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ラガードが拡大する可能性

『キャズム(の谷、あるいは壁)という言葉があります。
新規事業や新製品に対する反応の違いを5種類に分けた場合、『アーリー・アダプター:自主的に情報収集を行い、積極的に新しいものを取り入れる層』『アーリー・マジョリティ:アーリーアダプターに比べると慎重だが、新しいものに関心が高い層の人たち』の間に、深い溝があるという指摘です。

そして、この溝を超えられなければ、レイト・マジョリティが動くこともなく、新しい商品やサービスは市場に定着しません。
1991年に米国の経営コンサルタント:ジェフリー・ムーア氏が唱えた理論で、今でも頻繁に取り上げられています。


ところで、AIの進化に見られるように、このところの技術革新の加速度は、この図に変容を迫っている気がします。
というのは、『ラガード:流行や世の中の動きに関心が薄く、イノベーションが常識になるまで採用しない層』が拡大すると思われるからです。
たとえば、AIに関しても、実はさわってみない人がほとんど。

AIは、来年になれば全く別次元にまで進化するはずですから、キャズムの谷は広がる一方で、「もう、わかんないからいいです」と感じる人は増加すると思うんです。
図にすると、こんな感じ。


そして、ラガードの中は各年代ごとに細分化されていくことになるのでしょう。
それこそが、超高齢化社会の消費者動向のような気がしています。




『トラスト・プロジェクト』は、画像生成AIを使って未来のヴィジョンを描き出し、共有する企画です。
明るく、幸せな未来を思い描くことで、その景色を引き寄せます。
概要解説のnote記事はこちらです ▼▼▼

早く行きたいなら一人で行け
遠くへ行きたいならみんなで行け

みんなで行くには進め方が大切ですね 😊


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