見出し画像

鈍色の空に、|詩


鈍色にぶいろの空に、」

彩なき空に描かれた虹に
時おり綯交ないまじる鈍色の砂の海

風、吹けば
ゆらり流れて拡がる紋様に
星読みたちはその瞳を伏せた

憎しみを棄てても
尚、
消えることのない哀しみは
どんな色ならば
赦されると言うのだろう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?