見出し画像

「特定技能2号」の拡大について

1.背景と拡大の概要

①「特定技能2号」の在留資格

これは、特定の技能を持つ外国人労働者が、無期限に日本に滞在することを可能にする在留資格です。

「特定技能1号」の在留5年間の資格の上位として創設されています。
この資格には、在留期間の更新上限がなく、配偶者、こどもたちの家族帯同も、許可されています。

②業種の拡大

当初、「建設」と「造船関連」の2分野に限定されていたこの資格の対象分野が、2023年に「農業」を含む11分野にまで拡大されました。これにより、より多くの外国人労働者が、「特定技能2号」の在留資格を得ることが可能になります。

2.新たな試験の実施

①新分野での初試験

2023年11月20日、新たに追加された「産業機械や情報関連の製造業」分野での資格取得試験、技能測定試験が、初めて、日本国内で、実施されました。

②試験内容

2023年11月20日、大阪市内で実施されたこの試験では、外国人47人が機械の使い方や労働災害防止の知識について、日本語で、技能測定試験の筆記試験を受けました。

3.資格取得の条件

①経験と試験

「特定技能2号」を産業機械や情報関連製造業の分野で取得するには、3年以上の実務経験と、この技能測定試験の合格が必要です。

②重要な課題

この政策の拡大は、日本の労働力不足に対応するための一環として行われています。

特に、技術や専門知識を要する分野での外国人労働者の受け入れ拡大は、熟練した外国人雇用を継続するうえで、重要な施策であります。

また、無期限の滞在と家族の帯同が可能な点は、外国人労働者にとって魅力的な条件であり、長期的なキャリア構築や生活基盤の確立につながるでしょう。

しかし、言語能力や労働環境の適切な管理、共生社会の地域社会での構築が重要な課題であり、急がれることとなると思います。

③試験日程の法務省ホームページでの把握

この特定技能2号の技能測定試験の日程の一覧は、把握しずらいこととなっています。

①産業機械や情報関連の製造業分野②建設業分野③農業分野の3分野について、
エクセルで、今年3月分までの開催一覧があり、それぞれの所轄技能測定試験の管理省庁などのホームページに見に行かないと詳細がわからない仕組みになっています。

例えば、農業分野は、2023年度の試験は、12月20日~22日に実施済みであり、2024年2月19~21日の実施を予定しているとされています。
建設業分野については、開催地が、限定されてうえで、細かく日程が公開されています。


今後もこの制度の動向をしっかりと分析し、その影響を予測していく必要があると考えています。

日本は、将来の日本の社会のために、
より良いしくみを構築できるはずです。

#スキしてみて #最近の学び #ベトナム #インドネシア #少数民族 #共生社会 #日本 #東城敬貴 #ケイヤン #アイアジア #Aasia #毎日note #外国人就労者 #海外労働 #技能実習生度見直し #特定技能 #ベトナム語 #技能実習 #安全 #安心 #感動 #北海道 #外国人雇用

この記事が参加している募集

スキしてみて

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?