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あちゃ!やらかした!巫女バイトがやらかした神社仏閣のNG行為 その②

こんにちは、観れば運気アップ読めば開運・お寺神社の情報サイト「巡縁」です。

新人巫女としてお勤めをさせていただいますSが、神仏と参詣者を繋ぐ日常から「なるほど!」と「びっくり!」のエピソードをお届けするシリーズです。

今回は前回に続き、私が目の当たりにした『参拝者がやってしまいがちなNG行為』をご紹介します。ぜひ「良き参詣者」として神仏に好まれるお参りの参考にされてください。それではスタート!


都内某神域のお正月

新人巫女バイト「I」が初めてお勤めに入ったのは今年のお正月。こちらは都内でも著名な神域ですので、人の多さはちょっとした遊園地並みです。

毎年11月ごろから年末年始の準備に入り、関係者一同、体調が斜めのところに最大の繁忙期である大晦日と正月に突入。看護係が自然発生し、サバイバルの様相を呈します。

さて、参詣者の方は本殿へのお参りを目的にいらっしゃいますが、第二の目的は「お守り」「お札」と言っても過言ではないでしょう。そのため、神仏のお力の入ったお守りやお札をお渡しする「授与所」にも長蛇の列ができます。

寒い中いらした参拝者の方をあまりお待たせするわけには行きません、そして、お代の間違いはなりません。先輩巫女は授与金額が頭に入っており、素早い手つきで計算し、袋に入れ、授与の列を進めていきます。
新人一同は寒さに手を震わせながら、即席で覚えた金額と机の端に貼られた授与金額のリストを目の端に入れつつ、電卓を叩き、左端を折って袋にお入れしていきます。そして、目をしっかり合わせて、プライスレスの笑顔を忘れないのが新人の心意気。(自分がお待たせしたクレーム回避のためですね。)

ちなみに左端を折るのは「生きる」という漢字になぞらえてとのこと。神域ごとに言われは異なるかもしれませんが、面白いですね!

巫女の塩対応の理由


さて、お参りに行った時に「授与所の人、ちょっと塩対応?」なんて思ったことはありますか?友人関係に質問したところ、何名かおりました。

実はこれ、多くの参拝者の方に素早くお守り・お札をお渡しするための、ちょっとしたテクニックの結果なんです。

そのテクニックとは参拝者と「目を合わせないこと」

十人十色のお願いが届く神域は、どうにもならない問題の最後の拠り所であると思います。どうぞたくさんの方に来ていただき、現実社会で疲れた心、如何ともし難い重荷を肩から一時でもおろして欲しいと思います。
そして、そんな参拝者の思いに寄り添う心を持った巫女は、やはり「ピン」とくる人が多い。HSP(Highly Sensitive Person)ハイリー・センシティブ・パーソンとも言えるかもしれません。

つまり、「あ、このかたたくさん抱えてる。」が見えてしまうのが多くの巫女。特に目を合わせるとその念を受け取っちゃうのだそうです。そのため、熟練の巫女さんは特に自分を守るため、目を合わせないようにするようにしているとのこと。その他にも、塩を常備している、手に数珠をつけるなど自分を守る術を各自用意しているそうです。

特に感受性が強い方は、授与所に「見えない方」がいらしたことにも気が付くそうで・・それはまた別の機会に紹介しますね。

 塩対応とは、そっけない、愛想のない、冷淡な接し方を指す言い方です。

参拝者がやりたがるNGその2
「両替したがる」


さて、そんなまさに神の使いである先輩巫女たちは「両替」を喜びません。

さきほどの光景を頭に思い浮かべてください。寒いお正月に授与所の前は長蛇の列ができています。そのには「両替」を求める方が多くいらっしゃいます。「恐れ入りますが・・・」と大変恐縮される方、「おねがいしゃ〜っす」と、さも当然に依頼される方・・・。

初めはそんなに恐縮しなくても(後者には、そんなに太々しく頼まなくても)と思っていたのですが、ふと横をみると先輩巫女のご対応が、土俵入りのごとく大盛りの「塩」対応!千円札を受け取ってから100円を10枚渡すまで、一ミリも参拝者見てない。

流石にびっくりした新人は理由をお伺いしましたところ、神域には神様仏様に自分の願いを聞いていただくために訪れている、事前に銭を用意しないとはなんであろうか。売店や自動販売機などで小銭を作れる手段はあるのに、なぜ両替を求めるのかとのこと。なるほど!

両替はサービスか

「お金を扱う専門家」である銀行では、近年、両替を一部有料サービスとして行っています。特に有人である窓口での両替は、200〜500円程度の手数料が請求されます。両替は有料のサービスとして社会一般に認識されていると言えるでしょう。そのため、授与所に両替を依頼するのは恐縮して然るべき行為と言えるでしょう。

もちろん、両替を求めるのは「おみくじ」を引くためや、賽銭を作るためであり(そう信じたいですが)、神域への奉納につながる行為ではあるため、運営側としても『両替お断り』と明言はできないのでしょう。

何が言いたいかと申しますと、どうぞ、感受性の強い巫女や、年末年始時期の体調斜めの関係者各位を慮って、賽銭は事前にご準備の上、ご参拝いただけますと大変助かります。
巫女・事務職員は『神のお使い』です、巫女・事務職員が嫌がる行為は、本殿の神様も喜ばない行為としてご理解いただき、賽銭は事前にご準備の上、長蛇の列を少しでもスムーズに運営するようご協力いただけますようお願いいたします。

かくいう私も、巫女としてお勤めに入る前は、両替、お願いしますと言っていたことがあったとかなかったとか。巫女さん、塩対応だったな・・・(回想)

最新巡縁コラムのご紹介
「これでダメなら諦めて!?縁結びスポットでご利益を最大限いただく正しい参拝方法と、エリア別おすすめ縁結び神社7選!」


さて、巡縁の最新コラムは「ご利益を最大限いただく参拝方法」と、「縁結び」スポットのご紹介です!

旧暦の10月は「神無月(かんなつき)」と言いますが、出雲では「神在月(かみありつき)」と呼ばれることはご存知でしょうか?日本全国、八百万の神々が年に1回出雲に集まり、出雲大社で人の縁結びについて協議されているそうです。神々の最大の関心事は「人の子の縁」!?
確かに、人は出会いでいかようにも人生が変わっていくものですね。
そして、日本全国にはいろいろな「ご縁結び」スポットがあります、今回も巡縁ライター一押しのご縁むずびスポットをご紹介しておりますので、ぜひご覧くださいね。

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