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【コラム】私の好きが詰まっている韓国文化

K-popや韓国ドラマ、韓国料理に韓国焼酎、韓国コスメと韓国美容…
最近では、日本中でも「韓国」が溢れています。

皆さんは好きな「韓国〇〇」はありますか?

私の日常でも、韓国ドラマ・韓国料理・韓国焼酎・韓国コスメは浸透していて、生活の「当たり前」になっています。

興味を持ったのは、高校1年生の冬。
時は2002年。
日本でも「冬のソナタ」が大流行した頃、日韓(韓日)共同制作ドラマの「フレンズ」というものが放送されました。

深田恭子さんと、韓国人俳優のウォンビンさんのW主演ドラマ。
つい最近まで、二階堂ふみさんとチェ・ジョンヒョプさんの「Eye love you」が大人気でしたが、その先駆けとなるようなドラマが「フレンズ」だったのです。

今では考えられませんが、韓国ではほんの数年前まで、「日本大衆文化の流入制限」という規制があり、日本のドラマや映画、もちろんアニメや漫画なども、今では当たり前に触れることができる「日本文化」の普及が禁止されていました。

日本の漫画が韓国で読めるようになったのは、1998年。
1998年と言ったら…私は13歳の中学生だったので、その事実を知った時は衝撃でした。
日本映画も、最初から全てが解禁されたのではなく、非常に厳しい内容制限がありました。
そこから全面解禁になったのは2004年。

先般の「Eye love you」のように、日本制作のドラマが韓国でも同時間帯に視聴ができるような制度に変わったのは、なんと2023年7月から。
本当に最近の話なのです。

そんな背景もあり、「フレンズ」というドラマは、色々な意味で話題になりました。
日韓(韓日)共同作品?
日韓(韓日)俳優のW主演?
え!!ウォンビンめっちゃかっこよ!!!!

私もそんな話題にワクワクした一人で、超ミーハーな髙橋は、「フレンズ」を観るなり翌日には本屋さんに行き、「誰でもできる!韓国語」のような本を購入。

猪突猛進状態で買っているので、内容の精査を全くしないまま買った本は、旅行会話用の韓国語テキスト💦
初めて覚えた韓国語は、「この海苔は無料ですか?」でした…トホホ

そんなスタートだった私の韓国文化への興味も、飽きることなく続き、大学時代には第二外国語として韓国語を学びました。
初めて本格的に教えてもらった韓国語のレッスンに、私は釘付けとなり、
不出来ながらも一生懸命に授業を受講しました。

CA時代も韓国人CAと働く機会に恵まれたので、そこでも韓国語を教えてもらい、新大久保に入り浸り、連休があればソウルに用もなく行く…と、
どっぷり「韓国づくし」な時間を過ごした時期もありました🇰🇷

私にとっての韓国。
「熱さ・ハングリー精神・気遣い・敬い」を持つ国民性が、私の性格に
マッチするので、関わっていると心地よい気持ちになります。

人はもちろん、食文化や酒文化、エンターテイメント、美容など、ジャンルは異なれど、その全てにその特性や性質を感じることが出来ます。

日本と似ているけど、ちょっと違う。
そのちょっとした違いが絶妙で、心地いい。
けれど、違いすぎるわけでもないから、馴染みやすい。

飛行機で2時間もあれば着く異国。
それが日本と韓国です。

2024年3月。
初めて1ヶ月の訪日外国人旅行者数が300万人を超えました。
円安の影響だけではなく、日本でお花見を体験してみたいと、桜開花の時期に訪れたインバウンドの方も多く、非常に賑わっていました。
インバウンド旅行者を国籍別で見ると、韓国からの訪日客が第一位です。

韓国の有名俳優やアイドルの方も、日本の桜をバックに撮った写真をSNSにアップし、大きな話題に。
そしてそれを見たファンたちが日本に訪れる。

ある意味、理想的なプロモーションです。
色々な文化がお互いに解禁され、同時にお互いの文化を楽しめるようになったからこそのニーズがあります。

韓国では空前の「日本&日本レトロブーム」!!
冒頭でお話しした歴史を知ると、その理由もわかる気がします。

現在、若者文化の中心的存在の「Z世代」や、その先の「α世代」の方々が、
お互いの文化の「好き」や「推し」を併せ、また新たな文化が創られる日も近いことでしょう。

トレンドにも背景(理由)があります。
そこを汲んだインバウンド対応をすることが、「何度でも日本に行きたい!」となる秘訣です!!

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