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第1篇 株式投資

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記事一覧

第60回 会社四季報

㈱東洋経済新報社の「会社四季報」は、投資家にとっての教科書と言って良いシロモノです。
以前は、㈱日本経済新聞社も「日経会社情報」という季刊誌を出していたのですが、2017年春で休刊になっています。
ですから、今や四季報と言えば、㈱東洋経済新報社の「会社四季報」だけという状況になっています。

さて、この四季報ですが、季刊誌ですから、新春号、春号、夏号、秋号があります。
新春号ではなく、冬号にすれば

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第59回 風が吹けば桶屋が儲かる

投資家に必要なものは、「風が吹けば桶屋が儲かる」という発想です。

風が吹けば、どうして桶屋が儲かるのか・・・・・・。

風が吹けば、道に捨てられたかまどの灰が舞い上がります。
かまどの灰は水分を含むとアルカリ性になり、石灰と同じように目に入ると失明する恐れがあります。
そこで運悪く失明すると、普通の仕事は出来なくなるので、盲人に許された琵琶や三味線を弾いて生計を立てなければならなくなります。

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第57回 短期投資はトレンドに沿うこと

これからの来る「少子高齢化」という災害級の悪材料に対して、国は為す術がありません。
だから我々は、自分自身を自分で守らなければならず、その為には、「狡兎三窟」の考え方が重要ということです。
このことは、何も人生という大きな命題に限ったものではありません。
例えば、短期投資一つとっても、一点張りではなく、三点張りの方が安全なわけです。

因みに、これは分散投資を勧めている訳ではありません。
勧めてい

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第57回 狡兎三窟(ウサギの三窟)

自分の身は、自分で守る。
既に有名無実化してきた退職制度と年金制度の中で、いかに家族に不自由させず、豊かに生活するかは、自分の両肩にかかってきたということです。
国や会社は、当てになりません。
そこで、そのための手法として、「狡兎三窟」の考え方を学べばよいと思います。

「狡兎三窟」は、諸子百家の中の縦横家の教書である「戦国策」の中の「斉策」にある一話です。
「狡兎」は「狡賢いウサギ」、「三窟」は

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第56回 将来の更なる円安への対策

円安の原因は、日本人の生産性が低いことです。
それなら生産性を上げれば良いだけの話なのですが、そう簡単には実行できません。
あなたの会社を見てください。
日々、生産性の向上を考えて、会社が一丸となって動いているでしょうか!?
社員も、一人ひとり生産性の向上を意識して業務に従事しているでしょうか!?

何度も書きますが、生産性の向上とは、タスクの整理です。
タスクを整理して減らすことが必要であり、そ

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第55回 令和6年前半戦もあと少し

みなさんこんにちは、yorozunoです。
とうとう6月になり、今月で前半戦が終了になります。
皆さんの成績はいかがでしょうか!?

今年前半は、NVDAが買われたことで、半導体関連株がツレ高しました。
その結果、日経平均もバブル時の最高値である38,915円87銭を上回る41,087円75銭まで買われました。
昨年末の時点では、今年の高値は36,000円程度、バブル時の最高値に迫れば御の字と予想

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今週の相場結果と来週(6月第1週)の見方

まずは、令和6年5月31日(金)の引け後の数値です。
週足ボリンジャーバンドだけは、来週の予想値を記載しています。

日経平均  38,487.90円
TOPIX 2,772.49ポイント

20日移動平均ボリンジャーバンド
+2σ   39,257.13円
+1σ   38,914.64円
基準線   38,572.14円
-1σ   38,229.65円
-2σ   37,887.16円

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第54回 超短期投資で意識する指標

超短期で意識する指標は、常識的には為替です。
ドル円が大きく振れれば、輸出入企業に大きな影響が出ます。
円安になれば輸出関連企業に買いが入りますし、円高になれば輸入関連企業に買いが入ります。
ただ、どれだけの値幅があれば動くのかと言えば、これはケースバイケースとなってしまいます。
円高基調の中、想定外の円安の動きとなれば、株価も反応するでしょう。
ところが円安基調の中で、多少想定外の更なる円安の動

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第53回 株価を意識した投資

前回、株価を意識しない投資を書きました。

- いやいや、オレは株価を意識したい!! -

そう考える投資家の方も多いでしょう。
ですから今回は、株価を意識する投資の手法を紹介したいと思います。

株価を意識する投資は、基本的にチャートを使います。
ただ、「材料はチャートを破る」という慣用句があるように、チャートは材料に弱いです。
強力な下値支持線も、新型コロナという悪材料一発で、有名無実のものに

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第52回 値下がりした株価

一か月に1回しか株価を見ない・・・・・。
これで本当に大丈夫なのかと思う人が大半でしょう。
これで良いんです、株価なんかは、単なる事実の結果に過ぎないのですから・・・・。

まず、笑い話のような有名な逸話をお話ししましょう。
ある証券会社が、儲かっている口座の持ち主を調べました。
すると、その儲けている投資家の大部分の人たちの間には、一つの共通点がありました。
その共通点は、既に亡くなっていた、つ

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第51回 株価を見るタイミング

前回、得てはならない利益について説明しました。
皆さんは、理解して頂けたでしょうか!?
今回はその続きで、「得てはならない情報」というものもあるということを説明します。

情報というものは、「少ない」より、「多い」方が良いと、誰もが考えています。
今年元旦に発生した能登地震の被災地でも情報弱者が生まれて、支援をなかなか受け取れないという人たちが出てしまいました。
だから、広く情報を伝えることが必要

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第50回 得て良い利益と得てはならない利益

江戸幕府の京都所司代という役職は、元々は幕閣の老中より上席として置かれていました。
江戸で政治をするより、京都で天皇や公家を監視する方が、はるかに困難だと考えられていたからです。
その京都所司代に就任したのが、板倉勝重という人物です。
最初は家康のお膝元である駿府奉行から始まっているのですが、去年の大河ドラマ「どうする家康」には出てきていません。
それくらい、地味ぃぃぃぃな武将です。
しかし、家康

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第49回 価値が明確なもの

前回は、価値が無いものとしてビットコインの説明をしました。
今回は、逆に価値が明確なものについて説明したいと思います。
前回と比較した方が分かりやすいので、今回は米ドルを例に説明したいと思います。
日本円から見て価値が明確なのは米ドル、逆に米ドルから見て明確なのは日本円ということです。

まず、円もドルも共通して言えることは、通貨だということです。
通貨とは、流通貨幣の略称で、決済のための価値交換

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今週の相場結果と来週(5月第5週)の見方

まずは、令和6年5月24日(金)の引け後の数値です。
週足ボリンジャーバンドだけは、来週の予想値を記載しています。

日経平均  38,646.11円
TOPIX 2,742.54ポイント

20日移動平均ボリンジャーバンド
+2σ   39,253.96円
+1σ   38,859.27円
基準線   38,464.58円
-1σ   38,069.89円
-2σ   37,675.20円

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