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曲者んじゃねぇよ、サンタだよ!|散文

ジングルベル、ジングルベル。

はたしてサンタクロースというものは
この世に存在しているのだろうか……

と、毎年この季節がやってくると
何処からともなく浮上するお決まり疑惑
そんな大袈裟な?
そう、大袈裟にしたくなる僕は……

なにを隠そう、
宇宙人は実在している! 派なのです

……と、いうことは。
さぁ、どういうことだと思います?

我が家の親は現実を突きつける派だった
いかん、いかんよそんなことじゃ……
だってあまりにも悲しすぎるではないか

僕は、毎年サンタクロースに会っていた
妹が寝静まるのをひたすら待ってるとき
それはそれは、わくわく感は半端なく

何処にどうプレゼントを置きましょうや
見つけた瞬間の妹の喜ぶ顔を想像しては
そりゃあもう気持ちは恋人でしょうもん

例えば相手が妹ではないとしても、だ
僕は全力でそのわくわくを堪能するのさ

小学校のころだったか……
妹が泣きながら学校から帰ってきたんだ
お姉ちゃん、サンタは居るよね……って

どうやら、クラスで派閥に別れもっての
大喧嘩という大事件になったらしい
ちなみに、僕は
宇宙人に扮したことはただの一度もない

……さぁ、どう捉える?

ジングルベル、ジングルベル。
サンタは確かに存在しているんだよ
色々な想いを抱かせるサンタが……

今年も、ほら……君のすぐそばで
君の笑顔を想像しながら暮らしている

今年は、何処で誰がどんな想いで
サンタクロースに会うんだろうね……。

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