見出し画像

君雨に眠る|詩


君雨きみさめに眠る」

やわらかく延々と降りつづく
優しい雨が好きだった
其はゆっくりと種を蒔いていく
君の温もりに似てるから

じきに雨はあがり虹が遊ぶ
無邪気に足もと転がって
水たまりには恋文を映すだろう

窓の外では白い街
爪のさきまで濡れてゆく
そんな雨のような君が
静かにいつまでも降り続いてた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?