというのは、「通りすがりの人に声をかけ、その人にお願いする」事と等しい行為です。
通りすがりの人に肩を叩かれ、「こんにちは!」も言わずに開口一番「MVを作って欲しいのですが…」と言われると、受注者側としては「ぎょっ」として警戒してしまいます。(恐らく誰しもが同じ反応をすると思います)

そうなってしまうと、受注者側としては「この方はちゃんと調整してくれるのだろうか?」と警戒せざるを得ません。
イラストや動画制作などの創作系の依頼というのは、今の時代はほぼネット上で完結できてしまいます。そのため、依頼者については実際に対面せずに文章のみで「人となり」を判断しなければいけないので、慎重になるのはなおさらです。

そのため、まずは「簡単な挨拶(初めまして、こんにちは、など)」を記載しつつ、「自分(依頼者)について」を記述するのを忘れないようにしましょう。

ちなみに、文面に関しては「丁寧にしなきゃいけない!」とか、「ビジネスメールの様式美に従わなきゃいけない!」ということは決して気にする必要はありません。
最低限のマナーさえ守っていただければ問題ありませんので、最低限のマナーである「挨拶」や「自己紹介」は忘れずに行うようにしましょう。
(臆せず気軽にバンバン連絡して欲しいぐらいです!)


また、「依頼者自身」の他に、「制作して欲しいMVの内容について(イメージ)」や、「ご予算」、「納品予定日」についても、可能な限り一緒に教えていただきたいのですが、これを先に教えて欲しい理由は下記の通りです。

・いただいた情報を元に、受注者側の方でこれから作る制作物のイメージを膨らませていきたいから
事前にMVのイメージについて教えていただけると、その後に行う調整内容を考えて、依頼者に適したヒアリングを行うができます。
依頼者の方で予算や納品予定日を定めていないor受注者側の方に全て任せると言った場合は、その旨をご連絡ください。

・お互いの調整を効率化させるため
MVのイメージなどについてあらかじめ送付してもらえると、メールのやり取り回数を削減する事ができ、スムーズに本題に入ることができます。こちらについては会話の一例を用意してみたので、画像をご覧ください。

依頼者が初めてメールを送付される時に、「挨拶」と「MV制作は可能かどうか」のみの文面で連絡された場合受注者の返信で「MVのイメージ」などについて初めて聞くことになる事、それに伴うメールを発見する時間や返信時間に時間をいただくことになります。
そうなると、特に「お急ぎ(タイトなスケジュールでの納品希望)」として依頼される場合ですと、その時間さえ勿体ないです。

お互いの調整効率を良くするためにも、初メールの際にあらかじめ要件を添えていただけると、非常に助かります


受注者(作る側)としては、上記のように「一番初めにMV制作依頼の要件など」も一緒に記載していただけると、非常に嬉しいし助かる。


もしかすると、依頼者側としては、
お願いして断られたら時間の無駄だし、まずは対応できるか聞いてから依頼を検討したいから、”MV制作出来ますか?”だけ先に聞けばいいんじゃないの?
相見積もりで複数人にメールを送付したいから、1人1人に時間をかけてらんない」…なんて考える方もいるかもしれません。

ですが、申し訳ないのですがそれは受注者側も同じような考えであり、「いただいたご相談に対してMVの構成を考えたり、お見積り額を算出して返信したい」、「ディレクションの時間を効率化したい(MVの方向性や制作内容を決める調整のこと)」…と考えています。

お手間をかけさせることになり申し訳ないのですが、本項目の冒頭で紹介した「最低限伝えて欲しい事」について一緒に添えた上で、お問合せ、ご相談いただけると嬉しいです。

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●「最低限伝えて欲しい事」と合わせて、可能な限り教えて欲しい事

先ほどは「最低限伝えて欲しい事」について紹介しましたが、次になるべく可能な限り教えて欲しい事について、下記の通り紹介します。

・個人で依頼されるのか、それとも法人として依頼されるのか
(これによってお見積り額が異なってくる)
・楽曲と歌詞データの送付
・その他持参するデータ(イラストや3D、動画など)

理由は重複してしまうのですが、受注者の方で事前にイメージを膨らませておきたいからです。
特に「楽曲」と「歌詞」のデータを送付していただかないと、楽曲に合ったMVの構成を考える事ができません。

