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今更だけと、Cookieてなに?

こんにちは。安全確保支援士の勉強をしているカーシュン。です。
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毎日読むだけで知った気になれるIT日記、第13回はCookieについて。

最近は色んなサイトでCookieの設定許可について聞かれることも多いですよね。
あのCookieって一体なんなの?って思ってる方もいると思います。

Cookieのこと知ってるようで知らない人、この機会に知った気になりましょう。AI先生が色々教えてくれました。



Q. 今更だけどCookieってなに?

A. HTTP cookie(エイチティーティーピークッキー)

HTTP cookieは、マジッククッキーの一種で、単にクッキー(cookie)とも表記されます。これはRFC 6265などで定義されたHTTPにおけるウェブサーバとウェブブラウザ間で状態を管理する通信プロトコル、またそこで用いられるウェブブラウザに保存された情報のことを指します。主にユーザ識別やセッション管理を実現する目的で利用されます。

概要

HTTPはもともとハイパーテキストにおいてファイル転送を行うために開発されたもので、同じURLへのアクセスはその状況に関係なく同一の資源を提供することが前提とされています。しかし、World Wide Webが普及するにつれ、状況によって異なる内容のページを提供したいというニーズが生まれました。このニーズを満たすために、1994年にネットスケープコミュニケーションズ社によってクッキーが提案・実装されました。

クッキーの仕組みは以下のようになっています:

  1. ウェブサーバがウェブブラウザにその状態を区別する識別子をHTTPヘッダに含めて渡す。

  2. ブラウザは次にそのサーバと通信する際に、与えられた識別子をHTTPヘッダに含めて送信する。

  3. サーバはその識別子を元にコンテンツの内容をユーザに合わせてカスタマイズし、ブラウザに渡す。

この仕組みによって、ステートレスなプロトコルであるHTTP上でステートフルなサービスを実現することができます。

用途

クッキーの最も代表的な用途は、ショッピングサイトにおけるカートやログイン状態の管理です。また、IPアドレスによらないクライアントの識別を可能にするため、ウェブサイト運営者やインターネット広告配信業者などがユーザの詳細なアクセス履歴を取得する用途にも使われます。

セキュリティ、プライバシーの問題

クッキーでセッション管理を行う場合、第三者がセッションIDを知ることができれば、そのIDを名乗ることで本来のユーザになりすますことができるリスクがあります。このような「なりすまし」行為をセッションハイジャックと呼びます。また、クッキーを使ってユーザのアクセス履歴を追跡することができるため、プライバシーの侵害と考える人もいます。

Q.  Cookieの名前の由来は?

A. クッキー(Cookie)の名前の由来は、実際には確定的なものではありませんが、一般的に受け入れられている説がいくつかあります。

最も広く受け入れられている説は、**「Magic Cookie」**という用語から派生したものであるというものです。Magic Cookieは、コンピュータのプログラム間で情報を伝えるためのデータの一部を指す古い用語です。このMagic Cookieが、ウェブブラウジングの文脈での「Cookie」の概念の前身となったと考えられています。

また、クッキーがサーバとクライアント間で「小さな情報の断片」としてやり取りされることから、実際の「クッキー(お菓子)」のように小さく、さまざまな種類があることにちなんで名付けられたという説もあります。

しかし、正確な名前の由来については、文献や資料に明確に記されているわけではないため、上記の説はあくまで一般的な解釈の一つとして受け取るのが良いでしょう。

Q. サードパーティ Cookieという言葉を聞いたことがあります。 Cookieにはいくつも種類があるのですか?

A. はい、クッキーにはいくつかの種類があり、その中でも「サードパーティクッキー」は特に注目される種類の一つです。クッキーの主な種類とその特徴について説明します。

  1. ファーストパーティクッキー (First-party Cookie):

    • これは、ユーザーが直接訪れているウェブサイトによって設定されるクッキーです。

    • 例えば、ユーザーが`example.com`というサイトを訪れた場合、そのサイトがブラウザに保存するクッキーはファーストパーティクッキーとなります。

    • 主にユーザーの設定、ログイン状態の保持、ショッピングカートの情報など、そのサイトの機能性を向上させるために使用されます。

  2. サードパーティクッキー (Third-party Cookie):

    • これは、ユーザーが訪れているウェブサイト以外の第三者によって設定されるクッキーです。

    • 例えば、`example.com`に訪れた際に、そのページに埋め込まれている広告やトラッキングツールが別のドメイン(例: `advertiser.com`)からクッキーを設定する場合、それはサードパーティクッキーとなります。

