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自分はどのように死にたいのか?#26

どうも。ゆうちゃんです。
いつもお読みいただきありがとうございます。
絶賛子育て奮闘中であります。

さて、住宅性能にこだわったりコーヒーのある暮らしにこだわったりしている私ですが、この度の木下斉さんと中川政七商店会長さんとの対談を聞いて思ったことを今回は書いていきたいと思います。


〇ステータスは幸福感に繋がらない

私たち人間は生きていると様々なステータスを獲得していきます。ステータスとは日本語では社会的地位*を指します。

社会では学歴、勤め先やその中での地位、所得や所有財産など個人が保有する社会的資源がある。社会的資源としては、収入や財産といった「勢力」、威信や賞賛といった「威信」、知識や知能、経験といった「情報」があり、これらの社会的資源を相対的に多く保有している個人は「社会的地位が高い」と判断される。

原純輔、社会階層と不平等(2008)より

原氏の社会的地位の定義を用いると、社会資源の保有量が多い=高ステータスということになります。ステータスが高いことで幸福度も上がるのか…ではここで、資源の一つでもある収入を見てみます。収入が高ければ高いほどに幸福度も高いのか…調査結果から見えてきた答えは「ノー」でした。年収800万円までは右肩上がりに年収と幸福度の相関関係が見えますが、800万円を超えてくると横ばいから下降しはじめます。収入だけを見ても、高ステータスと幸福度は必ずしも一致しないと分かります。

高ステータスはただの状態を表しているだけにすぎません。資産を多く所有している、○○士の資格がある、父親であるとかとか。そのこと自体には価値はほとんどなく、そのステータスを獲得するために行動した根っこにある考えに価値があります。つまりは、スタイル(目に見える姿)ではなくスタンス(姿勢)が重要ということです。私もよくよく使っていたライフスタイルということば。暮らし方に着目しがちでしたが、その暮らし方は行動の結果でしかないのですよね。そこに至るまでのプロセスや意思決定に価値があると考えると、そう決めた軸は何だったのかがとても大事なことのような気がしてきました。 #影響を受けやすい

〇何をしているかよりも何故しているか

ここで自分の軸って何だろう。人生の目的って何だろう…という自問自答が始まりました。今noteを書いていること、コーヒーにこだわっていること。住宅性能にこだわったこと。それらは何のための選択と行動だったのか考えさせられました。
私が自分の人生の目的を主体的に考えるきっかけとなったのは、やはり子どもが生まれてきたことが大きいです。むしろそれまでは社会に無頓着で、自己中心的に生きてきました。仕事はそつなくこなし、エンタメや食に時間とお金を費やす。今を楽しむことはできていたけど、何のために生きていきたいのかとか考えたことって全然なかったです。それが子どもが生まれたことを機に、まずは子どもが自立して生きていけるようになるまでサポートしていくことが当面の目標となり、家族というコミュニティを土台にした日々の暮らしの営みの中で小さな幸福感を積み上げて心豊かに生きていこうと思うようになりました。  #いろいろすっ飛ばしましたが

自分と妻の生活の中に“子ども”ががっつりと入ってくるようになり、心身ともに削られる思いをする日もありながらも…子どもの日々の成長に嬉しさや感動がそれを上回ることを実感しています。

〇どう生きるかよりどう死ぬか

このテーマが湧いたのはVoicyパーソナリティの尾石晴さんの放送を聞いたことがきっかけです。11月のVoicyフェスで対談された石倉洋子さんの言葉で「死ぬ間際にまだあれもこれもやりたかったなと思うような人生でありたい(こういうニュアンスのこと)」と話されていたと紹介されていました。(どこかの放送回で聞きました。昨日の生配信だったかも)
そこで確かに!と頷きながら聞いていたのですが…人間の生き様は死ぬときに分かるものなんだなと感じました。 #薄っぺらい感想

ここで私の中ではいろいろなことが繋がってきました。人生においても仕事においても成功法は分からないということ。何のために行動するのかという目的が大切であるということ。自分や家族が幸せかどうかということ。バシッとリンクし、本質的なことは皆同じだなと感じています。
どうやったらうまくいくのか(最短距離)ではなく、大怪我しない範囲で実践して失敗してを繰り返してやってはいけないことの感覚を掴んでいくことが大事。経験から学び次の行動に移していくことがどのような状況においても必要だし、発信されている方々もそういった地道なことの積み重ねだと同じように言われています。そこに行きつくし、それしかないということなんですね。

〇まとめ

この流れで、これからはライフスタンスを大事にやっていきますと言ったら今までと何にも変わらないじゃんと思いました。ライフスタンスは状態のことを言うのでは決してありません。自分の人生をどのように全うするのかという姿を現す言葉にしか過ぎないと思っています。ライフスタンスが流行り言葉にならないことを願いつつ、私の人生における自分軸を太くしなやかに育てていきます。そのためにもコツコツ(いちばん苦手)やれることを積み上げていこうと思います。
何をするにも、why?を意識していくことが大事です。

最後までお読みいただきありがとうございました。
2024年のテーマは「コツコツ」になりそうです!

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