(日本語訳)Yuki Tsunoda on 2024 goals at RB

F1公式サイトで公開された角田裕毅選手のインタビューを日本語訳しました。正しく聞き取れておらず誤った翻訳になっている箇所もあるかもしれませんので、ご了承ください。インタビューのURLはこちら↓

ローレンス(L):裕毅、新しい年、新しいカラー、新しいチーム名。この新しいプロジェクトをどれくらい楽しみにしている?
裕毅(Y):とてもワクワクしているよ。たくさんのことが変わった。まずチーム代表、CEO、チーム全体の構成・・・ほとんど全てが変わった。これはとても大きなプロジェクトだと思う。特にローランだ。僕は彼の哲学や、彼が今年そして将来にチームで成し遂げたいことが好きだし、とても楽しみだよ。もちろん簡単には行かないと思うけど、僕はこのプロジェクトの一員であることをうれしく思っているし、チームが進化していくのをできるだけサポートしたいと思っている。もちろんフランツがいなくなってさみしいけど、この大きなプロジェクトを楽しみにしているよ。

L:アルファタウリは長くフランツの下で動いてきたチームだった。まだ始まったばかりだけど、ローラン・メキースやルノーからアラン・パーメインが来たことですごく大きい変化が起きているよね?
Y:うん、間違いないね。僕にとってこれほどの大きな変化は初めてで、多くの新しい人がすでにチームに加わっていて、何人かの人は残っている。ただ、実のところ去年僕は良いトレーニングをしているんだよ、チームメイトが何人か変わったからね(笑)だから、新しい環境への適応は去年トレーニングできてるし、今のところは特に驚きや混乱はないね。例えばアランのように新しくチームに来た人たちは多くの経験を持っていて、新しい血が入ることで自分が成長するための助けになるし、彼らの知見を得て、より良いドライバーになれると思う。特にアランは過去にチャンピオンになっていて、勝者のマインドセットを持っている。これはチームに必要なものだと思う。チームはただトップ10にいることだけでなく、時にはレッドブルとも戦えるくらいを目指している。きっと上手く行くと思っているよ。

L:シミュレーターで新車をテストする機会はあった?
Y:まだしていないんだ、もうすぐテストする予定だけどね。ざっくりとは去年テストしているんだけど、そのときは20%くらいの出来だったんだよね。ただ、その時点で大きな変化は感じた。特に車の特徴。ドライブの仕方が少し変わったね。ただまだしっかりとは確認できていない。とにかく速ければいいよ(笑)。速ければドライブが難しくなろうが気にしない。

L:フィルミングデーとかでテストの前にシェイクダウンする予定は決まっているの?
Y:シェイクダウンはまだしていないよ。だから車がどう動くかは全く分からないんだ。車が速いことを願ってるし、シーズンが始まる前に楽しみにしていることの一つだよ。

L:今とても強いレッドブルとの技術的なコラボレーションがより強固になったことで、RBのパッケージがさらに競争力が増すとポジティブだよね。
Y:間違いなくそうだね。レッドブルとより密接に仕事をするようになったのはいいことだね。彼らこれまで多くのことを成し遂げているし、ここ数年は独走状態だ。レギュレーションで協業は制限されているけど、その中でどれだけコラボレーションできるか見てみようと思う。間違いなくレッドブルとの関係が強化されるのは良いことだし、これでさらにコンマ数秒稼いで、トップ8の車と戦えるようになったらいいよね。

L:さっき、レッドブルとも時々戦えるくらいになりたいと言っていたけど、チームが次の大きなステップとしてより強くなって目指す目標だということかな?
Y:100%そうだね。ここ2年、僕たちは結果に満足していない。去年は後半戦からほかのチームと戦えたけど、前半戦はとても苦戦した。今年は今までよりもいいパフォーマンスが出せることを期待している。2022年からチームとしてもっといいパフォーマンス、良い結果が欲しいと思っているし、ハングリーになっている。これは良いことだと思うし、必要なことだと思う。なぜなら2021年を思い出すと僕たちは良い車を持っていて、特にピエールがレースで多くの結果を出していたんだ。少なくともあの時くらいの結果が必要だし、そのためにもレッドブルとのコラボはポジティブだよ。

