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拝啓、社会人1歩目を踏み出した過去の自分へ。

こんにちは。白潟総研でコンサル・人事・広報PRを担当している永田です。

4月ということで、Twitterはじめ色々な所で入社式の様子を目にすることが増えましたね。新社会人の皆様、おめでとうございます!

そんなタイミングなので、新社会人の方に向けて「今、新卒1年目の自分に伝えるとしたら?」という観点でnoteを書いてみることにしました。
あくまで個人の見解であることを強くお伝えしておきたいですが、社会に出て大きな壁を何度も経験しつつ、何とかここまでやってこれた経験をもとに7つのメッセージとしてお話したいと思います。

新卒1年目。意気揚々と社会人人生を始めたが、決して順風満帆とはいかず。悩みもがき苦しみながら、何者でもなかった自分が少しずつ周りに支えられ歩んできたなぁと春が訪れるたびに思います。そんな過去の自分にも今だから伝えられることもあると信じて。そして誰かの背中を少しでもポンと押すキッカケになればいいなと思います。

1.自信を持てる武器を見つけよう

まず1つ目は「自信を持てる武器」を見つけようというメッセージです。
1年目からバリバリと活躍し、成果を出したい。そんな気持ちを胸に1年目をスタートする人は多いと思います。成果を出すことは文字にすると簡単ですが、極めて難しいものです。
だからこそ、伝えたいのは「自分の武器」を持ちましょうということ。
色々な分野に手を出すことは悪いことではないですが、まず「この分野のこの商品・サービスであれば誰にも負けないくらい自信がある。勉強した!」といったような「武器」を見つけることで圧倒的に成果に繋がるスピードは
速くなると思っています。(これはここ数年自分が経験したこと)

特に社会人なりたてのころはできないことの方が多いです。
これは至極当たり前なことなので、大事なことは「できることの増やし方」なのかなと。まずは「自分が自信を持てる武器」を確立し、その次にまた違う分野や商品・サービスを自分の武器にしていく。
そんな積み重ねがビジネスパーソンとしてお客様に「信頼」される人になる近道なのかなと常々思っています。一見、遠回りに感じる方もいるかもしれませんが。急がば回れ、です。

アンカー・ジャパンの猿渡社長の書籍「1位思考」より引用させて頂き、
逆T字型人材と逆n字型人材のお話を添えておきます。

自分が得意とする武器が2つ以上あると、労働市場での価値が高くなるというお話が書かれています。一方で逆T字型のようにまずは1つの専門的な武器を伸ばすことも成果を出せる人材になる上では大事だと思うので、「これは誰にも負けない!」という1つの武器を新卒1年目は磨いてみることをオススメしたいです。

2.周りをリソースとして捉え、使いまくろう

2つ目のメッセージ。
これはめっちゃ大事だと思っているので、声を大にして、新卒1年目の自分に伝えたい。

人は一人では生きていけません。特に新卒1年目なんて、できない事の方が多いので、周りに頼ることはどんどんやってほしいです。
"いい意味で"周りを自分のリソースだと捉え、使いまくれるか。
ロープレ、商談同席、事前準備、質問タイムなどなど。
とにかく周りの力を借りてでも、成功体験をつくること。ここにこだわり続け、愚直に仕事に向き合えるかはとても大事だと思います。
この考え方に新卒1年目の頃から切り替えることができると、2年目以降で見える世界が広がるんだということを強くお伝えしたいです。

人は本来「自分のやりたいことをやる」生き物ですが、会社に属する身としては会社に貢献しなければいけません。企業側の視点からお伝えすると、新卒採用は長期的な投資なので、「売上・成果」という観点で少しずつ貢献していかねばなりません。「やりたいことをやるために、まずやるべきことを愚直積み上げる」ことが大事だと思っています。

やりたいことをやる為にも、成果を上げることは必要です。まずはそこからがスタート。繰り返しになりますが、"いい意味で"周りを自分のリソースだと捉え、使いまくれるか。

