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『円安の波紋・外国人就労者からの視点➂』

はじめに

外国人就労者の生活支援事業の現状の困難は、コロナ禍の中で、私たちには追い打ちをかけるような荒波として、襲って来ています。

この5年間の円安の激変は、グラフで見ると衝撃的なものです。

昨年からの円安は、外国人就労者にとっても、大きな影響を及ぼしています。日本政府が、メッセージを発信出来ずにいることも、外国人就労者にとっても、大きな悲しい要素になっています。

円の価値が下がり続けていますから、日本国内の住んでいる外国人就労者が、自国に送金する際の換算通貨の価値が、激減しています。

明らかに、これは、彼らの家族の生計を圧迫しています。

また、日本での生活コストが、上昇してきていますから、日本人はもちろん、外国人就労者のみなさんの生活も、困難になってきています。

1. 為替の基礎知識と円安の原因

為替とは、国と国との間での通貨の価値を示すもので、この価値は様々な経済的要因によって変動します。特に、金利、インフレ、雇用、経済の健全性、政治的安定性などが、主な要因として挙げられます。

円安とは、円の価値が他国の通貨に対して低下することを指します。この円安の原因としては、他国の金利が、特にアメリカの金利が、現在のように、日本よりも、著しく高い場合、投資家は高い利回りを求めて、他国の通貨、アメリカドルを購入するため、円の需給が減少し、円安になっていきます。

また、日本の経済成長が鈍化すると、外国投資家が、日本の資産を避けることが増え、円の需給が、減少し、円安になる要素も重なっています。投資は、日本の株式市場に向かい、通貨に向かっていないのでしょう。

さらに、政治的な不安定さや政策の不確実性は、投資家を警戒させ、円の売りが、増える可能性があります。

2.2023年10月6日の為替動向の背景

米国の雇用統計が市場予想を上回ったことが、円安・ドル高の主な要因となりました。具体的には、非農業部門の雇用者数が前月比で33万6000人増となり、市場予想を大きく上回りました。

この結果、米国の長期金利が上昇し、日米の金利差が、さらに、拡大するとの観測が強まりました。この金利差の拡大観測が、円の売り・ドルの買いを促進しました。

3.2022年の円相場と2023年の展開

2022年、円相場は115円台からの円安のトレンドが始まりました。この動きは、複数の経済的要因や市場の動向に影響されています。年末にかけて、円相場は130円まで上昇し、これは過去の相場動向と比較しても注目すべき変動となりました。

2023年の年始には、新たな市場の動きが現れました。ドル売りの動きが強まり、これにより円相場は大幅に下落しました。このような動きは、市場参加者の期待や経済的背景、政策の変動など、多岐にわたる要因に起因しています。

その後の動向として、米国の金融政策、特に、利上げの影響が大きく、これが円安の動きを、再び加速しました。

米国の利上げは、ドルの魅力を高め、資金がドルに流入することで、ドル高・円安のトレンドが形成されました。現在、円相場は149円25~35銭での取引となっており、これは年初の動きや、今年9月以降の中期的なトレンドを考慮すると、今後の市場の動向が、目が離せない状況となっています。


~次回に続きます~


日本は、将来の日本の社会のためにより良いしくみを構築できるはずです。

みなさま、お読みいただいて、本当にありがとうございます。



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