20230414配信 私の強みは〇〇〇力です。

公務員志望者各位

 こんばんは。

 公務員の人物試験(面接)の質問は
三大質問プラス2が基本です。

①志望動機
②自己㏚
③ガクチカ
④採用後にやってみたい分野
⑤最近の関心のあったニュース

 今回は②について。

 自己㏚で訴えるものは、皆さんの強みです。
そして面接官にとって、その強みは皆さんを
採用する理由です。

 これまでの面談で、強みを尋ねると
「人と比べてそれほどの強みは無い。」
「自分の強みなど、人に言えるほどではない。」
と多くの方が答えていました。

 なるほど、そりゃそうなりますよね。上には
いくらでも上がいます。

 しかし、それならば面接官が自己㏚を尋ねる
意味はなくなります。

 大事なことを言います。
 面接官は誰かと比較した強みを聞きたいの
ではありません。

 面談で私がよくした質問は
「〇〇さんにとって当たり前にできること
って何?」
です。

 回答の一例です。
「掃除!片付いていないと気が済まないです。」
「ゲームです。オンラインもアナログなもの
も何でも好きです。」
「話すより聞くことが好きです。相談を受ける
ことが多いです。」
「筋トレです。理想の身体に向けて変化していく
様子が楽しいです。」

 これらは、他の人にとって当たり前にできる
ことではありません。すなわち強みです。

 多くの方は、当たり前にできることは気付か
ず、できないことばかりに目が行きがちです。

 その結果、自分はできないことだらけで、
強みが無いと感じてしまいがちです。なぜか
強みというものの定義を、無駄に勝手に、かつ、
無意味に高く設定してしまうんですよね。誰も
が大谷なわけではないのです。

 まずは当たり前にできることを捜してみま
しょう。きっと、あるはずです。4/6に配信
したように、友人や先生、バイト先の同僚等、
皆さんと関わりのあった人に尋ねてもよい
です。具体的なエピソードもでてきます。

 最後に合格した卒業生の具体例です。

 その方はゲーム好きでサークルやボラン
ティア活動は一切ありません。バイトは工場
での単純な包装・出荷作業でした。最初は
四苦八苦したものの、少しずつ慣れていく
過程で、いかに短時間でこなすか、とか、
いかに綺麗にラッピングするか、とかテーマ
を毎日変えて班の中でゲームをするように
楽しんだとのことです。

 このエピソードはとても魅力的でした。
なぜなら、公務員の仕事の中には、意味を
見出しにくいものがあるからです。
私のプッシュに対し、その方が考えた強みは
「単純な作業であっても創意工夫で楽しみ
ながら取り組める力」。もちろん、面接
カードにはそのまま記載しました。

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