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映画と演劇、両親の誕生日

3月11日(月)
穏やかな天気だった。調べたら13年前も晴れだった。そうだった。専門学校で稽古をしてたら大きく揺れて、全員外に出て、空は青かったのを覚えている。
電車が止まってほとんどの生徒が帰れなくなったから、学校で一泊した。食糧を求めて数人でコンビニに行ったけどすっからかんで、チェーン店のカフェにあったポテトサラダだけで夜を明かした。稽古着を丸めて枕にしてコートを羽織っても眠れなくて、周りを見たらクラスメイトもみんなそんな感じだった。明け方家族と連絡が取れ、電車が動き始めて帰宅。これが私の2011年3月11日。

3月12日(火)
気圧爆発しまくり。ぐったりしたけど、雨が強く地面を叩く音は結構すき。降ってるのかわからないよりも、いっそのこと大きな雨粒でザーザー振ってくれた方がマシな気がする。雨だってことを主張してくれた方が気持ちがいい。傘に雨が当たる音も心地よくてすきだし。濡れると色々と面倒ってだけで、そこまで雨が苦手じゃない。

3月13日(水)
映画「52ヘルツのクジラたち」鑑賞。映像だからか、小説以上に心が痛くなる場面もあり、そんな一瞬一瞬を見逃したくなくて観た。52ヘルツの声が聞こえなくても、声をあげているのかもしれないって可能性を忘れたくないな。杉咲花さんのお芝居に圧倒されまくった。「市子」もいずれ観よう。
映画館を出たら小山さんが結婚を発表されてた。ほーーーびっくり。なんだか、びっくり。おめでとうございます。
あれこれ考えつつ、来月親友の結婚式があるので新しくパーティードレスを購入。店員さんに細身だと言われてわかりやすく浮かれた。体型維持頑張ろう。

3月14日(木)
お父さん、お母さん。誕生日おめでとう。生まれた年は違うけど同じ誕生日の両親のもとで育ったからこれが当たり前になっているけど、客観的に見たらやっぱり珍しいし運命的に感じるよなあ。でも本人たちはそこまで運命めいてないのも面白い(最初はもちろん、おお!ってなったらしいけど)
毎年願ってるけど、これからも元気で過ごしてね。私もできる限り迷惑かけないよう頑張ります。それとお父さん、ホワイトデーのお返しありがとう。

3月15日(金)
Xで色々な意見や気持ちを目にして、少し疲れた。ドラマ「いちばんすきな花」の「言っちゃダメなことはたくさんあるけど、思っちゃダメなことはないです」って台詞を思い出す。加えて、西加奈子さんの短編集「おまじない」内の「孫係」も思い出す。思い出して、自制する。表に出すか出さないか、出すならどこに出すかをちゃんと考えたい。

3月16日(土)
舞台「20世紀号に乗って」を観劇。
観劇自体久しぶりだったので、劇場についただけでわくわくした。シアターオーブは背もたれがふわふわで座りやすく、舞台は横幅と奥行きよりも高さを感じて正方形だった。
海外作品は肌に合う合わないがあるけど、今回は結構楽しかった。終盤の展開が急すぎて頭が追いつかなかったのが心残り。
増田さんのユーモア溢れるお芝居と、厚くて深くて透明度の高い歌声が素敵だった。ミュージカル常連キャストは言わずもがな、土台が安定してるとはこのことなんだなと実感。華やかな作品でした。

3月17日(日)
最高気温が21度。私の中でこれは初夏。ただ風が強くて鼻も目もボロボロになった。
また気圧が爆発して頭がずっと重たかった。夕方からようやく元気になって、片付けしてご飯作って履歴書を作成。ここ数日気持ちの浮き沈みが激しいけど、頑張らなきゃな。自分のことは自分でやるのが人生の目標のひとつだから。

そんな一週間でした。

ありがとうお父さん。まさかGODIVAとは・・・!

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