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【国際税務の花形?】移転価格業務の負の側面【表裏一体】

今回の記事では、会計・税務業界において、何となく「花型」のイメージのある「国際税務」に関係する業務の負の側面(手間のかかる仕事、裏方業務、業務に関係する大変なポイント等)を、私の体験を踏まえてお話できればと考えております。

私は、big4税理士法人において移転価格業務に従事していました。
なので、今回の記事は主に移転価格部門のお話になることをあらかじめご了承いただきたく存じます。

今回の記事を書こうと思ったのは、ネット情報ですと、国際税務や移転価格のお仕事について、「英語力を生かせる」「高収入を狙える」「フルリモートフルフレックス」等、メリット面ばかり強調したものがほとんどかと思います。
これらの情報は、あながち間違ったものではありませんが、物事は表裏一体、そのメリットの裏には当然デメリットも存在します。公務員の世界から、big4に転職した私が大変に感じた点をありのまま述べたいと思います。

この記事の想定読者は以下の方々になると思います。
・現在、日系企業(あまり英語を必要とされないJTC等)や公務員として勤務しているが、big4税理士法人や監査法人への転職を検討している
・TOEICで高得点を取得(スコア700点後半~)したので、英語力を生かしてbig4税理士法人で移転価格業務に従事したい
・USCPAに合格(もしくは科目合格)したため、資格予備校や転職エージェントからオススメされるbig4税理士法人の移転価格部門に興味を持っている
・国際税務にも興味あるし、次に転職するのであればフレキシビリティが高い職場(フルリモート可、フルフレックス制)がいいと思っている

この記事の目次は以下のとおりとなります。
1「英語力を生かせる」→「英語力がないと色々とキツイ」
2「高収入を狙える」→「業務拘束時間が長い」
3「フルリモートフルフレックス」→「自宅のオフィス化&エンドレス勤務」

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