こちらに関しても、依頼者側としては「まだあなたに作ってもらうと決まったわけでは無いので、楽曲を送付するのはちょっと…」と躊躇するかもしれませんが、制作するMVのイメージ(演出量やエフェクトの量、リリックをどう動かすか等)について大まかに決まらないと、お見積り額や納期を算出することができません。

そのため、可能な限り…というより必ず一緒にご提出いただきたいのが本心です。なお、音源に関しては、提出時点で未完成(デモ版)でも問題ありません。
(動画クリエイターの中には、相談の時点で「完成音源じゃないとダメ!」という方もいるかと思いますが、ほとんどの方は「デモ版」でもOKで、納品手前までに完成楽曲を提出する形で良いと思います。(完全に個人的見解))


最低限伝えて欲しい事」、「可能な限り伝えて欲しい事」について紹介しましたが、もちろんその他に依頼者の方で決まっている事受注者側にこうして欲しい!という希望があれば、り初めてメールを送付される時に一緒に記載いただけると、その後の調整がスムーズに進める事ができ、お互い効率が良いと思われます。


初メールの例文

先ほどの内容を踏まえた上で、MV制作の依頼をされる際の「初めのメール」の例文を作ってみましたので、ぜひご参考ください。
※あくまでも「例文」ですので、これをアレンジしたりなどして、自分なりに送付しやすい文面をお考えいただければと思います。

[例文1(ビジネス寄りの文章)]
○○○○様
お初にお目にかかります。
私、個人Vtuberとして活動している○○ ○○と申します。
この度は●●●様にMV制作を依頼したく、ご連絡させていただきました。
以下、MVのイメージや予算に関して記載いたしますので、お手隙の際にご確認よろしくお願いいたします。
・依頼内容:「○○○○」歌ってみたのMV制作依頼(イラストと動画制作)
・MVのイメージ:「○○○○(参考動画)」のようなイメージ。楽曲が全体的に暗めなので、
・予算:○万円
・納品希望日:可能であれば○月上旬までに納品していただきたいです

ぜひ前向きにご検討いただけると幸いです。
お手隙の際で構いませんので、ご確認よろしくお願いいたします。

↑どちらかというとビジネス寄りのメール文面。
オリジナルバンドとしての依頼、Vtuberのマネージャーさん、会社、企業として依頼される方が、こんな感じの文面で送付されることが多い。
丁寧な文面だと「この方となら安心して調整できそうだな」といったように、初対面の印象がかなり良く、依頼者に対して安心や信頼を抱いて調整していける。

[例文2(カジュアル系)]
初めまして!ボカロPの○○と申します。
新曲を投稿したいのですが、MVを制作していただけないでしょうか?
以前○○さんのMVを拝見したのですが、とてもかっこよく、○○さんにぜひ制作して欲しいと思いメールしました!

実はMVを依頼すること自体初めてですので、予算の相場やどう相談すれば良いのか分からない状態です。
納期については特に急いでないので、MVのイメージや料金については○○さんにお願いしてもいいでしょうか?
ぜひよろしくお願いします!

↑先ほどと違い、カジュアル寄りの文面。
どちらかというとボカロPさんやVtuberの方で送付される方が多い文面。
良い意味で他人行儀では無く、親しみやすい少し砕けた印象を抱くので、「めっちゃこの方の力になりたい」って思える。
実際、調整が進むにつれてかなり打ち解けていき、お互い楽しく有意義な調整内容になることが多いのも、このような文面が多い。(経験談)


初めてMV依頼をされる方は、ぜひご参考ください!


まとめ

●MV依頼に関して、受注者に初めてメールを送付する際に最低限伝えて欲しい事
・依頼者について
 (依頼される方はいったい何者なのか?を受注者は知りたい)
・制作して欲しいMVの内容について(文章での説明や、参考動画URLの送付)
・ご予算
・納品予定日

●先ほどに合わせて、可能な限り教えて欲しい事
・個人で依頼されるのか、それとも法人として依頼されるのか
(これによってお見積り額が異なってくる)
・楽曲と歌詞データの送付
・その他持参するデータ(イラストや3D、動画など)

※連絡することに戸惑うかもしれませんが、臆せずお気軽にご相談頂けると嬉しいです!※


最後までご覧頂きありがとうございました!

それでは!


MV制作についてのご相談は、サイトのメールフォームXのDMからお気軽にご連絡ください!ココナラでも活動しています。

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