#18 字幕について、喋りたいそうです。

 こんにちは、鏑木澪です。

 みなさんは外画を観る時、字幕版を観ますか?

 映画館の情報を見ていると字幕版より吹替版のほうが多く上映されていたり、動画配信サイトで映画を検索すると吹替版のほうが上にでていたりするので、
 なんとなく、吹替で観ている人のほうが多いのかなと思っています。
(実際のところどうなのかは知りません……)

 そもそも外画はあまり観ないという人もいますよね。
(鏑木も昔ほどは観なくなりました)

 鏑木は外画を観る時、基本的に字幕版を観ます。
 稀に吹替の声優さんが自分の好きな声優さんだったり、
 ディズニーのようにリップシンク重視の作品だとどう訳されたのか気になったりして
 字幕版を観た後に、吹替版を観ることもあります。

 以前、「吹替版しか観ない」といっていた知人たちにその理由を聞いてみました。

「字幕を読んでいると映像が観られないから」
「映像を見ながら字幕を読むのが面倒だから」
「字幕が切り替わるのが早くて最後まで読めないから」

 こういった答えの人が多かったですね。

「字幕を読むのが大変」という印象はなかったのですが、
 そういえば、本当に幼い頃は鏑木も吹替版を観ていて、
 少し成長してからは、母が
「字幕版で観たい。(俳優の演技している声をそのまま聴きたい)」
 という人だったので字幕版を観るようになりました。
 字幕版を観るようになったばかりの頃は、読めない漢字も多く、そこで止まっていると話が進んでしまって最後まで読めないこともありました。

 確かに、あれだと字幕を追うのに必死であまり作品を楽しめないかな、と思います。

 鏑木は読書が好きだということもあって、大昔、WPM(1分間に読める単語の量。日本語の場合、文字数)を測定したところ、2000字/分だったことがあります。
(WPMは日本語を計るのには向いていないので、この結果が合っているか怪しいです)

 Googleで「日本語 読む速度」と検索すると、

日本人の平均読書速度は1分間に600字程度と言われています。 SRJで東京大学・大学院に通う学生20人の速読力を調査したところ、全員がその平均スピードを超えており、30%以上の学生が平均の倍以上の1,500字/分、最高で1,800文字/分以上という結果が得られました。

 というのがトップにでてきました。
 2019年の情報のようです。

 鏑木はそんなに賢くないので、2000字/分は、、、
 嘘っぽいですね。(自分でいうのかい)
(というかこれ、20人しか調査してないんかい。なんだか”日本語のWPM”自体がとんでもなくうっさんくさい感じがします。だって、”words pre minute”なんですよ。詳しいことは知りませんが←)

 まぁ、WPMはともかく、300ページくらいの小説は10分くらいで読めます。
(古めの小説などで殆ど改行がなく旧字体なども使われている場合は時間がかかることもありますが、1冊読むのに1時間以上かかることはめったにありません)

 ですから、今の鏑木は字幕を読むのに苦労することはありません。

 それと、英語を聞く耳も昔よりはずいぶんとよくなったので、字幕を見なくても話の内容がわからなくなるほど理解できないことはありません。
(あまりにも専門用語だらけの話とかはさすがに無理だけども←その場合、訳された日本語も理解できない。)

 だから、母と同じように
「字幕版で観たい。(俳優の演技している声をそのまま聴きたい)」
 という考えで、
(というより、母がそういう考えだった影響で?)
 外画は字幕で観る習慣がついています。


 最近、父と外画(ホラー)を観みました。

 昔は、レンタルショップのホラーコーナーの前を通るとジャケット?を見ただけで、怖すぎて、悪夢を見そうなお子様でした。

 今は生きている人間のほうがよっぽど怖いと知ったので大丈夫ですが。。。

 やっぱり、ひとりで観るより誰かと観たほうが安心ということで、父に付き合ってもらっています。
 父は普段、どちらかというと吹替版を観ることのほうが多いようですが、私にあわせて字幕版にしてくれました。

 冒頭に物語の説明があるタイプだったのですが、

 英語の説明文

”Based on true story."

 日本語訳

「これは実話である」

 いや、ちゃうやん……?!ッ


 結構、こういうの多いですよね。

 まぁ、字幕に使える文字数には決まりがあるそうですから、
「すべて訳すわけにいかない」
 という場合もあるでしょうし
「そのまま訳しても日本人には馴染みがない内容なので理解できない」
 といったこともあるのでしょう。

 いや、それにしても。。。

 そう思ってしまうので、字幕版を観ながらなるべく耳で聞いてそのままの意味を拾いたいというのが正直なところです。
 最近はどうなのかよく知りませんが、以前、吹替版を観ていると字幕版よりもかなり訳に違和感があって、意訳というより完全にニュアンスが間違っていると感じるものもありました。
(鏑木は英語がものすごく得意というわけではありませんから、鏑木が間違っている可能性もあります)

 言葉の壁というのは、思ったより低いと感じる場面が日常生活では少なくありませんが、「思考言語」「文化」「刷り込み」という面から見るとどうしても高くなります。
 情報として理解することはできても、感情まで寄り添うことは難しいのかもしれません。


 我が家ではみんなでツッコミを入れながら観ています(笑)。

 という話でした。
 ツッコミを入れすぎるとそればかり気になって、物語に集中できなくなるので、あまり気にしないほうがいいと思います。

”sugar”に「砂糖」と「腰抜け」の意味をかけて皮肉をいっているシーンだったのに、字幕が「シュガー」で済まされていた時は、「もはや訳してすらないやん!(爆笑)間違ってはいないけど」というのが、今のところ一番印象に残っています。
(今でも笑える)

 みなさんも、面白いものを見つけたらぜひ教えてください。


 訳すのはとても大変な作業だと思います。
 英語以外の言語であれば訳がどれくらい正しいのか、すべて訳せているのかなどまったくわからず、訳のおかげで物語の内容を理解できているので、字幕には感謝しています。

 文句があれば、自分の耳で聞けって話ですからね。

 字幕は有難いです。
(実は、声優さんの滑舌や発音に慣れたせいか、実写ドラマ・映画を観ているとセリフが聞きとりにくいと感じることが増えたので、邦画を観る時のほうが字幕のお世話になっているのは内緒です)

 ま、楽しみ方はいろいろですから!

 そういったところにも注目してみると面白いという話でした。

 ではでは〜


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 鏑木は、「7」が好きなので、謎の報告です。


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