見出し画像

段取り

頭のいい段取りの技術

周りの満足度が下がる理由は、段取りが悪いために本人の十分な仕事時間が取れなくなるからです。その結果、アウトプットの品質も低くなり、次工程の人の満足度が下がるわけです。

段取りの悪い人は、周りの人に自分の仕事のアウトプットが待たれているという意識が希薄です。人に待たれているという自覚がないので、本人にはプレッシャーになっていない。ですから、自分ひとりで処理し、完結すればそれで役割が果たせたと勘違いしているわけです。

いわば、「段取りの悪い人」の一つの特徴は、「自己中」(自己中心的)です。”自分さえよければいい”という近視眼的な感覚で仕事をしているわけです。自分の仕事で、次工程の人に「満足を与えよう」という根本発想がない。

もしも、自分が「段取りが悪い」と感じたときには、すでに周りからは「自己中」という評価が与えられているかもしれません。

すぐに解決!段取り術

「二度と仕事のためすぎはしない!」と心に決めたなら、その時々で仕事に優先度をつけていくとよい。新しいプロジェクトが始まったら、忘れずに新しいファイルを用意して、重要度がA、B、Cのどれかを判断するのだ―そう、目標への直結度を考えながら。

毎週、できれば月曜日の午前中に、その週に使うファイルすべての優先度を見直しておくとよい。重要な案件が何かを思い出すきっかけになるだけでなく、当初の優先度は低かったが、時間の経過とともに緊急度が高まってきた仕事に目を向けるチャンスともなる。

重要度は低いが緊急の案件。これには必要以上の時間を割かないことだ。いつまでも抱えているような仕事ではないのだが、できるだけ早く済ませて、重要な案件に注意を戻そう。

この記事が参加している募集

推薦図書

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?