3.努力は裏切らない、やり続けよう

仕事というものは総じてうまくいかないことの方が多い。どれだけ努力しても結果に繋がらない時だってあることは事実です。ただ、結果が出ないからと言ってすぐ努力することはやめないでほしいなと。

声を大にして伝えたいことは「結果が出ない時こそ、やり続けることができるか」ということです。
どこかで聞いた言葉ですが「努力すれば成功するわけではない。ただ、成功している人はすべからく必ず努力している」というものがあるように、努力それ自体には大きな価値があると想っています。

努力したことが結果に繋がらずとも、努力をしたということで得られた知識や経験は財産として残り続けるといつも思っています。その努力がどこか違う場所で実ることだってあるし、その時に「あの時努力して、勉強して良かった」と言える日々が必ずくると信じています。

努力は裏切らない。
信じてやり続けましょう。
どれだけ結果が出ていなくても、足を止めるな。

4.周りのせいにしない。決めたのは自分

4つ目のメッセージはこちら。
上手くいかない時、自分の思ったように仕事が進まない時はたくさんあります。むしろそんな連続です。
そんな時に周りのせいにして、自分が楽になることはやめましょう。
上司"が"、会社"が"、同期"が"みたいな形で外の世界に主語を置いて周りのせいにしても何も解決しません。

今、あなたがそこにいることは決めたのは誰?
その環境で社会人1歩目を踏み出すと決めたのは誰?

全て自分自身です。

だからこそ自分の責任として物事を捉えて仕事に、そして会社に向き合ってほしいなと思います。人生は選択の連続であり、大事なことは「自分が決めた決断を、正解にするために努力し挑戦し続けること」です。
自分の選択に責任を持てる、そんなビジネスパーソンであって欲しいなと。

周りのせいにすることが習慣になると、逃げ道ができてしまうし、その一瞬は楽になると思います。ただ、そこに「成長」はないなというのが自分の持論です。

人生は何が起こるか予想できない。
だからこそ、自分で決めた選択に責任を持ちながらそんな人生さえも楽しんでいきましょう。
自分で決めた道です、誇りを持ってください。

5.自分に投げる問いを見つけよう

5つ目のメッセージ。「自分に投げる問い」です。
仕事で成果を出す人の要素として「セルフコントロールのうまさ」があると思っています。仕事がうまくいかない時、目標達成に向けてチャレンジな時、疲労困憊で疲れた時などたくさん投げ出したくなる時もあります。
仕事をしていると、そんなシーンは幾度となく訪れます。

そんな時に「自分に投げる問い」を意図的に持っておくことでご機嫌に、
前向きに仕事に向き合えるようになるなと社会に出て学びました。
今でも大事にしていますし、それがセルフコントロールに繋がっているので新卒1年目からぜひ習慣にしてほしいなと。

今、自分はコンサルティングファームにいます。ベンチャー企業なので、日々色々な壁にぶつかるし、非連続の成長を日々感じまくっている。目標を超えていくこと、個人やチームが会社に与えるインパクトも大きい。だからこそ自分にかける問いが大事だなぁ。と常々感じています。

私はこんな問いをかけています。
・ラストワンマイル走り切れているか?
・あらゆる可能性を考え尽くしたか?
・起こること全てよきこと、さぁどう捉える?

自分にどんな問いを投げるか?ぜひ見つけてみてください。

6.振り返りをする習慣をつけよう

6つ目のメッセージです。
「振り返り」を徹底的に習慣にすることで、成長角度は大きく変わります。
これを書いている自分もまだまだ精進していますが、振り返りはやった分だ
け成長することは間違いないということを強く伝えたいです。

1日の終わり、毎回の打ち合わせの後、1週間、1ヵ月と。
こまめに「振り返り」という時間を通して、自分を俯瞰的に捉え、学びを言語化し、気づきを言語化し、次に活かしていく。
新卒1年目の頃から振り返りをすることに愚直に向き合い、量をこなすことで本当に見える世界が変わります。
文字にすると簡単に聞こえるかもしれませんが、実はやり"続ける"ことは極めて難しいです。ただ、白潟総研の社内を見てもこの「振り返り」が習慣になっている方が大きな成果を出し続けています。コンサルとしても、一人の人間としても尊敬されている方ばかりです。

