誰でもできるノード構築 ~Dockerインストール編~

本記事ではノード構築に欠かせないDockerのインストール手順を解説します。

「Dockerって何!?」と興味のある方は以下記事を参考にしてください。

端的にいうと、Dockerを利用することでノードの構築作業を簡単かつ効率的に行うことが可能です。
くわえて、コンテナを用いた仮想化により、1つのサーバに対して複数のノードを構築できます。

Dockerアーキテクチャ(Docker公式より引用)

また、PJ側もDockerをサポートしているケースが多いため、該当すれば公式ドキュメントの手順どおりに作業するだけでノードが構築できるようになります。

Dockerのインストール

本記事ではインストール手順のみを解説します。
以下のコマンドを順に実行してください。
※本作業は仮想サーバを遠隔操作して行います。Tera Termで一般ユーザーとしてログインして進めてください。

# パッケージリスト更新
$ sudo apt update    #初回sudoコマンド入力時パスワード入力必要

# パッケージインストール
$ sudo apt install apt-transport-https ca-certificates curl software-properties-common

# 公式リポジトリのキーを追加
$ curl -fsSL https://download.docker.com/linux/ubuntu/gpg | sudo apt-key add -

# Dockerリポジトリをaptソースに追加
$ sudo add-apt-repository "deb [arch=amd64] https://download.docker.com/linux/ubuntu focal stable"

# DockerパッケージのDB更新
$ sudo apt update

# Dockerリポジトリからのインストールを確認
$ apt-cache policy docker-ce    # ここでDockerのVerなどが表示される

# Dockerインストール
$ sudo apt install docker-ce

# システムステータス確認
$ sudo systemctl status docker    # 表示ステータスに「active」とあればOK

これにてDockerのインストールが完了しました。

docker composeプラグインのインストール

docker composeは複数のコンテナ定義を扱えるとても便利なdockerコマンドです。ノード構築においても大活躍するプラグインなので、ここでインストールしておきます。

# パッケージリスト更新
$ sudo apt-get update

# composeプラグインインストール
$ sudo apt-get install -y docker-compose-plugin

# インストール・Ver確認
$ docker compose version    # Verが表示されればOK

これでdocker composeコマンドが使えるようになりました。

Dockerコマンドの権限設定

Dockerのインストールは完了しましたが、このままではroot権限でのみDockerコマンドが許可された状態です。
したがって、一般ユーザーでログインしている場合は、都度"sudo"コマンドの入力が必要です。

ここで一般ユーザーでもDockerコマンドを使用できるよう設定を変更します。
以下のコマンドを順に実行してください。

# 一般ユーザーをDockerグループに追加
$ sudo usermod -aG docker ${USER}

# 一時的にroot権限を付与
$ su - ${USER}    # パスワード入力必要

# Dockerグループへの追加確認
$ id -nG    # 一般ユーザーが追加されていればOK

これにて一般ユーザーでDockerコマンドの使用が可能になりました。
Dockerコマンドに興味のある方は、以下からコマンドを確認して実行してみてください。

Dockerのインストールまでできれば、今後のノード構築はサクサクと進めるはずです。
張り切ってノード構築に励んでいきましょう。


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