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坂道探偵事務所の事件簿 第0話 「命を狙われている少女との生活開始」

ここは大都会東京都心から電車で一時間ほど離れた東京都の田舎町「坂道町」。
坂道町の出身かつ住民ですごいのは警察庁刑事局局長の九条元家。その息子、九条〇〇も現在高校生探偵として都心にまで名が轟いている。妻は検察庁の主任検事。
〇〇は坂道高校ではテスト毎回一位の天才で、なおかつイケメンときて、坂道高校人気男子ランキング毎年一位を取っている。
そんな坂道町に、とある女の子が〇〇の家に住み始めたことで、坂道町の平和が崩されそうになっていた。

コンコン
??「失礼します」
〇〇「??、久しぶりじゃん。」
すみれ「〇〇、この方は?」


宮地すみれ
〇〇の隣の家に住んでおり、親同士が仲良く。〇〇の助手として活動中。成績はいつも〇〇に次いで二番目である。父は朝坂新聞の編集局長であり、母は朝坂新聞の専属ジャーナリスト。

〇〇「彼女は正源司陽子。俺の再従兄妹で、正源司グループ会長の令嬢だ」
陽子「はじめまして。正源司陽子と申します。以後、お見知りおきを」


正源司陽子
正源司グループの会長令嬢で次期総帥。〇〇とは再従兄妹の関係。芸術的センスの塊である。

〇〇「彼女は宮地すみれ。俺の助手で隣の家に住んでいる」
すみれ「こちらこそよろしくお願いします」
〇〇「父さんから話は聞いてる。陽子が成人すると、正源司グループのいくつかの株と正源司家が保有するいくつかの土地を譲り受ける。それをよく思わないとある組織が色々な殺し屋達を頼んで命を狙ってきていると」
陽子「うん」
〇〇「兵庫から言われた通りのルートで来たんだろな?」
陽子「もちろん、そう来たよ。追手を巻ききれてるか不安だけど」
〇〇「いや、巻ききれてるはずだ」
陽子「わかった」
〇〇「住むのはこの家ね。戸籍は新しく作り直したので名前が変わるから気をつけてと父さんから言われてるよ」
陽子「名前は何に変わるの?」
〇〇「五条陽子だとさ」

一通り説明をして
〇〇「陽子の部屋は俺の隣の部屋やから」
陽子「わかった」
〇〇「茉央ちゃんには話したん?」
陽子「話してないけど」
〇〇「そうなんだ」

五百城茉央
陽子の従姉妹。父も母も国会議員。本物語に登場するか未定

陽子「今日、おじさんとおばさんは?」
〇〇「今日は仕事。帰ってくるのは夜遅くだから飯買うか、自分たちで作るか」
すみれ「うちも今日ふたりとも出張でいないので夕飯作ろっか?」
〇〇「すみれ、マジ感謝」
陽子「宮地さん、ありがとうございます」
すみれ「すみれでいいですよ」
陽子「わかりました。私も陽子でいいですよ」
すみれ「わかりました」

翌日

〇〇「陽子、学校行くぞ」

陽子「わかった」
〇〇「今日からお前は五条陽子という名前だからな、正源司のしの字も言うのでは無いぞ」
陽子「わかってるって」

家を出ると、すみれが出てきた

すみれ「おはよう、〇〇、陽子」
〇〇「すみれ、おはよう」
陽子「おはよう」

学校に着くと
陽子「私は職員室に行くので」
〇〇「そうだったんだな。じゃあ教室で」

教室に着くと
男A「よっ、〇〇。今日も奥さんと一緒に登校か?」
〇〇「奥さんじゃないって」
女A「すみれもいいよね~あんな旦那さんがいて」
すみれ「旦那さんじゃないって」

すると先生がやってきて
先生「お前ら、早く座れ~」
生徒「は~い」
先生「今日はこのクラスに転校生が来るぞ」
男A「どんな子だろ?可愛い子かな?」
女A「違うよ、かっこいい子じゃない?」
ザワザワザワザワ
先生「静かにしろ、入ってこい」
陽子が入ってくる
男A「めっちゃかわいい!」
男B「宮地と争うレベルの美人じゃん」
先生が五条陽子と名前を書いていく
先生「彼女は五条陽子という名前だ。五条、挨拶」
陽子「五条陽子といいます。よろしくお願いします」
先生「九条の従兄弟らしいから九条と宮地の間の席だな」
陽子「わかりました」

こうして命を狙われている会長令嬢正源司陽子改め五条陽子が引っ越してきて慌ただしい日々がはじまっていくのであった。

次回の坂道探偵事務所の事件簿は
第1話「神社荒らし殺人事件(前編)」
です。

どうも筆者のKです。初めての妄ツイ投稿で、変かもしれませんのでご了承ください。

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