情報戦の恐ろしさを物語的に語ってみる:情報戦の恐ろしさを理解するためのインテリジェンス超基礎講座

情報戦とは、ありとあらゆる情報の中身をコントロールして、自身に有利な情報を流し続ける事で、敵を騙して欺く事である。
脳内を完全に乗っ取るために、何度も何度も繰り返して刷り込まれるために、まるでカルト宗教に洗脳されたような状態になるにも関わらず、それに気付かないのが情報戦の怖いところだ。

その情報戦の恐ろしさを体感してもらうべく、情報戦によって洗脳されていく例をご紹介したい。


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ある日、「あなたの弟よ」と言って、親から中国人の子供が紹介される。
あなたは生粋の日本人なので、「こいつが自分の弟のはずがないんだけど・・・」と即座に思う。
しかし、あなたの両親はその中国人を「あなたの大切な可愛い弟なのよ~」と毎日毎日、あなたに語り掛け続ける。

あなたの両親は、あなた自身に愛情を注いでくれており、その上で、その中国人をまるで兄弟のように扱っていたので、次第に「本当に自分の弟なんだ」と徐々に感じるようになっていく。

だが、あなたの両親は次第に「この子(中国人)はかわいそうな子だから、あなたは弟のために我慢するのよ」ということを言い始める。
最初は食事の量やおやつの量が中国人よりも少なくされた程度であったが、時には中国人にはおやつが与えられ、自分にはおやつが無しになることもあった。
それでもあなたの両親は「この子(中国人)は大切な子なの。かわいそうな子なの。だから、お兄ちゃんのあなたはこの子のために我慢しないといけないのよ」というようになる。

そして次第に、あなたの両親は教育にかけるお金をあなたから削り、中国人にばかり優遇するようになる。
あなたは両親から不遇な扱いを受けることに不満が溜まっていくが、両親の言葉を信じて、「弟はかわいそうな子だから、僕は我慢しないといけないんだ」と思うようになる。

すると、兄弟が大学生になる頃には、あなたは平凡な大学にしか入ることが出来なかった一方で、中国人は一流大学に入ることが出来るようになった。
すると今度は、あなたの両親は「この子(中国人)は特別だから」とか、「この子(中国人)は優秀だから」という理由で、中国人を優遇し、あなたに対して両親は何もしてくれなくなっていく。

そして次第にあなたの両親は「あなたは能力がないから」とか、「あなたではダメだから」ということを、あなたに日々言うようになる。
当初は反発を覚えつつも、毎日毎日、「あなたは能力がないから」と言われ続けることで、次第に「自分がダメだから両親は弟を可愛がったんだ」とあきらめるようになる。

すると、あなたの両親はいつの間にか、両親の遺産は中国人にだけ相続する手続きまで始める。
あなたの両親の愛情はいつの間にか全て謎の中国人にばかり注がれるようになり、再びあなたは「おかしいのではないか」と気付き始める。
そんな折にも、毎日毎日、あなたの両親の口から、「あなたの事を愛しているわ」という声がかけられる度に、あなたは「おかしいことはない。気のせいだ。両親の言う通り、自分がダメだから両親は弟を可愛がって当然なんだ」と思い直すこととなる。

そんなある日、あなたの両親も洗脳にあっており、両親を洗脳したのは「弟」だと言われていた中国人の親によることがわかった。
あなたは自分の両親を説得した。
「父さん、母さん、あなたたちは騙されているんだよ。我が子だと思っているのは、子供でもなんでもない。赤の他人の中国人なんだよ。」と。
しかし、あなたがいくら両親を説得しても、両親の洗脳は解けない。
あなたの両親が「私たちは騙されてなど、いないわ。何を言っているの?大丈夫よ。何も心配しなくていいわ。愛しているわよ。」とあなたに何度も語り掛ける。

そうして次第に、あなたは自分も自分の両親も騙されていたことを忘れ、両親が中国人にだけ愛情を注ぎ、財産を残していく姿を、「仕方ないんだ」と思って、当然のように受け入れていくようになる。

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いかがだろうか。
これは、長年、日本政府が行ってきた政策を模している。
どの話がどの政治政策であるかを考えてみてほしい。

情報戦というのは、それによって、このようにして自国が内側から溶けて破壊されていくのである。
情報戦に気付いて抗って戦わなければ、眠った羊のように幸せな夢を見せられ、偽りの世界に魅入られて、騙されて滅びていくのである。

これが情報戦の恐ろしさなのである。



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