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10月11日(水)|日記本の到達点

朝からマンガ『シャングリラ・フロンティア』を読む。

ゲーマーの主人公がVRゲームをプレイしていくマンガ。面白くて1巻から11巻を一気読み。
こういったゲーム物は物語が進むにつれて「実はゲーム世界が実在する異世界に繋がっていました」みたいになるのだが、『シャングリラ・フロンティア』はそんなことがなく。
主人公がただただゲームを楽しむ様子が好ましい。

マンガを読み終えて腹が減った。
最近ハマってる汁なし担々麺が食べたくなったので、自転車で30分かけて行く。
味濃いめで山椒が効いててクセになる味。
一口食べた瞬間に、30分かけても来てよかったと思う。
遠いけど、店の存続のためにも通ってお金を落としたい。

その後は自転車で腹ごなしがてら本屋巡り。
新刊書店と古本屋を一軒ずつ。
特に収穫なし。見るだけでも楽しい。
小さい古本屋は何も買わずに店を出るのは失礼かと思い、出る瞬間は緊張するのだが、なんとか手ぶらで出れた。
何も買ってないのに「ありがとうございました」と言われ、安心やら罪悪感やら。

家に帰ってからは植本一子の『降伏の記録』を読む。

植本さんの日記本は『かなわない』『家族最後の日』と続いて3冊目。
どれも分厚いのだが、読み始めたらずっと読んでしまう引力がある。
この本は癌になった夫と2人のこどもたちとの日常が延々と書いてあるのだが、植本さんの胸中の吐露がすごい。
「ここまで書くか」というほど自分の気持ちを隠さず書いている。
終わりにタイトルにもなっている「降伏の記録」という章があるのだが、圧巻。
文章が生きているように感じた。
日記本の一つの到達点を見たようだ。

この日記noteを始めたのも『降伏の記録』に影響された部分がある。
私の週末(水、木)の本についての活動を書いていく予定であるが、どこまで続くかわからない。
続かなかったらそれはそれで。

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