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興味関心があること考えていることを書く。最近は展示の感想多め。 数学、計算科学、美術、…

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興味関心があること考えていることを書く。最近は展示の感想多め。 数学、計算科学、美術、民族学、言語学あたりが気になってる。 https://twitter.com/k_akie7 https://bsky.app/profile/k-akie.bsky.social

最近の記事

アーティゾン美術館「空間と作品」を見てきた

これも気になっていた美術館。はじめて行った。 もう会期は終わってしまったけど、面白い展示だった。 おもしろかったもの6階展示室 この階は、特に展示の仕方がおもしろかった。 この襖絵は、ちゃんと光も再現され、和室に座った状態で鑑賞できた。 すごい。 いつも、ガラスの向こう側の屏風絵とか襖絵を、きっと本来とは違う高さから見てるんだろうなぁと思いながら鑑賞していた。せめて距離くらいはと、離れた位置からも見るようにはしていたけれど。 それが、本来きっとこうだっただろうという状態

    • 岡本太郎記念館「ヤノベケンジ:太郎と猫と太陽と」と GINZA SIX「BIG CAT BANG」

      もはや何度目か分からなくなってきた岡本太郎記念館にも行った。 いつもの様子も知っている上で、そこに猫がたくさんいて、かなりよかった。 今回は画像が多め。 岡本太郎記念館何度行っても庭もサロンもアトリエもよくて、写真を撮りまくってしまうのだけど、今回はさらに宇宙猫がそこかしこにいてたくさん撮ってしまった。岡本太郎作品もはっきりした原色が多いから、その中にオレンジ色の宇宙服を着た猫が馴染んでいた。 アトリエのキャットウォークみたいな2階の手すりや、ピアノの上にも宇宙猫がいて

      • ワタリウム「コンクリート・プラネット」見てきた

        ワタリウムは、名前だけ知っていて行ってみたい美術館の一つだった。 想像していたよりもこじんまりとしていた。 ちょうど工事中で、全面が防音シートに覆われていて、今回の展示名である「コンクリート・プラネット」ともなんだか合っていた。シートにも絵が印刷されていたから、それも含めての作品なのかなと思った。 気になったものunder city (2024年度版) 映像作品。 部屋にディスプレイとスピーカーがいくつか配置されていて、タイミングによって映る映像や場所が変わる。遠くから

        • 東京都美術館「田中一村展」を見てきた

          これが見たくて東京に行った。 激うまでおおきい絵をたくさん見れた。 気になったもの写真禁止だったので、作品名と感想だけ。 メディア記事には写真がある。 第1章 若き南画家「田中米邨」東京時代 048 椿図屏風 2曲1双で、左は金地のみ、右は画面いっぱいの椿。 花は一色ではなく、白と薄桃のまだらがたくさん咲いていて、書き込みが細かい。 離れて見たときの迫力もあるし、近づいてみたときの緻密さもある。 067 雁来紅 同じモチーフで3幅の作品が展示されていた。 あまりにもう

        アーティゾン美術館「空間と作品」を見てきた

        • 岡本太郎記念館「ヤノベケンジ:太郎と猫と太陽と」と GINZA SIX「BIG CAT BANG」

        • ワタリウム「コンクリート・プラネット」見てきた

        • 東京都美術館「田中一村展」を見てきた

          森美術館「ルイーズ・ブルジョア展」を見てきた

          前評判がよくて、気になって見に行った展示。 たしかに、よかった。 全体的に不穏さが漂っていた。 年明けまでやってるから、もう1回行ってもいいな…… そして図録も買いたい 特に気になったもの全体に平面作品よりも立体作品が好きだった。 このホログラムの作品がめちゃよかった。欲しかった。 正面近い位置からだと、写真のように裏から赤く光るように見える。 大きめの本くらいで、いくつも並んでいたのもよかった。 遠かったり角度が悪いと、真っ黒のパネル。 きれいでもあり、不気味さもあり

          森美術館「ルイーズ・ブルジョア展」を見てきた

          ICC アニュアル 2024「とても近い遠さ」を見てきた

          気になっていたNTTインターコミュニケーション・センター[ICC] に行った。 最高だった。もう1回見たい。 オペラシティの中にあって食べるところもあるし、街中の美術館と比べると空いていてゆっくりできた。 特に気になったもの他の作品もおもしろかったけど、ここではいくつかだけ。 すみません,これどうやったらオンになりますか 真っ暗な部屋の中、椅子だけが並んでいて、投影機はまだ光ってるだけだった。どういうこと?と思いながら座ると、再生が始まった。 正直、気味悪いな~怖い

          ICC アニュアル 2024「とても近い遠さ」を見てきた

          はじめての Maker Faire

          Maker Faire Tokyo 2024 に行ってきた。 存在は大学生のころから知っていたのに、十何年も行ったことはなかった。 今回ついに行くことができた。 楽しかったし、いろんな工作を見てなにか作りたいな~という気持ちになった。3D プリンタがいろんなことに活用されている様子も知れた。 展示たくさん見たり解説聞かせていただいたりしたけれど、いくつかだけここに載せる。 カラクリ エレクトロも好きだけど、メカトロ、メカニカルが特に好きだな~と思いながら見た。カラク

          はじめての Maker Faire

          VS『連続する共鳴』

          「メディアアート」という単語を知ってまだ 1、2 年しか経っていないし、作品もいくつかしか見れてないし、よくわかってないままだ。 でも、なにか面白いことが体験できそうで気になってる。 連続する共鳴グラングリーン大阪に VS という施設のオープン展示を見てきた。 来場者の動きに応じて変わる投影と音が面白かった。 1つ目。 スマホを構えている感じがうっすら分かる。 最初の展示室なのもあって、出入りが多くていろんな動きがあった。 2つ目。 右端に見えているセンサーが、他にも