新卒1年目でどんな土台をつくるかは、その後の社会人生活に大きく影響します。「振り返る時間」をたくさん作ってください。
確実に、前進します。そう信じて、愚直にコツコツやり続けましょう。

7.昨日の自分を1%でも超えていこう

7つ目のメッセージです。
社会人になりたての頃は、右も左も分からない中でもがいてもがいて日々を歩んでいくと思います。そんな時に同期や周りの友人と比較して、「俺って仕事できないな‥」とか「周りがあんなに成果出してるのに俺なんて‥」のように他人と比較してしまうことも少なくないなと。
(自分も社会人になって数年はまさにこんな感じだった)

人は誰かと比較して、自分を評価してしまいがちだなと思っているし、それは決して悪いことではないという側面もあります。実際、人と比較することで自分を奮い立たせ、更に頑張れる人もいる。それはそれで素晴らしいことです。

今回のnoteで私が伝えたいことは「昨日の自分」と比べて自分の成長を捉えてみるということです。昨日の自分と比べてできるようになったこと、上手くいったことに目を向けて認めてあげる。そうすることで前向きになれるし、オススメです。

人と比較して悩んでも何も変わらないし、始まらない。
その悩んでいる時間で、明日に向けて準備をする方がよほど自分の成長スピードをあげることができると思っています。

私も社会に出て、最初の頃は「できない自分」に打ちひしがれることも多かったですし、それは今でも変わらないかもしれません。でも実はそんな混沌した日々でも1歩とは言わず半歩でも前進しているものです。
それに気づていないだけ。だからこそ、「自分、よく頑張ってるじゃん!成長してるよ!」と自分自身に声をかけてあげることを大事にして欲しいです。昨日の自分より1%でも成長している自分をほめてあげてください。そうすると不思議なもので、仕事が楽しくなります。

1%でも成長していれば、そのことを前向きに認めてあげることができれば朝起きた時に「今日はどんな成長が待っているだろう」と楽しみになります。これは本当です。この春、新社会人になるみなさんも大事にしてもらえるといいなと思います。

最後に

最後に過去の新卒1年目の自分、そしてこの春、新社会人になられた方にメッセージを書いて締めくくろうと思います。

「人は変われる。成長は与えてもらうものではない。自ら勝ち取りにいくもの。自分の将来にワクワクしてほしい。」

人は変わるのに遅すぎることはありません。いつだって自分が変わると決めた所がスタートラインです。必ず、変われます。あなたの行動次第で。
社会に出ると、自分の細胞が全て入れ替わる経験もたくさんあります。
自分もそんな経験をし、悩み、葛藤しながら「変わる」ことができました。

そして、仕事をするのであれば「成長したい」それは誰もが持つ感情です。
ただ、勘違いしてほしくないのは、待っていても成長は訪れないということ。成長は与えてもらうのではなく、掴み取るものだと思っています。
つまり、「成長できるかどうかはあなた次第」だということです。
自分が決め、この春、会社の一員になると思います。環境は企業側が提供してくれるかもしれませんが、活かすも殺すも自分次第。
「成長は掴み取る」もの。

自分が学生時代に出会った言葉で今でも大事にしている言葉があります。
「仕事は99%しんどくて辛いもの、でも残りの1%に素晴らしい景色と達成感が広がっている」と。
その1%を掴み取るために、自分の将来にワクワクして仕事に邁進してほしいと思います。自分の可能性を自分が信じきること、そして実りある未来にワクワクすることを忘れないでください。未来には可能性しかないです。
そうすることで、最高にエキサイティングな社会人人生が待っています。
頑張ってください。

人生うまくいかないことの方が多い、
だからこそ面白いし可能性に溢れています。
仕事を最高に楽しんでいきましょう!私も頑張ります。

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