千に一つの奇跡をつかむ生き方
そうだ、京都に行こう。
先日投稿をさせて頂いた浜野製作所の浜野慶一さんが今週末京都にて、講演をされるということで、参加させて頂くことに決めました。「会いたい人に会いに行く」が私のモットーであります。KDDIを稲盛さんと創業し現在はレノバ会長である千本倖生さんとの共演というまたとない機会でとても楽しみです。
予習を兼ねて、浜野さんの書籍に引き続き、千本さんの書籍を読了しました。熱意と勇気が出る一冊でしたので、皆様にシェアしたいと思います。
千本倖生さんとは
連続企業家。京都大学卒業後、現在のNTTに入社。当時通信業界において一社独占状態だったが、それにより国の市外電話料金が異常に高いことに課題意識を持つ。健全な競争原理を働かせるためライバル会社が必要と考え、84年、現KDDIを稲盛和夫氏らと共同創業、専務取締役、取締役副社長を歴任。99年イー・アクセス株式会社を創業代表取締役、代表取締役会長を歴任。2005年現ワイモバイルを設立し代表取締役会長兼CEO。14年レノバ社外取締役に就任、代表取締役会長を経て20年より取締役会長。
この経歴から、まさに通信業界を変えた「挑戦の人」であることがわかります。そんな千本さんが大切にしていることに迫りたいと思います。
千に一つの奇跡をつかむには
通信業界に革命をおこし、まさに奇跡の連続の人生をおくってきた千本さんは、「どんな人にもその人にふさわしい千に一つの奇跡が訪れる瞬間がある」とのこと。その時にチャンスをつかむことができるか人生の分かれ道で命が輝く生き方ができるかどうかが問われるというのです。
千本さんは、通信業界に民間企業参入が可能となった転換期にいあわせたことが「奇跡」であり、「日本のインターネット環境を世界レベルに追いつくくらい高めたい」と高い視座を持ちベンチャースピリットでライバル会社をたちあげる行動を起こしたことが、その後の奇跡的な結果を生んでいったと言います。そして人との出逢いも奇跡の一つであり、ライバル企業創業のビジョンに対し、資金力・経営力の面で大きな協力をして下さった稲盛和夫さんとの出逢いが大きく運命を変えたと言います。
千本さんは、人生の大飛躍である「クオンタムリープ(量子的飛躍)」は誰でも起こると言います。クリエイティブジャンプ、飛躍的瞬間とも言い換えられる瞬間。これらが起きるタイミングのアンケートをとったところ①大きな苦難が直面した時②未知の体験をしたとき この二つが結節点であるとのことです。
そして、クオンタムリープを起こすために必要なことは、①自分のミッションに目覚め②自分にしかできない何かを生み出し③世のため人のために尽くす という3点に集約されると言います。
まずは、「どんな人にも必ず奇跡の瞬間がある」と心から信じること。
苦難の状況においては飛躍的成長の機会と歓迎し、未知なる世界に飛び込んでいくマインドも持ち、目の前のことに全力を尽くすことが「今日、いまここ」から出来ることなのだと思います。
世界を知ることの大切さ
千本さんのベンチャー精神が目覚めたのは、アメリカ留学の経験が契機だったと言います。それは留学時、ルームメイトとの挨拶の際、所属先が、ＮＴＴであることを誇らしげに語った際、ほめてもらえると思いきや、その安定志向を軽蔑されたことが衝撃であった、というのです。アメリカ開拓時代からの独立心、未知への挑戦心の価値観に影響されたことが、チャレンジ精神を芽生えさせていったのです。アメリカで優秀な学生は大企業ではなく、起業を目指すといいます。そして成功に甘んじず次なる分野に挑戦する、連続起業家という生き方が尊重されるのです。
千本さんの連続起業家という生き方は、アメリカからの影響が根強いといえるでしょう。
利他の心
千本さんが常に大切にしていたこと、それは、圧倒的な利他の心です。これは、稲盛さんの経営思想の核心が利他にあることとも共通しています。
利他と利己心の両立は難しい、と一般的には言われていますが、千本さん曰く、両立は可能であり、社会の役に立つ仕事をしていればお金はあとからついてくるというのです。
私自身、最初のキッカケは個人的な欲からのスタートでも良いのではないかと思います。
その先は、世の中のためという利他の心があるからこそ、多くの人に応援され強運が味方をしてくれ、偉業を成し遂げる道が拓けるのだと思います。
一流に触れる
今週末、京都にて千本さんが講演される貴重な機会があります。日本のトップ経営者に触れるという「未知なる経験」をしてみませんか？
主催者山本伸二さんのご厚意で、なんと志高い学生は無料ご招待企画を行っているようなので、ぜひ身近な方にもお声がけください。人生を変えるキッカケになるかもしれません。
申込みはこちらからどうぞ。
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