今週の相場結果と来週(5月第2週)の見方

まずは、令和6年4月26日(金)の引け後の数値です。
週足ボリンジャーバンドだけは、来週の予想値を記載しています。
 
日経平均  38,236.1円
TOPIX 2,728.53ポイント
 
20日移動平均ボリンジャーバンド
+2σ   40,246.43円
+1σ   39,402.64円
基準線   38,558.85円
-1σ   37,715.07円
-2σ   36,871.28円
 
20週移動平均ボリンジャーバンド
+2σ   42,050円
+1σ   39,900円
基準線   37,700円
-1σ   35,550円
-2σ   33,450円
※来週の予想値
 
25日移動平均騰落レシオ 93.7%
12日移動平均RSI   41.1%
12日移動平均乖離率   0.73%
 
今週の日経平均は、38,312円から始まり、38,236円で終わっているので、△76円という若干の下落という動きでした。
 
まず、日足ボリンジャーバンドの基準線は、先週に引き続いて下向き動いていますが、その角度は緩くなってきています
日足ボリンジャーバンド自体は、まだ収縮の動きが明確にはなっていないことから、暫く今の動きが続きそうです。
そして日経平均は、日足+1σを上抜けたものの、基準線に抑えられた形になっています。
この状況は、二番底を探る動きになる確率が高いと思われます。
 
次に週足ボリンジャーバンドは、まだ右肩上がりの状況が続いています。
しかし、週足ボリンジャーバンド自体は、急速に収縮の動きになっているので、トレンド転換の動きの確率が高まっています。
また、+1σを回復出来ていないことから、こちらでもトレンド転換の可能性が高まっています。
 
今週は週初から反発の動きでしたが、予想通り自律反発の域を出なかったようです。
ただ好材料と言えるのは、3日とも陽線で引けていることです。
安く始まって場中に買われるという動きが続いているので、週明けに期待が持てそうな動きです。
 
さて、この週末の米国市場ですが、ダウ、ナスダック共に2連騰という結果で返ってきています。
4月雇用統計が労働市場の逼迫緩和を示唆したために、年内の利下げ期待が再燃したことにより大きく買われました。
ただ、ダウが2日間で1,000ドル近く上昇したものの、シカゴCME日経平均は+170円の38,360円程度にとどまっています。
ドル円が152円まで上昇してきていることが、原因です。
 
週明けの日本市場は、5月6日(月)は「振替休日」で休場です。
シカゴCME日経平均先物にサヤ寄せする形で高く始まったことでしょう。
しかしながら、実際は休場であり、今晩の米国市場の動きの影響も受けます。
寄り付きは、再び今晩の米国次第というところでしょう。
 
上昇トレンド復活を期待するなら、少なくとも日足+1σの39,400円の奪還が必要ですが、今のエネルギーでは無理そうです。
ただ、週足基準線を維持しているなら、期間調整後に期待が持てます。
 
一方、週足基準線が37,700円まで上昇して来ることから、下値余地が大きく削られることになります。
急反落の動きになり、基準線を下抜けると、週足でも反落の動きが明確になってしまい、5月中の反騰は見込めなくなるでしょう。
特に、今週末はプチSQであることから、8日(水)、9日(木)あたりは注意をした方が良さそうです。
 
個人的には、売買するタイミングでは無いと考えています。
売りたいものは既に利確しているはずであり、買いたいものはまだ下がりきっていない状況だと思われるからです。
急騰、急落があれば、それに応じた対処が必要ですが、基本は見てるだけの相場になりそうです。

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