見出し画像

回収のターンに入っている:小説版魔導物語をまとめて買った

買いました。
なんか突然シェアル(かつて存在したコンパイルという企業が制作したゲーム「魔導物語」シリーズの登場人物、シェゾ・ウィグイィとアルル・ナジャのカップリング)熱がぐわっときて……

とはいえ私は上記の「魔導物語」シリーズは一作もやってなくて、そのスピンオフ作品である「ぷよぷよ」「ぷよぷよ通」「ぷよぷよSUN」くらいしか触ってないんですが。

でもADSL時代のインターネットでシェアルは浴びるほど読んでたんですよね。いいですよねシェアル。

で、先日「履修しよう」と思い立ち、まずは小説版全巻をメルカリで捜索、入手しました。近年、ゲーム版もぜんぶパックが発売されたので小説読み終わったらそちらも追います。

ゲームの魔導物語およびぷよぷよ、そして小説版の関係にはいろんな歴史があるのですが本稿ではそれは置いておいて。

私は昨年秋から「銀河英雄伝説」も読み進めてます。今9巻。
で、この銀英伝やら魔導物語やら追いかけながら「拾い損ねた宝箱がある通過済みダンジョンへ回収にいくターンに入ってるなあ」という気持ちでいます。

新しい作品に触れることは必要だし最新コンテンツをちゃんと楽しめているとそういう自分に安心します。BARステラアビスはいいぞ。そしてその安心も欲しくて新しいコンテンツに触れているともいえます。
(ちょっと話脱線しますけどブレイバーンってそういう意味での新作にカウントしていいんですかね? いや発表は完全に2024年ですけどあれは新しい感覚のコンテンツといっていいのか迷う)

ただこの「新しいものを楽しめてるから大丈夫」だけに縋っているとビジネス書を100冊読んで読書家を名乗ってるような危うさも含んでしまうような気がしてて、じゃあどうするかっていうとおとなしく自分が10代20代だったころに流行していた、なんだかんだいって結局肌に合う作品を愛して、そこを「軸」としたうえで新しいもの「も」楽しむ、というのが中年の安定したコンテンツサーフィン術なのかもしれないなと思っています。
新しいものばかり追いかけてる中年にはどこか不安からくる空虚さを感じなくもない。いや稀に本当に感性が常に最新にチューンされてる人もいるんでしょうけど。

で、まあ、シェアルに戻るんですけど。
昔からシェアルすごい好きだったんですけど、ぷよの短い漫才デモ(そういう用語があるんですよ)とコミックアンソロジーなど、あとちょっとだけ当時読んでた小説でしか「原作」接種してないという「取り損ねた宝箱」の感覚をずーーーと持ってたので(昔はゲームギアとかwinゲームとかメガドラとか所持できなかったので)、まあ今からのんびり追うか、という気持ちになってるということです。
そうしてるうちにふとぶつかった新しい世代の作品のことも好きになっていけたらいいなあ。
新しいダンジョンにやみくもに突撃するんじゃなくていったことあるダンジョンのマップ率上げて、そのうちにいきあったおもしろげなダンジョンに気が向いたらもぐる、そういう過ごし方。

なんか昭和歌謡ばかりかかるスナックとか居酒屋に親世代が感じる「よさ」ってそういうことなんだろうなあ。結局なあ。

ところで「魔導物語」は1、2、3まで出てて、この夏に20年の時を経て4が出るらしいんですが……どうなるんでしょうね。

サポートいただいたお金は本代になります! たのしい本いっぱいよむぞ