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元言語学の研究をしていた2児母です。 第二言語習得論に基づいておうち英語を行ったところ…

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元言語学の研究をしていた2児母です。 第二言語習得論に基づいておうち英語を行ったところ、英語の習い事ゼロ、教材ゼロで子供が3年でバイリンガルになりました。 インター、留学、習い事、教材すべて課金せず、おうちで0円でバイリンガルを育成する方法をシェアしたいと思います。

最近の記事

長女2年目以降の英語力

これまでは1日に1回か2回程度で、英語が全くでない日もありました。ほぼ日本語で話していましたが、開始から2年以上たったころ、なんか今日は英語の発話が多いなという日がちょろちょろと訪れるようになりました。 目安としては、1日5文ほど喋ってくれるような感じから始まり、そのうち一人遊びの時はずっと英語を話しているという日があったり、という感じです。 参考までに、どんな状況で何を言っていたかと、気づいたことについてメモを残しますね。 ・oh, sunny day is back

    • 長女の英語力の軌跡その1(最初はこんなもんです)

      今回は長女がどのような過程で英語がうまく話せるようになったのか、ご紹介いたします。 ~最初のきっかけ~長女がyoutubeの視聴を開始したのはすこし遅めの2歳ごろから。 最初は、テレビなし育児をしたかったのでしばらくテレビを禁止していたのですが、下の子妊娠中のつわりと長女のイヤイヤ期がかさなったころに、私の方が、先に限界が来てしまいました。 平日は完全ワンオペでした。 娘を見てもらって休む、という事が出来ず、そんな中、つわりが辛くて床に這いつくばっているところに、オウマ

      • アウトプットのトレーニングは不要

        もう一つ、親がやらない方がいいことがあります。 それは、英語のアウトプットを強要したり、トレーニングしようとすることです。 親は焦らず、本人が何も話さずとも、とにかくインプットを毎日続けて、自然とアウトプットが出てくるのを待つべきです。 娘もそうだったのですが、インプットを毎日続けて、上手に話せるようになるには2年以上の時間がかかりました。沈黙期が非常に長かった訳です。 第二言語習得研究の第一人者であるスティーブン・クラッシェン氏は、「インプットを与え続けることが第二

        • 親は口出しをしないこと

          以前の記事では、こどものレベルに応じた動画を見せることが言語習得を促すとお話させていただきました。 また、親としては、「この動画が知育によさそう」とか、「この動画ならフォニックスも習得できそう」という感じで見てほしいものがあるかと思います。 しかし、だからといって、「この動画を見なさい」とか、「それじゃなくてこっちのほうがいいんじゃないの?」など、口出しはNGです。 言語習得に必要なインプットの時間は2000時間です。 一日2時間の視聴を3年以上、毎日行ったとして初め

        長女2年目以降の英語力

        • 長女の英語力の軌跡その1(最初はこんなもんです)

        • アウトプットのトレーニングは不要

        • 親は口出しをしないこと

          子供の英語が間違っていても放っておいてOK

          今の娘の英語は冠詞が抜けやすかったり、複数形がまだ弱いなど、細かい文法についてはまだまだ完璧ではないですが、エラーの訂正もほぼ行っていません。 それでも、毎度My sisterを主語にしてはなしていたのが、She を使って話すなど、1か月前に全部固有名詞だったのが人称代名詞が使えるようになったり、新しい文法はどんどん覚えていきますし、英語のエラーも勝手に直っていきます。 長女はちなみに日本語でも、まだまだ完璧にはなせません。4歳ですが、靴をママに履かせてほしいとき、「くつ

          子供の英語が間違っていても放っておいてOK

          最初はアルファベットは華麗にスルーでOK

          前回は、単語や文法は教えなくても、勝手に覚えるよというお話をさせていただきました。 では、アルファベットについてはいかがでしょうか? 子供向けには色んな英語サービスがありますが、やっぱり最初はアルファベットから始まりがちです。 英語アプリも最初はアルファベットを覚える事から始まるし、英語教室なんかも、ワークブックがあって、いきなりabcの書き取りがはじまったりします。 こういったところでは、最初はアルファベットから入って、次にフォニックス、そして、「好きな色」とか「天

          最初はアルファベットは華麗にスルーでOK

          単語も文法も教えなくていい

          前回、語りかけはなくても、きちんと英語youtubeでインプットを行っていれば、ちゃんと英語が話せるようになるよというお話をさせていただきました。 ほかにも、親がやらなくていいことはあるので紹介していきます。 その一つは、「単語も、文法もフレーズも、何も教えなくていい」ということです。 youtubeのインプットのみでバイリンガルになった長女ですが、これまで、単語や文法を母が教えたかというと、ほぼ何もやっていません。 ちょっと単語カードなどに手をだしてみた事もあったの

          単語も文法も教えなくていい

          英語での語り掛けは、なくてもバイリンガルになる。

          前回は、見せても効果がない動画のタイプについてお話をさせていただきました。 ここからは、親のNG行動についてお話をさせていただきます。 効率よく言語習得を進めるために、やらなくていいことについてお話をしていきます。 その一つが、 「語り掛け」です。 長女とは、いまはほぼ英語で会話していますが、 これは娘が英語で話しかけてくれるからレスポンスをしているだで 結果的に話すことになったにすぎません。 娘が英語で話しかけてくれたら、英語で返事しますが、今でも普段はこち

          英語での語り掛けは、なくてもバイリンガルになる。

          見せても意味がない英語動画とは?