L:ローラン(メキース)とはどれくらい時間を過ごしたの?
Y:去年から彼のことは知っているよ。まだすごく深く知っているわけではないけどね。彼もワクワクしてるし、僕たちはすごくうまくやれているよ。

L:今年はどんな目標をセットしているの?
Y:僕たちはたくさんの物事を変えた。たくさんの人、ビッグネームが来たから、多くの人が高い期待を持っていると思う。一方で、すべての人が新しい環境に適応して一つにまとまることには時間がかかる。経験豊富な人を多くチームに迎えることは良いことだけど、一方で彼らが快適に仕事をできるようになる必要がある。そういうことは時間がかかるものだし、シーズンの最初から素晴らしいスタートを切れるわけではないと思う。ローランもその点は現実的にとらえようとしていると思う。最初の何レースかは主に新しいメンバーが適応できるようにすること、そして力強い基盤を作ることにフォーカスする。だから車が最初のレースから良いパフォーマンスだったらいいなと思うし、それ以上のことは期待できないと思っているよ。

L:去年は今までで一番力強いパフォーマンスを発揮して、良い状態でシーズンを終えたね。今年は例えば新しいトレーナーとか、いくつかの変化があったけど、君はすごくハッピーで、落ち着いていて、自信があるように見える。シーズンに向けて今はどんな気持ち?
Y:そうだね、今は多くのことを自分で動かしている。去年のトレーナーとは今年は一緒に仕事ができないんだけど、また新しいトレーナーが僕のチームに加わった。もう彼とはドバイで2週間一緒に過ごしていて、うまくやれている。これはビジネスとしても、友人としてもすごく重要なことで、今年は24レースを一緒に戦うし、彼は妻や子供よりも僕と会うことのほうが多いからね。

L:シーズンを戦うにあたって、今までよりも力強い状態で準備ができているのかな?
Y:うん、間違いないね。フィジカル面でも多くのことを準備してきた。まだトレーニングとか、ジムの器具の匂いは嫌いだよ!(笑)だけど、マインドセットが今は完全に違うんだ。いいパフォーマンスを発揮するためにはトレーニングしないといけないし、すごくいい状態になっていると思う。メンタル面でも、今年は今までの年よりもさらにいいシーズンにするためにすごくモチベーションが高いし、去年のように自分がどうしたいか、明確な目標も持っている。準備は出来ていると思うし、バーレーンのテストでトラックに出るのが待ちきれないよ。

L:明確な目標を持っていると言ってくれたけど、今年、個人として何を成し遂げたい?
Y:分かりやすいもので言えば、より多くのポイントを取ること。22年から23年にかけて、大きく進化できたし、良いマインドセットができて上手く行ったと思っているから、去年やったことを今年も継続したいね。そして、メインターゲットの一つは可能な限り冷静でいることだね。無線に関して大きく進歩したとは思っているけど、まだもう少し改善しないといけない。

L:去年はポイントを取った後、ネグローニを飲んでお祝いしてたけど、今年はどういう風にするか、なにかプランはある?
Y:良い質問だね!まだ何も決めてないけど・・・ネグローニよりいいものはまだ見つけてないから、今年もそのルーティンを続けるかな(笑)。たくさんポイントが取れるようになったら、3週連続のレースのときに毎回ネグローニを飲まないといけなくなるから、そこはどうするか考えないといけないね(笑)。ポイントを安定して取れるのは良いことだし、そうなることを願っているけどね。とりあえず、今のところはポイント→ネグローニのストラテジーを続けるよ。

L:たくさんポイントとネグローニを取れることを願っているよ。グッドラック、裕毅。
Y:ありがとう。

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