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再読:マドモアゼルいくこの秘密のケーキづくり

復刊ドットコムでいちど復刊してさらに復刊待ち。

今のアラフィフくらいの世代の方々に「伝説」となっている、マドモアゼルいくこのお菓子本です。私はもう一回り下なので学生時代に接してはいないです、わかったさん世代。

でもお菓子レシピ探してると何度かいきあたる人なので復刊ドットコムの復刊狙って購入しました。
まだ一般人に「お菓子作り」が浸透する前、というかそのきっかけになった方のようです。プロの「製菓」はあっても、小中学生の「お菓子作り」は馴染みがなかった時代に、根性と創意工夫と美大出のイラスト力を用いて、製菓をお菓子作りに魔改造した女性です。家庭料理におけるカツ代みたいな存在。

古い本なので電子レンジは登場せず、バターのかわりのマーガリンも頻出します。あと絵と文章が、昭和の女感が、すごい。たまにちょっといらっとする。

長らくオーブンを所有していなかったので魚焼きグリルでお菓子を作っていたのですが、先日ついに導入しました。その流れで改めて本を引っ張り出し、作りたいものをいくつか見繕っています。

今までこの本で作ってよかったのは「黒糖カステラ(材料3つだけ)」、「満月ケーキ(プロセスチーズを使う)」、「ヨーグルトポムポム(なにかとレシピサイトで頻出する伝説レシピ)」など。
あと作るのたいへんそうなのでやってないんですが、この本のドゥーサワークーヘンってどう見てもたまについったーでバズってる上野の喫茶店のチーズケーキなんですよね、二層式の…

一度食べたこともあるので自分でもレシピ使って「やっぱあれじゃん」と確信したい。

ところで自宅でお菓子を焼く際は「あればあるだけ食う」のでレシピの半分の量で作ってます。型はセリアの小型タイプを探してくるとちょうどいいです。

今回作ったのは「善悪ケーキ」。ヨーグルトポムポムに近い、ベーキングパウダーを使わず卵多めで天板を使って焼くことにより固めのプリンとか固形のカスタードプリンとかみたいな雰囲気になったスポンジにブランデーシロップをしみこませ、あんずジャムを塗ってチョコをかけるケーキです。

「どんなに食いしん坊さんでも一週間、せめて4日は置いて」と書かれており、まじか……? わたしはパウンドケーキ一本だって1日で食い尽くすぞ……? ってなってたんですが、がんばって……がんばって数日置きます……


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