    • 主にオンライン広告のターゲティングやユーザーの行動追跡のために使用されます。

  3. セッションクッキー (Session Cookie):

    • これは、ユーザーのブラウザセッションが終了すると自動的に削除されるクッキーです。

    • ウェブサイトの一時的な設定やショッピングカートの内容など、一時的な情報を保持するために使用されます。

  4. 永続クッキー (Persistent Cookie):

    • これは、設定された有効期限が来るまでブラウザに保存され続けるクッキーです。

    • ユーザーのログイン情報や言語設定など、長期間にわたって保持したい情報を保存するために使用されます。

サードパーティクッキーは、プライバシーの懸念や追跡技術に関する議論の中心となっています。一部のブラウザは、サードパーティクッキーの使用を制限またはブロックする機能を提供しており、これによりオンライン広告業界やウェブ解析の方法に変化がもたらされています。

Q. Webサイトに出てくるCookieの設定等の表示はサードパーティCookieの話?

A. はい、クッキー許可に関する広告やバナーは、主に「サードパーティクッキー」の使用に関するものです。これは、サードパーティクッキーがユーザーの行動を追跡し、オンライン広告のターゲティングやユーザーの行動分析のために使用されるため、プライバシーの懸念が関連しています。

このような表示は、主に以下の2つの理由からウェブサイトに実装されています

  1. プライバシーの保護: 一部のクッキーはユーザーの行動や興味を追跡するために使用されることがあります。これにより、広告会社などはユーザーに合わせたターゲティング広告を表示することができます。しかし、このような追跡はプライバシーの侵害と見なされることがあるため、ユーザーに明示的にその使用を許可してもらう必要があります。

  2. 法的要件: ヨーロッパ連合(EU)では、General Data Protection Regulation(GDPR)というデータ保護規則が施行されています。この規則に基づき、EU圏内のユーザーに対して、クッキーの使用目的やどのようなデータが収集されるのかを明示し、その使用を許可してもらうことが求められています。このため、特にEU圏内のユーザーを対象とするウェブサイトでは、クッキーの使用に関する同意を求めるポップアップやバナーが表示されることが一般的です。

このような表示は、ユーザーのプライバシーを尊重し、法的要件を満たすためのものであり、ユーザーがそのウェブサイトでのクッキーの使用を許可するかどうかを選択する機会を提供しています。

Q. Cookieの設定表示が出た時に許可するサイトとそうでないサイトはどうやって見分けるの?

A. クッキーの設定表示が出たときに、許可すべきサイトとそうでないサイトを見分けるためのガイドラインを以下に示します。

1. サイトの信頼性を確認する

  • ドメイン名: 一般的に知られている、信頼性の高い企業や組織の公式サイトであるかを確認します。例えば、`google.com`や`amazon.co.jp`などの大手企業のサイトは信頼性が高いと言えます。

  • HTTPS: URLが「https://」で始まるかを確認します。HTTPSは暗号化された安全な接続を示しており、サイトがこのプロトコルを使用している場合、それはサイトの信頼性の一因となります。

2. クッキーの目的を理解する

多くのサイトは、クッキーの使用目的を明確にしています。以下のような目的でクッキーが使用されることが一般的です:

  • セッション管理: ログイン状態の保持やショッピングカートの情報の保存など。

  • 個人設定: 言語設定やテーマの選択などのユーザーの好みを保存。

  • トラッキングと分析: サイトの訪問者数やページビューの統計などの分析。

  • 広告: ユーザーの興味や行動に基づいたターゲティング広告の表示。

3. サイトのプライバシーポリシーを読む

サイトがどのようにクッキーを使用しているか、どのような情報を収集しているかを理解するために、プライバシーポリシーを読むことが重要です。これにより、サイトがユーザーのプライバシーを尊重しているかどうかの判断材料となります。

4. サードパーティクッキーの設定を確認する

多くのブラウザは、サードパーティクッキーの設定をブロックするオプションを提供しています。サードパーティクッキーは、主にオンライン広告のターゲティングやユーザーの行動追跡のために使用されます。これをブロックすることで、プライバシーの保護を強化することができます。

5. クッキー管理ツールや拡張機能を使用する

ブラウザの拡張機能やアドオンを使用して、クッキーの管理を効果的に行うことができます。これにより、許可するクッキーやブロックするクッキーを簡単に選択することができます。

クッキーの設定表示が出たときに、許可すべきかどうかを判断するためには、サイトの信頼性やクッキーの使用目的を理解することが重要です。
また、プライバシーポリシーを読むことや、クッキー管理ツールを使用することで、より安全にインターネットを利用することができます。

Q. セカンドパーティ Cookieはあるの?

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