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エピソード大喜利#63 お題:ギャンブル依存症あるあるとは?

人間の数だけ依存症があると言われている中で割りとポピュラーなのが「ギャンブル依存症」だ。誰もがなってしまう可能性を秘めており、ギャンブルに強いから依存症になる訳ではなく、ギャンブルに弱いから依存症になってしまう訳でもない。
 
沢山のギャンブル依存症患者がいるという事はイコール沢山のギャンブル依存症カウンセラーがいるということになる。
その世界に多くいる「ギャンブル依存症カウンセラー」の1人がトムだ。
 
トムが参加者たちに向かって喋っている。
『ギャンブル依存症というのにもいくつか種類がある。すべてのギャンブル依存症患者を一括りにすることはとっても危険な事だ』
 
トムは目の前に置かれたコーヒーで口を湿らしと話しを続ける。
ここはとある施設。「ギャンブル依存症患者」を家族に持つ者たちが数十名集まって話しを聞いている。
 
『金の切れ目が縁の切れ目という言葉がありますが正にその通りでギャンブル依存症になってしまうと、どんどん人は離れて行ってしまいます。その点きょうここに集まってくれた人たちはギャンブル依存症の家族、または知り合いということで、依存症の患者を助けるべく来ている。これはとっても良い兆候です』
メモを取りながらトムの話を聞いている参加者もいる。
 
『この中には家族がギャンブル依存症なのでは?というまだギャンブル依存症が確定していない予備軍の家族の人もいると聞きました。そこでギャンブル依存症かどうかを見極める<ギャンブル依存症あるある>を1つ紹介します。もしコレをやっていたらその人はギャンブル依存症です』
トムの言葉を受け、イスの背もたれに背中を付けていた人たちが一斉に前のめりになる。
 
『それは「ゴーヤチャンプルーって5回続けて言ってもらって下さい。ギャンブル依存症の方は3回目からゴーヤギャンブルーになります』
 
 
 

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