SARS-CoV-2 スパイクたんぱく質について(概要)
自分なりのまとめ
スパイクの全体像
NTD部位
詳細な役割は未だ不明です。
RBM部位
RBDの中でもACE2に接する部分。ACE2との結合性はSARS-CoV-2の感染力に影響する。
フーリン部位
予めヒトのフーリンによって切断されている部位。S1とS2が剥がれやすいくなる要因にもなっている(SARS-CoV-1は持ってない部分)。
S2部位
SARS-CoV-2がヒト細胞に融合するためのパーツ。SARS-CoV-1と大きな違いはない。SARS-CoV-2内での変異も少ない。
オミクロン株
BA.2は2021年12月に同定。以降の流行株はこの子孫系統にあたる。
BA.2以降の主な変異株。図に表してあるのはスパイク変異のみ(赤ラインのあるものはRBD部位)。
オミクロン株は初期株に比べて3-ダウン状態の割合が大きい。同時にACE2との結合力UP。
スパイク構造の表面にある部位は抗体回避のための変異が生まれやすい。
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