          前回は、お歌の動画はインプットにはオススメしないというお話をさせていただきました。 他にはどんなものがあるでしょうか? まず一つ目は、 ほぼBGMで発話がほとんど見られないものです。 低年齢な子やノンネイティブに向けて制作されているのかもしれませんが、発話や会話がほぼない動画が結構存在します。 これらの動画は、ほぼ、Wow 、Oh oh、no! などしか言っていません。 実際、低年齢や英語がほとんど分からない子だと、楽しく見れるのですが、 会話がほとんどないのであ

          見せても意味がない英語動画とは?

          英語の歌はインプットにはおすすめしない

          ここからは、youtubeを使ってバイリンガルを育成するにあたって、やっていけない事についてお話をしていきたいと思います。 まずは、あまり見せない方が良い動画についてのお話をします。 注意したほうがいいもののまず一つ目、それは、 お歌系の動画です。 例えば、BINGO! とかbaby shark 、英語の童謡などが動画になっているものです。 英語の歌は、英語教室などでもよく使われたり、おうち英語では、かけ流しとして、英語の歌を流しているケースは多いです。 実際に、全

          英語の歌はインプットにはおすすめしない

          なぜか訳の分からん言語の動画にはまってしまった時への対処法

          今日は、日本語やその他の動画を見てしまったときの対策についてお話したいと思います。 最初に親の方で仕掛けておくと、基本的にはアカウント内は英語の動画でいっぱいになるのですが、ある時、ひょっと子供が訳のわからん言語のチャンネルを見続けているときがあります。 そして、一度見始めてしまうと、この訳の分からん言語が関連で表示されつづけ、沼にはまるわけです。 うちでは、ベトナム語、ブラジル語、フランス語、韓国語、いろいろ経験あります。 そんな時の対策法を。 対策するのは時間が

          なぜか訳の分からん言語の動画にはまってしまった時への対処法

          Youtube Made バイリンガル育成のための親の仕掛け

          Youtubeのみのインプットでバイリンガルを育成するには、いくつかルールが存在します。 今回はそのルールについて紹介していきますね。 1.大人が普段つかっているアカウントや子供がこれまで使っていたアカウントはつかわない これまで、大人も子どもも、基本的には日本語動画を見てきたと思います。チャンネル登録しているのも日本語動画。 そうすると、ホーム画面にオススメででてきているのも、すべて日本語動画かと思います。 これでは、英語動画の視聴が全く進みませんので、新たにアカウントを

          Youtube Made バイリンガル育成のための親の仕掛け

          最初に見せるのに適した動画は?

          前回は、英語動画を嫌がってしまう子には、どのように対処すべきか?についてお話をさせていただきました。 最初から興味をもってもらい、上手くのめりこんでもらうにはどんな動画を見せるといいのでしょうか? キーポイントは、「音をミュートにしてても内容がわかる動画か?」です。 つまり、映像だけでちゃんと内容がわかるかどうか。 言っていることが全く分からないという状態だと、楽しめませんしすぐに見るのをやめてしまいます。 加えて、言語習得の条件でお話した通り、インプットは、「本人

          最初に見せるのに適した動画は?

          子どもの、「英語じゃなくてアンパンマンが見たいんだ!」への対処法

          前回は、1日2時間のyoutube視聴を、母も子もめげずに3年続けると英語が勝手に話せるようになるよというお話をさせていただきました。 そのためには、母も子も負担になっていては、とてもじゃないですが3年も続ける事はできません。 子供が毎回「英語は何いってるか分からないから日本語じゃないと嫌だ!」と毎回癇癪をおこしていては母も精魂尽きてしまいます。 子どもが小さいころから、夕方になると、「お母さんといっしょ」を見てもらって、からだダンダンを踊ってもらっているあいだに、大急

          子どもの、「英語じゃなくてアンパンマンが見たいんだ!」への対処法

          youtubeは一日何時間みせるべき?

          前回の記事では、なぜyoutubeが英語のインプットに向いているのか?というお話をさせていただきました。 今日は、では具体的に何時間くらいみせるといいのか?についてお話をしたいと思います。 結論からいいますと、何時間でもOKです。 しかし、守っていただきたいルールがあります。 それは、何年かかってもいいので、「必ず見た時間が、累計2000時間になるようにすること」です。 例えば、1日2時間毎日見せるのであれば、3年たってはじめて2000時間に到達します。 1日1時

          youtubeは一日何時間みせるべき?

          なぜyoutubeがインプットに適しているか?

          前回の記事では、「とにかく聞く」事の重要性についてお話しました。今回は、そんな中でもなぜyoutubeが題材として優れているのか?お話したいと思います。 「とにかく聴く」というと、すぐに「英語かけ流し」を思い浮かべがちです。 おうち英語でも、子供にCDをかけ流す親はいますし、大人でも英語力UPのために試みる人が多いのですが、あまりお勧めできません。 耳だけからのインプットだと、視覚情報からのヒントがないので言語習得にはほとんど繋がらないと考えています。 何を言っている

          なぜyoutubeがインプットに適しているか?