男は尻で選ぶべし?
先日、初恋の男の子が私の夫にそっくりな体格をしているということが判明した。
何のことはない、インスタでもTikTokでもなく地の果てを彷徨い続けるX(旧Twitter)てもなく、こちらのnoteでその事実を発見したのだった。
詳細は控えさせていただくが、我が夫は軽度肥満、もしくは中程度肥満であり、初恋の彼もその程度に当たるらしい。
私は昔から割とガッチリ目の筋肉質な男性が好きで、その彼も割と骨太そうな体つきをしており、初恋当時ですら中学生男子特有のヒョロさが少ないタイプだったので、ああ彼はいいポテンシャルを秘めているなと、水泳パンツ越しの尻を見ながら感じたのを覚えている。
私は、今まで付き合った男性全て、決め手はすべて尻だった、と言っても過言ではない。
尻は素晴らしい。その人のポテンシャルを見抜くことができるのが尻である。
引き締まっている尻は良く、男は尻で選べという言葉もあるくらいなのだ。それは我が家の本家である、生きていれば110歳くらいになるおばあさんが言っていた。だから間違いはない。きっと。
そのおばあちゃん曰く、尻の見極めに1番適しているのは山笠だそうで、おばあちゃんは九州出身でも何でもないのだが、あの祭りを絶賛したとかしていないとか。
※山笠についてはこちらを参照。
おばあちゃんの出身地的には、奇祭として有名な豊年祭のが近く、なぜ山笠を推すのか…と疑問に思う。さらに調べれば同地区に裸祭りもあるではないか。
※豊年祭、裸祭りの参照はこちら。
こうしてみると男性の褌姿を見る機会は探せば意外にも多い。とにかく祭りとか祭りとか若気の至りとか色々あるので、とりあえずいい尻を探して欲しい。話はそれからだ。何の話をしているのかも定かではないが。
と、ここで全ての内容が消えた。
確かこの後、400文字以上書いたはずだが全部消え失せ絶望している。
尻の話がいつしかSiriの話にすり替わったくらいの絶望を感じているがとっとと続きを書こう。
とにかくだ。
とりあえず付き合う人間の尻については入念に調べるようになった。
たとえそれが元、現アスリートだとしてもだ。
実際私は元アスリートとお付き合いしたことはあるが、彼の尻はイマイチだったと告白する。
彼の尻、及び彼の下半身は思いの外、貧弱であった。
彼の体格は185センチ、体重時々100キロ超にも関わらずだ。それは彼の競技に由来する。
まあ、尻なんか見なければ大抵の日本人男性を凌駕する体格の持ち主であり、防犯上は大変ありがたかった。
彼の彼女と聞けば大概の男性はビビり倒し、痴漢及び嫌がらせの類を一切受けず、他の男性からのお誘いも皆無になり、若干の腫れ物扱いするものまで現れた。
彼と喧嘩をタイマンで張れる奴はそうはいまい。本人も当時は並の男なら5人ならイケる、10人はムリ。などと豪語していた。
朝倉未来でなければタイマンはムリだろう。
知らんけど。
でも尻はよくなかった。
生活態度も、あんまり良くなかった。
当時はまだ20代そこそこで、とっくに引退はしていたものの時々地元の小規模大会に出場したりと、元アスリート的余生を楽しんでいた。
そしてオリンピック選手名鑑などを見ながら、アスリート時代に交流があった選手たちの話をしてくれたが、なんやかんやブツクサ言うのならば、パチンコもタバコもやめて現役復帰したら、といつも思っていた。
付き合った、というかリアルで知り合った人間の中で、圧倒的身体能力とポテンシャルを秘めていたのはやはり彼で、自分には持っていないものを当たり前のようにひけらかされたように感じ、私は内心面白くなかった。
というか昔の自分によってグジグジ言うのならば、さっさと現役復帰すればいいのだ。
当時より今の方が技術は上だ、というならばさっさと復帰しなよ、とマジで思った。
別れた後で気がついたのだ。
だから尻が貧弱だったのだと。
精神性がしっかりしているものは、自ずと尻もしっかりするのだ。多分そうだきっとそうだ。
女の金を吸い取り立ちんぼにするような男に、きっといい尻はいないだろう。
その証拠に、浮気者の尻も大した尻ではなかった。
数々の尻、否、男と浮き名を流したりしていないが、今確信してそう思う。
ちなみに軽度肥満かもしれないうちの夫の尻は最強に良い尻である。あんなにいい尻見た事ない、というのが本音。
付き合って初めて一緒に風呂に入った時に尻をつんつんして運命を感じた。
だからこうして一緒にいる。
きっとそうじゃないけど。
恋に悩める人間どもよ、とりあえず尻を観察し見定るのは良いかも知れぬ。
とりあえず尻を見ろ。モーツァルトは俺の尻をなめろと歌ったが、別にそんなことはしなくて良い。
俺の尻をなめろは思いの外いい曲だった。
しかもカノンだった。
まあ、日本語で言う、くたばれとか引っ込めとかクソ喰らえてきな意味らしいので、カノンという形式は実に的確!とおもったのでした。
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