見出し画像

何処へでも行ける|詩


「何処へでも行ける」

行き場を失った夜更けの風

空はあんなにも広いのに
この壁なければ飛べるのに

睨みつけた其れは言う
お前が勝手に此処へきた
いつだって壁は壁でしかない

吹き溜まり、迷い風
動けぬ壁を恨むは筋違い
くすり笑うて広き空を仰ぐ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?