かぼす

2018年5月から公文の書写教室に通い始めました。2019年6月からは日本武道館の競書…

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2018年5月から公文の書写教室に通い始めました。2019年6月からは日本武道館の競書誌『書写書道』で競書を始めました。 憧れているのは「学校の先生っぽい字」 書写を通じて文字の歴史や日本語表記について考えるのが好き。 老眼と闘いながら、がんばって字を書いています。

最近の記事

クイズ どっちがきれいな字? 右上はらい

きれいな字になる新聞 6号 「氏」の2画目、「衣」の4画目は「はね」ではなく、「右上はらい」です。「レ」のように長くはらいましょう! 「はね」で書いてるなら、まだマシ。はねてすらいない子が多いんだよね〜。

    • クイズ どっちがきれいな字 左はらいと横画の長さ

      私もずっとAのように書いていました。 「がんだれ」「まだれ」など、横画と左はらいがあったら、横画から書く字が多いですよね。横画を書いてから、その横画にくっつけたり、クロスさせたりして書いたほうが安心感があります。左はらいから書くのは、なんとなく不安な気持ちになりますね。 でも、まあ、「慣れ」の問題なので、がんばりましょう。 高校時代の彼氏が硬筆を習っていた人で、「右っていう字は左はらいから先に書くんだよ。形もこうだよ」と言っていたのに、当時の私は「そんなのどうでもいいじ

      • 字は練習できれいになるのか⁈

        四年前から硬筆を習い始めました。 最近、履歴書を書く機会があったのですが、出すたびに「きれいな字ですね」と褒められました。私にそんな日が来るとは! 「字がきれい」って、生まれつきとか才能だと思っていました。もしかしたら、そういうのもあるかもしれないけど、練習でも上手くなるんだなぁと実感しています。 「筋トレすると筋力が上がる」「ウォーキングすると痩せる」「練習すると字が上手くなる」 そういうの、自分自身で実験してみるの、けっこう好きです。

        • クイズ どっちがきれいな字 折れの方向②

          横長の四角形の字の縦画は内側に折れて台形にします。 明朝体だと長方形になってしまうので、明朝体ばかりを見慣れている人だと、台形に書く意識があまりないかもしれませんね。 「白」の「日」部分は、実は横長の四角形なのです。それも皆さん、あまり知りませんよね。私も硬筆を習うまで知りませんでした。 でも、同じ「白」が入っていても、「百」になると、「日」の部分は縦長になるので、縦長長方形に書きます。また、「的」になると、やはり縦長になるので、縦長長方形に書きます。 下が閉じていな

        クイズ どっちがきれいな字? 右上はらい

          クイズ どっちがきれいな字 折れの方向①

          クイズ どっちがきれいな字 折れの方向①

          なぜ「はらい」じゃなくて「とめ」なの?

          「奏」の最終画をトメにしないとバツだよ、という先生もいるけど、正誤の問題というよりは美意識の問題だよな〜と思ったので、書きました。 その採点基準でもいいけど、理由を知っていて欲しいなと思います。

          なぜ「はらい」じゃなくて「とめ」なの?

          文字のない世界

          こんにちは。かぼすです。 枯れ木も山の賑わい、とばかりに、とりあえず過去の文章でタイムライン?を埋めます。 ↓ 韓国ドラマに「根の深い木」というドラマがある。ハンソッキュ演じる世宗大王は、李氏朝鮮のハングルを作った王である。ドラマは王がハングルを作るのに、ものすごく苦労するという話。朝鮮語の体系に合う文字を発明するのにも苦労してるけど、中国の機嫌を損ねないように、とか、とにかく官僚たちの反発がものすごい。 エリートというのは、庶民が知らないことを知ってる自分、というのに

          文字のない世界

          極細カラーペンがなかったからカタカナができた?

          こんにちは。 大晦日で余裕があるので、どんどん過去の文章を投稿。 ↓ 山口仲美『日本語の歴史』という岩波新書が、私にはとても興味深いので、ときどき読み返す。今回は、自分が字を習い始めたから、文字の歴史、日本人が漢字と出会い、どのように使って行ったのかに特に注目して読んだ。 あらためて面白いのがカタカナの発生。 日本人は奈良時代から漢文を訓読して理解してたらしい。平安時代に入って漢文の余白に返り点や助詞や送り仮名などを小さく書くようになった。わざわざ新しい紙に訳文

          極細カラーペンがなかったからカタカナができた?

          「わかりみ」について

          こんにちは。かぼすです。 大晦日の昼は一昨年ついた餅を食べます。 冷凍庫でまる1年眠ってたヤツです。 2018年の年末にFacebookに書いた「今年出会った興味深い日本語」の②も置いておきます。 ↓ 今年出会った興味深い日本語② わかりみ 今年、ツイッターで「わかりみしかない」という表現を知りました。「すごくよくわかる。共感する」という意味なんでしょうね。こちらはリアルで言ってる人にはまだ会ってない。 この「◯◯み」というのは、去年の「JC•JK流行語大賞」らしい

          「わかりみ」について

          「なんなら」について

          こんにちは。かぼすです。 大晦日ですね! 2018年の年末にFacebookに書いた「今年出会った興味深い日本語」の① せっかくだから、ここにも置いておきます。 ネットでここ最近、「なんなら」の使い方が変な人がいるなあと思っていたんだけど、わかっていてあえて間違えて使うネット用語なのかと思っていました。 でも、真面目そうな人が書いている相談の文で「私は極度な方向音痴で初めて行く場所では必ず迷います。なんなら、よく通る道で迷うこともあります。」とあって、ものすごく違和感を

          「なんなら」について

          左はらいの四系統について

          こんにちは。かぼすです。 と、挨拶は敬体で書いてみたけど、「ですます」で文章を書くのは苦手なので、今後も挨拶以外は常体で書くと思う。でも、皆さんに話しかけるような文でときどき「ですます」が混ざる。ご容赦ください。 美文字は理屈 記念すべきnoteの初投稿、何を書こうかと思ったけど、理屈っぽい私らしく、美文字の理屈みたいなことを書こうと思う。 書写を始める前、いわゆる美文字っていうものは、センスだと思ってた。 だけど、公文の書写のテキストはとにかく理屈。理屈が染み込むま

          左はらいの四系統について