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3月27日より導入されるSPOONの新機能についての考察
3月27日よりコラボ機能とキャスト保存機能が有料化される。
この情報がspoon運営より発表された2月28日から本稿を執筆している3月1日未明まで約2日だが、すでにXでは批判意見一色であり、これまでにない大炎上に発展しそうな不穏な気配が漂っている。
本稿ではタイトルの通り、この新たに施行される新機能の是非について考察をしていきたい。
まず2月28日にspoon運営から発表された情報の整理
Insomnia 2話
自動ドアの抜けた先には等間隔に扉が並んでいた。復温室、処置室、診察室、救急隊員待機室、霊安室と続く。どれも木製の扉にプレートが打ち付けられているだけで覗き窓がないため扉の向こうがどうなっているのかは分からない。なかにはプレートのない扉もある。それらを物珍しくて眺めていると、羽鳥さんが気づいて歩を緩めた。
「救急車の受け入れを一部ここで引き受けていたらしいね」
「一部、というと普段は別の場所で受け
かえる小説文学賞_残飯
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『雨』
雨は嫌いだ。私はいつから雨を嫌うようになったんだろう。かなりの雨女な私は雨とは切っても切れない縁でうんざりしている。
唯一、嫌いな雨でも雨音は好きだ。特に雨がやみかけているときの徐々に消えていく雨音が。
六月中旬、梅雨入りをして雨は強くなった。
田舎の山奥に住んでいるため雨が降りやすく、毎日が憂鬱で仕方がなかった。梅雨のせいか授業はほぼ雨関連の話や課
かえる小説文学賞_たぴちゃん
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『無題』
「みくー! 帰るよー!」
娘に向かって大きめの声を上げた。
真夏とはまだ言えないにしろ、日陰にでも行かなければこの日差しのなかにそう長くは立っていられない。
「まだ遊んでないよ」
娘は私のところまでは来たものの、帰ることを渋っている。
「滑り台、五回したら帰る約束でしょ?」
「だから、まだしてない」
そう言ってみくは、下唇を噛んだ。
それをみ
かえる小説文学賞_ねむむ
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「幸せ義務国家」
はじめに
「幸せ」しか許されない世界。
「幸せ」とは欺瞞である。「幸せ」なんて存在しない。もし、「幸せ」を感じるのならそれはあなたが「幸せ」を演じているだけだ。
ここは世界で最も幸福度の高い国。
国民は幸福に生きれば生きるほど裕福な暮らしを手に入れることが出来る。ここでは「幸福」こそが正義。幸福のために繰り返される死は正しい。
幸福度増進
かえる小説文学賞_おかゆの日
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「パパ活相手が宇宙人だったら」
「こんばんは。明日13時に会えるのを楽しみにしています。緊張しちゃいます!ところでお会いする前に確認しておきたいのですが、明日のデートでは、おいくらいただけますか? 先払いのみでお願いしていますが大丈夫でしょうか?」
きれいな色と形に整えられた爪先は淡いピンク色で年齢に似合わず大人びた印象を与える。
トボトボ歩きながらこのテンプレ
かえる小説文学賞_たけしゅん
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(無数の刺し傷と、ちゃんこ鍋…?)
遺体にはナイフで刺されたかのような傷跡と、煮え切ったちゃんこ鍋がいくつも並んでいた。
(おいどんはまた事件に巻き込まれたようでごわす)
ー遺体が見つかる三刻ほどまえー
「…ダメでごわす」
大量の整髪料を手に付け、髷を結う男が1人。
「髷とは奥が深いでごわすな!」
大関鳥子。力士界にその名を知らぬほど、大業を成し遂げた男だが今は
かえる小説文学賞_くせっけ
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遠くの街でのんびり過ごそう 25時に思い立って私は車のエンジンをか けた。 とにかく自分だけの時間が欲しい、折角の 休日にまで知り合いに会って要らぬ気を遣う など面倒くさいことを感じたくないと思った。
友達はいないが知り合いの多い私は常に誰か に気を遣って生活していて、そろそろ気が狂 いそうな予感がしていた。 車内には昼間の熱がずっと残っていてエア コンの生温