          VS『連続する共鳴』

          国立国際美術館「梅津庸一 クリスタルパレス」を見てきた

          国立西洋美術館「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?」で初めて作品を見た梅津庸一氏の展覧会が大阪で開催されていたので、見てきた。 https://www.nmao.go.jp/events/event/202400604_umetsuyoichi/ たいへんよかった。 区分けされた展示空間がそれぞれ違った雰囲気で作り上げられていて、部屋を移るごとに違う印象になっておもしろかった。 自分と10も歳が変わらない人ひとりが、これだけの量の作品を作って、存命の

          国立国際美術館「梅津庸一 クリスタルパレス」を見てきた

          放送大学での2期目を終えた

          2024年1学期4月からの受講を終えた。 今期は3科目を取っていたので、なかなか大変だった。 試験結果はまだ出ていない。 講義情報ネットワーク(’18) シラバスを読んで想定していたよりも、難しかった。 各種通信プロトコルを1つずつやった。 アルファベット略称が多くて、私にはとても覚えきれなくて、やるそばから順々に抜けて落ちて行ってしまった気がする。 でも、通信ネットワークのことは、多少はわかるようになったと思う。 うっすらとした理解しかしてなかった IPアドレスのサブ

          放送大学での2期目を終えた

          MOT「サエボーグ」「津田道子」TCAA受賞記念展を見てきた

          東京都現代美術館で開催中のもう1つの展示も見た。 サエボーグ「I WAS MADE FOR LOVING YOU」 小屋の向こうには鏡があった。 私と目が合った。 この英語を調べて知ったが、『ピーナッツ』に登場するルーシーが開いている精神科ブースのオマージュのようだった。 奥に進むと薄暗い中に、スケールの狂った輪郭の曖昧なわりに配色がはっきりしたなにかがある。風邪を引いたときに見る夢の中にいるみたいだった。 茶色のなにかには大きいハエのようなものがたかっていた。 赤い

          MOT「サエボーグ」「津田道子」TCAA受賞記念展を見てきた

          MOT「翻訳できない わたしの言葉」を見てきた

          2回目の東京都現代美術館(MOT)。 気になっていた展示を、また見に来ることができてうれしい。 一緒にやっていた他の展示も見たので、また別で書く。 特に気になったもの南雲麻衣|Mai Nagumo 3つのエリアのうち、丸テーブルで流れていた家族とのコミュニケーションについて友人と日本手話で話している映像が気になって、長いこと見ていた。 楽しそうで、私がふだん話しているよりずっとおしゃべりだった。 見ながら『君の手がささやいている』という漫画のことを思い出していた。 こ

          MOT「翻訳できない わたしの言葉」を見てきた

          DAZZLE のイマーシブシアター

          現地で3回、オンラインで1回参加したので、感想を書く。 とりあえず現地での体験はとても楽しいです。 上野「Lost in the pages」この6月で終演してしまう。 初回はプレミアム、次にオンライン、2回目の現地は通常チケットと、すでに3回見た。 あと1回くらいオンラインでも見たいし、6月はまた現地でも見たい。 まだ知らない物語がある。 現地では、舞台と客席ではなく、同じ空間に一緒に存在することになる。 ダイナミックに動く演者さんを間近に見れたり、目線を合わせたり、ま

          DAZZLE のイマーシブシアター

          坂本龍一 + 高谷史郎「TIME」

          京都ロームシアターで見てきた。 舞台上に水が張ってある様子が気になったので。 2階席最後列の真ん中近い席で、舞台上の水面もよく見えた。 舞台舞台に中央には薄く水が張られていた。 波紋がないと、ノングレアの電源が切れたディスプレイみたいに見えた。 左右には小さな岩とレンガ、砂山があり、枯山水のようだった。 その後ろには大きなスクリーン。 境目もなく、前に人が立っても影ができなかったことを考えると、後ろから照射していたのだと思う。 そこに時々、舞台の様子がリアルタイムに映し

          坂本龍一 + 高谷史郎「TIME」

          国立西洋美術館「真理はよみがえるだろうか:ゴヤ〈戦争の惨禍〉全場面」と常設展を見てきた

          企画展「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?」と合わせて、常設展も見てきた。 この美術館も常設展が結構広くて、たくさん見れてよかった。 常設展解説も多くて、どういう絵なのかを知りながら鑑賞できた。 2階で終わりかと思ったら、1階にもまだ展示ゾーンが続いててびっくりした。 一部の展示方法が、企画展での田中功起さんのプロポーザルに合わせて、低い位置になっていた。 私は目線が合わないのでかがんで見ることになる。 通常の展示でも、光の当たり具合と私の身長との兼

          国立西洋美術館「真理はよみがえるだろうか:ゴヤ〈戦争の惨禍〉全場面」と常設展を見てきた

          国立西洋美術館「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?」を見てきた

          この企画展が見たくて東京に行った。 常設展と合わせて、その甲斐があった。 おもしろいものを見れたなと思う。 ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?想像していたよりも絵画作品が多いと感じた。 壁に順に吊るしてあるような展示もあれば、西洋美術館らしく過去の西洋作品と並べて展示していたり、普通とは違う展示方法を取っていたり、そういった面白さもあった。 ときどき受け取りきれない作品もあったし、自分にはあわないなと思う作品もあった。 特に好きだなとか気になった作品

          国立西洋美術館「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?」を見てきた