ゆかり(kabocya)

こちらは移動図書&研究自由(形)のアトリエです。「天宙都市」小説をはじめオリジ…

ゆかり(kabocya)

こちらは移動図書&研究自由(形)のアトリエです。「天宙都市」小説をはじめオリジナルタグ31品、約67,000回インプレッション。出逢ってくださり感謝です。自身のXはこちら→https://twitter.com/Kabocya8kabocyA

マガジン

  • 紅女(不定期な試運転です)

    紅をテーマにした、和風ファンタジー小説です。 試作段階の小説ですが、見守っていただけますと幸いです。

最近の記事

反乱軍A +

poemサイド 月の光 指し示す 時 月の熱 道照らす 時 金鵄に八咫烏は 砕かれた 月に住まう 鵠(クグヒ)の羽根を 知る者よ 神使の羽根と 知る者よ これより先 進むべからず この先 神使者禁猟区 何を願い 何を歌うか イカロスの 声をもつ 旅人よ 〆 …っくれる! うちの四駆ギリギリなんだ、そこ! どいてくれるかな、悪いけど。 ・ ・ ・ SS(ショートストーリー)サイド ・ …いや、さっきはごめんね。 この通りはミラー畳んでも

    • 反乱軍A

      エピローグ(poem) 汚いは悪きこと に 正しさはあるか 美しきことは善 と 偽りはないのか まなこに映る天地の 姿 心に映る陰陽の面影 も 五感の背を比べることに 志 想いの丈を比べることは 猫もしゃくしも 空に有り 感受作用に表象作用まで 意思作用に認識作用まで 虚しき時も また 空しき とき 〆 ・ ・ ・ poem・SS (ショートストーリー) poemサイド 知らなかった 雨が 降らない 街だなんて 空気がこもる セピア色をして

      • 人間の野生化

        poem・一行詩 イジメ界 悪口に影口は時にクラクションとして街には轟いて自然には霞んでいく警鐘の色 〆 あとがき… イジメ・影口・悪口は私達の国・都道府県・市区町村・社会・生活区間などにおいて、人類が発達に発展していくなかで、それぞれの傷跡や足枷として今もなお懸念されるべき事柄だと自身は捉えています。 今回は上記の自身の一行詩から派生しまして、イジメ・影口・悪口のメカニズムについて自身の主観ではありますが探っていきたいと思います。 ※以下文章におきまして"イジメ・

        • kabocya畑・AI &人工知能

          AI・人工知能編 今回は他の場所にて投稿をしました、AIに人工知能をテーマとした自身のpoem(詩)・一行詩を幾つか載せてみようと思います。 "作用" 不規則 かつ 不透明 な 音 道筋に矛先は 唯一無二なら サーモグラフィ に AIにおいても 再現度はまばらで 即興形の自然の 色や 生命体の無限の 数も 不確か だから 熱のない モノに 色のない モノは 恣意的で 音は音色の 情熱は冷静 冷静は情熱 の その中に 〆 ※一例※ 酸素+窒素+ヘ

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        • 紅女(不定期な試運転です)
          3本

        記事

          kabocya畑・雨

          雨編 今回は他の場所にて投稿をしました、雨と関わり多い自身のpoem(詩)・一行詩を幾つか載せてみようと思います。 poem(詩) "傘" 胸のフィルム を 右に回す 夜 雨粒に溶ける 君の声が 淡い 二人の薫りが マーブル色の まま 僕達の歩幅は チグハグ に 届きそうな 距離は 空いたまま ・ もっと 近づきたい もっと 知りたくて ・ 傘 置いてきた 雨宿り 影は二つ 重なる 肩と 僕らの 熱 朧月 東風に滴る 雨の音 〆 "

          kabocya畑

          心理編 今回は他の場所にて投稿をしました、心理描写が多い自身のpoem(詩)・一行詩を幾つか載せてみようと思います。 poem(詩) "手紙" したためる 筆 贈る文字は 人を映し 相手へと包む 言の葉に宿る は 人の 想い 灯る墨 に 僅かな時 を 己を溶かし 灯す 胸 掌囲うは 陽だまり の 熱 〆 "心委員会" 大切なモノ に 大事なもの は 左手 過去に並べた 立心偏の 想い棚 に 脳内記憶 と 胸の思い出 その狭間 で

          千と千尋の神隠しの偏見的個人の仮説“ややネタバレ”

          はじめに こちらの投稿はあくまでも、私個人の仮説世界であり偏見的なただの推測です。 こちらを前提におきまして、綴らせていただけましたら幸いです。 それでは 以下から個人的な仮説世界です。 • 仮説① 息を止めて橋を渡った理由は息をしている=生きている者によりゲームオーバー。 回避するためには息を止める必要があったのかと考えられます。 主人公の女の子一人は湯屋でおにぎり等を食べても仕事ををしていたから善良の魂として、暮らせたのかなと自身は思っています。 御両親達が

          千と千尋の神隠しの偏見的個人の仮説“ややネタバレ”

