iPad ProがあるのにMacBook Proが必要な理由

結論からいうと筆者がMacBookで行っている作業は
どれもiPadでできないことはない。
この「できないことはない」がMacBookを持つ理由。
その辺を細かく掘り下げてみた。
iPadかMacで悩んでいる方の参考になると嬉しい。

Mac歴

実は筆者のApple歴はMacから始まっている。
初めてのApple製品はPower Mac G4。iPadやiPhoneが出るずっと前の製品。
そこからiBookやMacBook Air、MacBook Proなどを経て、
いまは16インチMacBook Pro（M2Max）がメイン機。
iPhoneやiPadを使い始めてからも常に何かしらのMacが傍らにいる。

MacBookが必要な理由①　ファイル管理

それではここから常にMacを傍に置いている理由をまとめてみた。
1つ目がファイル管理が楽ということ。
Macに限らずパソコンのファイルは基本的に
デスクトップ上に配置されるので、
どこに何のファイルがあるか一目で確認できる。
机の上に書類を広げるようなイメージ近い。

対してiPadの場合、「ファイル」アプリなどのアプリで管理するので、
ファイルを確認するだけでもアプリを起動させる必要がある。
書類を確認するために毎回引き出しを開けるようなイメージ。

また大量のファイルを一度にフォルダに移す際も、
MacならまとめてドラッグできるがiPadはファイルを選択して移動させる。
細かいことだがファイル管理は作業の度に必要な作業なので、
日々使っているとけっこうなストレスになる。
圧縮や解凍の手間もMacよりiPadの方が大きい。

MacBookが必要な理由②　マルチタスク

複数のアプリや複数のファイルを開いて作業をする場合、
iPadではMacのように快適に作業はできない。
iPadでもステージマネージャーが実装されてから
近いことはできるようになったが、あくまで「近い」に過ぎない。

例えばネットで調べ物をしながら、
その情報をスプレッドシートに入力するなど、
Chromeで複数のタブを使う場合、Macならそれぞれのタブを
別々に表示できるがiPadではタブを切り替える必要がある。
タブ同士でのコピー＆ペーストも簡単だ。

タブ以外にアプリでも同じことができる。
Illustratorでデザインをしながら、Googleフォトで画像を探し、
Photoshopで画像を加工する。この一連の流れもMacなら
一つの画面で同時にアプリを立ち上げながら作業ができる。

MacBookが必要な理由③　処理能力

今ではiPad AirにもMacと同じAppleシリコンが搭載され
パソコンと同じ処理能力があると言われているが、
それは半分正解で半分間違い。

まずチップが同じでもiPadにはProやMaxチップはないし、
メモリも多くて16GBまで。
しかもストレージ容量によるので自由には選べない。

また同じアプリでもMac版とアプリ版で処理能力や機能が異なる。
その辺りはアプリに割けるメモリ容量の差などによるものだろうが、
MacとiPadで同じように同じことができるというわけではない。

MacBookが必要な理由④　アプリが豊富

iPadもアプリの数では豊富だが、歴史が古い分
フリーアプリなども含めるとMacに分がある。

特にクリエイターが使うようなアプリはMacの方が
数でも機能でも圧倒的にMacが有利。

例えば動画編集アプリのFinal Cut ProやDaVinci Resolve、
AdobeのIllustratorやPhotoshopなどはMac版に比べて
iPad版は機能の一部が削除されている。
Premiere ProなどiPad版がないアプリもまだまだ多い。

MacBookが必要な理由⑤　周辺機器が豊富

アプリと同様、歴史が古い分周辺機器もMacの方が充実している。
そもそもiPadは持ち運びを前提としているため、端子もUSB‐Cが一つだけ。
周辺機器をあれもこれもと付けることを想定していない。
必要に応じて機能を足していける点もMacを使う理由の一つ。

まとめ

上記に挙げたのはあくまで作業の快適性・効率性においてのみ。
iPadでも同様のことはできなくはないが、
毎日やるにはしんどいということ。
筆者の作業の多くがMacだと快適にできる、がMacを使う一番の理由。

そのためMacの有利な点のみを上げたが
もちろんiPadにも有利な点は多くある。
筆者が両方とも活用しているのは
それぞれが得意なことを活かすことが最善だと考えているから。
これからもMacとiPadを両立させつつ、
気づいたことをのnoteなどで発信していきたい。