プラモ塗装にはまった時期のあるオタクが見つけたメイクの気づきの覚書
個人的な覚書です。
ファンデの上からシャドウやハイライトを入れないと、みたいな理由
ファンデーション塗ったあとでハイライトやシャドウ入れる意味わからなかったけども(だって顔はそのまま立体物としてそこにあるのに)、フィギュアの髪に影グラデやハイライト入れないとのっぺりして「存在感」が無くなる、立体なのに絵っぽくなるのと同じことなんだなと気づいた
どうしてファンデーション塗ったあとはのっぺりするかというと塗料としての「不透明絵の具」だからだということだろうな
ファンデの下にコントロールカラーとか入れないと、な理由
プラモは素材そのままだと「プラスチック」にしか見えないが、これは人間の目が光の反射率とその透過率で「軽そうなもの」と判断しているらしい
そのため真っ黒な下地を吹き付け、その上に任意の色を塗装すると光の透過がなくなって金属っぽい「重そうなもの」の存在感が出る
フィギュアでは肌色を塗る前の下地塗装でマゼンタや蛍光オレンジで塗りつぶし、その上から肌色を塗装することで下地がうっすら透けた質感になり、これが肌色だけ塗る場合よりも色合いに深みが出る、という技法がある
膝の上とか静脈とかもわかりやすい仕込みかた
メイクのチーク仕込みもおなじ
ただフィギュアとちがって人間の肌の上だとRGB混色が発生してるっぽい、不思議
マスカラを塗る理由
まつ毛自体を液体で太らせて濃くするためかな?と思ってたけどそれだけでもないっぽい(そういう効果もある)
マスカラ前にビューラーでカールを作るわけだけど、このカール作った状態にマスカラという糊を貼り付け、乾かす、これにより「カーブ状の糊」が瞼を覆うことになりカールをキープするらしい
風船に半紙はりつけて乾いたあとに風船を割って球形の張り子を作るのと同じ原理
であれば「マスカラ下地」の意味も理解できる。黒い塗料が入ると脆くなるから、しっかり固くなる透明糊での固定が必要ということ
黒パーツは割れやすい、というのはモデラーの常識
アイメイクまわり
アイラインは本当の目尻の延長ではなく「こうあれ」と思ったまぶたの幅で描く、目尻側1/3くらいから離陸するかんじ
そのアイラインにあわせてアイシャドウを塗り「私のまぶたはこの幅ですが? という顔をする
上瞼だけ広いとバランスがとれないので下瞼もその幅で影を作る
目頭にラメ入れるのは目頭の印象をぼかして「元からここの幅、広いですが? みたいな錯覚を狙っている?のかな?(わからん)
アイライナーは、ビューラーでまつ毛かっぴらくと粘膜がわりと見えるのでそこを埋めてふちどるくらいがよさげ
シャドウはドール系の絵をみたほうが「わかる」
アイライナーがじわっとにじんでいるようなかんじにまぶたふちの締め色を広げるといいっぽい
その他
「私はもともとこの顔ですがなにか?」という気持ちで手を動かすとけっこう進捗を感じられる。もともと眉尻が濃いし頬はこういう血色だしまつ毛はあがってるしまぶたはカーキ色でラメが湧いている。
ながらく「私はもともとこの顔ですが」という意識が持てずに「なんか全然いいと思えないけどこういう顔にならなきゃいけないらしい」というもやもやしたあれで手を動かしてたので、この「生まれつきこの顔ですが」と、盛るのではなく、修復すると思いながらやるといいみたい。あるべき姿にしてるだけ。
腕を生やすのではなく義手の習熟度を上げる的な?
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