          星に願いが届くとき

          ・ 〜 poem サイド 〜 ・ 不確かな過去と 不透明な未来を 繋いだ今 つぎはぎで 曖昧な思い出を こよるとき 想い人を 胸に映しては 面影に触れ 記憶をなぞる いまを話せなくても いまを歩めなくても 瞼を隔てた先に 出逢えると信じて 願いをひとつ 流星群にのせた 新月の 夜 ・ end by kabocya 〜 SS(ショートストーリー) 〜 ・ 首元をくすぐる夜風に、君の襟足が揺れて応えてる。 浮ついた相槌を誤魔化すように腕時計ま

          星に願いが届くとき

          言付け : B side

          ・ ※こちらは"言付けA side "の続きです※ ・ B 〜 poemサイド 〜 雨風に飛ばされそうな 郵便受け ネジ締めなおして 顔を見上げれば ありがとうって 言うんだよ 職場の移動が 春に決まってさ 配達員がお礼に 直接手紙を渡したら 笑われるかな でも笑ってくれたら それでいい 近づく足音に 来る日に備えた胸を 正す けど 文字がとくんと 脈を打つ ・ end by kabocya ・ ※こちらは"言付けA side "の続

          言付け : A side

          ・ 〜 poemサイド 〜 郵便受けが 軋むようになって 配達員さんも 見かねてね 待っててください そう言い残して 工具を一本持って 肩を上下 させてくれてね しだいに呼び名が 苗字から 名前になったと思ったら 苗字と 名前が混じるようになった 今も 工具を持って来てくれる けど お礼が言えなくなる 寂しいことね ・ end by kabocya 〜 SS (ショートストーリー) 〜 ・ 日中は雨風が強くて慌ただしい日だったけれど、トタン屋

          妖の舌

          ・ 〜 poemサイド 〜 虹の尾っぽ 引き摺りの衣 単衣に靡く時 引き潮に裾元浸し 洗うひと 遊女の息は 色もなく 海霧に溶け 寄せる波を合図に 声を掛けても 横ずっぽうは 一文字 黙りをきめた 擦れた口元を 指の腹で 拭ってやれば ひとつにふたつの 分かれ道 覗かせる舌先 辿ってみれば 艶めくは 蛇女(じゃじょ)の 鱗 かたわれ時に 透かした 妖(あやかし)の 色 ・ end by kabocya ・ 〜 SS (ショートストーリー)

          CLOSED

          〜 poemサイド 〜 ・ 冬の背を送る 春の訪れ 飲み口を拭った 親指は染まる 茶托は一枚 待ち人を探し 似た香りに 想いは揺れる 薬指に結んだ 紅色の約束も 果たされぬまま 淡く解けては 薄れゆく ささくれた胸 波打つ想いを 拭う指先 紅いは透ける 長いまばたき 馳せた恋は 紅の色 ・ end by kabocya 〜 SS(ショートストーリー) 〜 ・ 平日と変わらず朝六時に起きてまずは、猫のポーズ。 実家の飼い猫が行ったり来たり

          九尾の末裔

          ・ 〜 poemサイド 〜 玄翁眠る 金剛石に似た霜柱覆う 北の国 国一つ滅びるとき 国三つは息絶える 朔風払葉 夜もふける頃 北狐運ぶ狐火は一つ 国境を越えれば 黒南風から白南風の 荒南風纏う氷柱は 滴る 色静かな氷河期に 淡い彩り紅き声 狐火の熱揺れるとき 九尾象る神獣の影 凍る国にきく 東風の 色 end by kabocya ・ 〜  SS(ショートストーリー) 〜 ・ 方角は南に位置する我ら火の国は、東に位置する青く息吹く樹の

          キャバレーの朝

          ・ 〜 poem サイド 〜 パサージュを二つ目 ブリュレ色の風見鶏まで 風に吹かれるまま 追い風流されるまま SSまで息をタップした フリンジが連なる アーチをくぐれば 原色なネオンと 横っ面をぼかす 紫煙は漂う 捩じ込んだチップを ガーターベルトに忍ばせた キャバレーの夜 唇に レモンピールの苦さを 知った夜 ジンに馳せて ブルーレディになった 倉庫に一人 ヒール削って見よう見まねに モンローウォークを 決め込んだけど 幾度夜を終えても 柑橘の

          キャバレーの朝

          Chelsea

          ・ 〜 poem サイド 〜 足音交差する 横断歩道 行き違わないように 短針は道標を指し示し 誰一人迷わぬように まばたきのひとつ シャッターをきった 色褪せないように 記憶のネガを透かして みても 笑顔なんだ 全部 なのにどこか ピントが震えて 滲んでる 秒針を足早に セピア色の思い出まで 駆けた夜 ・ end by kabocya ・ 〜 SS(ショートストーリー) 〜 ・ 片開きドアを押してみれば、ひゅるひゅると音をした風が季節を

          セブンスター

          ・ A 〜 poem サイド 〜 ・ ジェンガみたいな 吸い殻はまだ 熱がこもってる 愛想笑いはもう 知らない人 灰皿に残る 歯形の付いたフィルターは 濃いのと薄いのと 真っさらで 私の知らない紅い色 戻って 下駄箱を手前に引けば ほら 七つ目の黒星 ビンゴ by kabocya ・ 〜 SS(ショートストーリー) 〜 ・ 積み上がった煙草。 吸い殻は雑に揉み消されて、息を吹きかけたら一瞬で散るんだろうな。 私たちみたいにさ、ほんのひと息で。