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日記

雑多に、、、

心理研究科の人たち

自分の研究室の愚痴を色んな人に言っているのだが、その過程で同学やM2・教員(愚痴を言っている相手ではないが)の方々の意見に多く触れることがある。その中で自分が驚いたことは、まあ同学の話だが、恐ろしいくらいに人を見ている人が何人かいるという事だ。そこまで見なくて良いんじゃない? というくらい見ている。

講義中に生徒たちにディスカッションをしている間、A教員はスマホをいじってたよ、と言い出す同学B(いやこえーよ)

三週間前からCちゃんとDちゃんが喋らなくなって、お互い隣の席にも座らなくなったんだよね、と言い出す同学E(こえーって)

harumeさん(私)は、私が講義中にやった〇〇が原因で来なくなったんじゃない? と直接私に行ってきた同学F(3割くらいそうだけど何で気付くんだよ、そして何でそれを直接私に言うんだよ)

そんな子たちが10割という訳ではないが、大分特異な感じの子が集まっている印象がある。ガワというか、見た目はゆるふわフェミニン、ないしクールビューティーな感じの人が集まっているだけに、余計にそんな感じ、つまり変な印象を受ける。見た目が整っていて、そういう中身のぐちゃぐちゃさを維持しているの珍しいなというか。逆に、見た目が整っていて中身も大人というか、ある種「完成」されている人もいる。色んな人がいる。でも、中身がぐちゃっている人の方が多いかもしれない。私もそうだが。

一周回って、私も含めて、案外皆ガキなのかも知れない。知らねーけど。

6・7月に読んだ本


こう見ると、二ヵ月で5冊なので、案外読んでるなという感じがする。この二ヵ月メンタルが限界気味だったので……。

この二ヵ月の読書MVPは、多分”FBI捜査官が教える「しぐさ」の心理学”かなと思う。次点でソーシャルコンストラクショニズムの本。

ネガティブではない嘘

FBI捜査官が教える「しぐさ」の心理学、これはノンヴァーバル情報に関する本である。人と接しているとよく思うが、それは死ぬほど重要だ。と言うか臨床心理に触れるほどそれを思う。

私たちは言葉ではいくらでも嘘をつける。どうやら嘘にネガティブなイメージを持つ方がいるらしいが、私は必ずしも嘘=ネガティブ・悪だとは思わない。日常の本当に些細な事で私たちは嘘をつく。

たとえば冷蔵庫に大事にしまわれてあったプリンを食べた後、それを楽しみにしていた母親が気付き、プリンを食べたのは誰と聞いた時、知らないよとごまかすのは嘘になる。プリンを食べたのは自分であり、自分が食べたことを自分は知っているからだ。

次にたとえば、〇〇さんについてどう思う? と誰かから聞かれたとする。貴方は〇〇さんについて良く思っていないが、取り敢えずその場では丸く収めようと思って、「面白い人だよね」と言ったとする。これも広義で言えば嘘だ。〇〇さんを嫌いという事実を隠ぺいする方略として、「面白い人だよね」と言っているに過ぎない。本当に貴方にとって面白い人なら、嫌いにならないからだ。

或いは、なんか体調が悪いなと思ったりする。でも取り敢えず学校には行かないといけないので、気のせいかもしれない、と思って気を強く張って登校する。そして登校した先で友達に、具合大丈夫? と聞かれ、大丈夫だと笑顔で応える。これも嘘だ。大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをするのは、身体と自己に対する嘘である。

これら三つの嘘は、私にとってネガティブとは言えない嘘だ。この世を生き抜く方略としての嘘であって、決して悪いわけではない。まあ悪く作用する場合もあるが、そうじゃないときもあるだろう。「面白い人だよね」と言っておけば相手は貴方に対して悪い印象を持たないだろうし、大丈夫だと答えれば心配してくれた友達はその場だけだとしても安心できる。

ノンヴァーバル情報は驚くほど素直

でも、何となくだけど、私の直感としても、そして本にも書いてあるが、ちょっとしたしぐさは驚くほど素直だ。

よくあるが、怒ってないよ、と言いながら顔がムスッとしている人がいたりする。或いは、嬉しいな、と言いながら俯いている人がいたりする。アンビバレントなそれらは明らかにメッセージを持っている。私たちは言葉では幾らでも嘘をつけるが、態度にはほぼ100%出る。にこにこと笑顔でいる人に限って腕をがっしりと組んでいたりする。平然とした顔でいる人に限って、足だけはもぞもぞと動かし続けてたりする。

そういうのめっちゃ大事だよなって思うけど、臨床心理研究科にいてもそんな事は殆ど習わない。ならば自分で勉強するしかないと思って、上の本を買って読んだ。アメリカと日本の文化差もあって100%参考に出来る訳ではないが、なかなか、いやかなり興味深い。

たとえば、しぐさは快不快を明確に表すが、その原因までは特定できない、といったフレーズが本書で出てくる。正しくその通りだと思う。更に続けて、普段のその人らしいしぐさと、その人らしくないしぐさを見分ける事が大事、といった事が出てくる。正しくその通りだと思う。