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ベトナムの熱波の影響について②

ベトナムでの熱波や異常な暑さの対処方法と解決策について考えてみたいと思います。

  1. 個人レベルの対策:

    1. 水分補給: 高温状態では、人間の体は水分を大量に失います。このため、頻繁に水分補給をすることが重要になると思います。

    2. 冷却: 冷たいシャワーを浴びたり、冷たいドリンクを飲んだりすることで体温を下げることができます。室内でのクーラーも電力需要や電気代の高騰を考えると今年の熱波はかなりのハードルが高いと思います。扇風機の利用でなんとかしていかなくてはならない。日本国内での大きな問題になっていると思います。

    3. 遮光: 日光を直接受けないようにすることで、体温の上昇を抑えることができます。日よけを使用する、または、直射日光の当たらない場所で活動することが重要です。外で作業する人たちの辛苦はかなりのものになっていると思います。

    4. 軽装: 通気性の良い、薄手の衣服を選ぶことで体温の調節を助けることができます。しかし、仕事上での防護服や防護用品の装着は避けられず、作業時間の短縮や時間帯を考慮することが細心の注意をはらわなければならなくなると思います。

  2. 社会レベルの対策:

    1. クーリングセンター: 高温期間中、公共の冷房施設(クーリングセンター)を設けることで、特に高齢者などの熱射病リスクが高い人々を保護することができるとされています。

    2. 緑化: 都市部での緑化は、都市のヒートアイランド現象を緩和し、温度を下げる効果があります。ベトナムでは大規模な植林が行われていて私も実際に現地で見てきました。都市部でも実行する会議の開催が続いていると報道されています。

    3. 教育: 高温環境での健康管理についての教育を提供することも重要です。これにより、個々の人々が自己管理できるようにしていくことも取り組まれていると思います。

    4. 気候変動対策: 長期的な視点で、気候変動対策は欠かせません。再生可能エネルギーの利用の拡大、森林保護・再植林、温室効果ガスの排出削減など、地球全体の温暖化を食い止める対策は困難な問題ですが、継続して取り組まなくてはならないでしょう。

世界気象機関(WMO)は、2023年7月末までに、エルニーニョが発生する可能性は60%、9月末までに80%と推定しています。

これは、今年のエルニーニョ現象がより顕著になる予測になります。

それに伴い、2024年には平年より気温が高くなる可能性があるとされています。

私たちは、温暖化気候モデルの進化により、地球の気温が新たなレベルに上昇し、気温の記録を破る恐れがあると予想についてどう準備していけばよいのでしょうか?


  1. 気候適応計画の策定: コミュニティや地域、そして国全体で気候適応計画を策定し、その実施を始めることが重要です。これには、農業、水資源、インフラ、保健など、さまざまな部門での緊急対策や長期対策が含まれます。

  2. 教育と情報提供: 地球温暖化とその影響、および個々人がとれる対策についての教育と情報提供を強化することが重要です。これは、市民が自身や他人を保護し、より持続可能な行動をとるのを助けます。

  3. 持続可能な生活スタイル: 個々人レベルでの行動も非常に重要です。再利用、リサイクル、エネルギー効率の高い製品の使用、公共交通機関の利用、地元産品の購入など、持続可能な生活スタイルの採用を推進することが重要です。

  4. 災害に備える: 地球温暖化によって、極端な気象イベントが頻発する可能性があります。そのため、災害に対する準備(食糧、水、医療品の備蓄、避難計画の作成など)が重要でだと思います。

  5. 政策的な対策: 気候変動に対応するための政策的な対策を推進することも必要です。これには、再生可能エネルギーの普及、温室効果ガス排出の削減、森林保全と再植林、緑化プロジェクトなどが含まれます。

これらはいずれも一部の対策に過ぎませんが、地球温暖化とその影響に対処するためには、多面的で包括的なアプローチが必要だとみなさんもよくご存じだと思います。また、考えてみたいと思います。


ベトナムのファムミンチン首相は、激しい熱波と干ばつにより電力需要が高まる中、短期的かつ地域的な電力不足に対処するための具体的な措置を今日、指示しました。

1. ベトナムの石炭・鉱業グループと東北総会社による国内の火力発電所への十分な石炭供給を確保する。
2. 石炭を輸入して利用する火力発電所は、他の発電所から石炭を借りたり、買い戻したり、前払いをするなどの方法で石炭不足に対応する。
3. 適切な時期まで水力発電の最大限の利用を推進する。
4. ベトナム国営石油ガスグループによる、ガスおよび石油発電所へのガス・石油供給を保証する。
5. 風力発電や太陽光発電のプロジェクトと仮の価格で交渉し、すぐに国家電力システムに供給可能な電力源を増やす。

チン首相は、これらの作業を副首相のチュンホアンハ氏および関連部署に引き続き監督させ、特に産業通商省副大臣のダンホアンアン氏にはベトナム電力グループが国家電力システムの運営を進め、電力供給不足が発生しないようにするための具体的な対策の実施を指導させるよう指示しました。


ベトナム南部ホーチミン市から北へ車で約3時間半くらいの場所にビンフック省の広大な植林地帯がある。弊社グループ内の同僚の実家に訪問した際にその広大さが私の想像を超えすぎるほどの広さで、本当に驚いた。
・・・・
壮大な計画と実行力は、勉強になるところであるが、あまりにも、気候的なこと、歴史的なことや地理的条件などが多様的なこと、奥が深く、私自身も整理して押さえるのが、大変な作業である。

ベトナムの多様性と統一性について㊳ビンフック省アカシアの木80万本など①


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