門屋 亮
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お問合せを減らすためにやったこと
小規模でWebサービスを運営していると、お問合せとどう向き合うがけっこう重要なポイントだったりします。実際に使用するお客様から、改善のヒントをいただけたり、思わぬ不具合に気づいたりします。え? こんな使い方してたのと驚かされることもあります。このように、お問合せはお客様から直接ご意見がいただける貴重な機会と捉えるべきです。
一方で、カスタマーサポートに費やすことのできる時間や人数は限られています
コードだけでは量れない重さ
難しいのはアイデアを思いつくことではなくて、それを正しく実現することだとよくいわれます。簡単に実現できるアイデアであれば、誰でも真似ができてしまいますから、優れた製品やサービスを提供したいなら、それなりに時間をかけて準備しないといけません。ひとりで作るWebサービスって、リリースするまでにどれくらいプログラムのコードを書かないといけないものでしょうか? ひとりで作る単純な機能のものなのだから、3ヶ
もっとみるどうやって顧客に届けるか
今回はどうやってサービスを売るかという話をしてみたいと思います。Webサービスなんかプレスリリース出してGoogleに気に入られそうなホームページ作ってネット広告ばんばん打てば楽勝だろうと思われるかもしれません。ちょっとマーケティングの本を読んでかじったことのある人なら、グロースハックといってなんか書かれているとおりにやれば自動的に売れていくような魔法のやり方があると信じている人もいるでしょう。か
もっとみるなぜひとりで始めるのか
わたしはクローバ PAGEというWebサービスを5年ほど運営していて、現在は収入の多くをこのサービスから得ています。開発、運用、マーケ、サポートなどほぼすべてひとりで行っています。ITで起業というと、資金調達して上場してみたいなキラキラした世界を想像するかもしれませんが、わたしは資金調達も借り入れもしたことがありませんし、今のところオフィスすら借りていません。おそらく初めて会う人は、わたしのことを
もっとみるプログラマーの矜持とサイボウズのリアクション機能のこと
2012年のことです。わたしたちのチームはサイボウズ Office バージョン9.1の開発に着手するところでした。サイボウズ Office は会社で使ったことがあるかもしれませんが、日本でシェア1位のグループウェアと呼ばれるソフトウェアで、当時で確か300万人くらいの利用者がいました。そのころのサイボウズ Office はクラウドサービスではなくて、会社のサーバーにインストールして使うタイプのソフ
もっとみる30分だけしか外出できない世界
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、時差出勤をしたりリモートワークをしたりする人が増えています。わたしはもう何年も在宅勤務のような状態なので、生活スタイルにほとんど変化はありません。ただJリーグの試合はないし、映画や美術館に行くのも少し躊躇してしまう状況なので仕事以外の楽しみはずいぶん減ってしまいました。あとついにティッシュペーパーが底をつきましたがコンビニには売っていませんでした。
この1ヶ
2020年を迎えるにあたって変化を感じたことをまとめたらやっぱりそういうことだった
毎年年末になると、今年なんか世の中が変わったことってあるかなーと考えてまとめてみたりしています。2018年はツイートだけでしたがこんな感じでした。
今年はこういう変化があった年だったなと自分なりに整理してみると、これから起こりそうなこともなんとなく予想できる気がします。例えば5年前に感じた変化はこういうものでした。ドライブレコーダーの普及率は当時5%程度だったのが、あのような事件もあり今年は50