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「学問のすすめ」は、勉強しましょうって本ではありません?

『学問のすすめ』は
タイトルがちょっと損してる、
気がするのですが、
どうでしょう?
ずっと勉強してろって本に
誤解されやすいですよね?

中身的には、
「学問のすすめ」で
よく知られるくだりは、 
ほとんどが第1章ですね。

でも、「学問のすすめ」は
全17章もあり、
明快なメッセージが数段階に
分かれていて、
ステップアップできるように
書かれています。

第2章から第6章は、
良き「国民」とは何か?
国の独立と個人の自立について、
など、明治時代らしい、
国家独立の話が続きますが、
14章では「人生設計の技術」
15章は「判断力の鍛え方」
16章「正しい実行力をつける」
などなど、今にも通じる
実用的な人生論が書かれていきます。

そうした判断力や実行力を
つけるためにも、まずは
学問をしよう、学問が要る、
そう福沢は言っていました。

ちなみに、今、
福沢諭吉が生きていて、
何か本を書くとしたら、
いったいどんな本を書くでしょう?

国家独立の話は無くなり、
そのかわり、個人のさらなる成長、
さらなる個人力の伸長の先に、
孤独と不安が人間を包み込む時代、
私たちはどうやって、
人生を設計し、判断し、
実行したらいいか?
切り拓けばいいか、
教えてくれるかなあ。

うん、ちがう、ちがうわ。
それを福沢に頼るのではなく、
私が自分自身で考え、
自分で切り開けばいいのだ。
(笑)。
福沢諭吉を読みながら、
自分の考えと福沢の考えの違いを
点検できたら理想ですね。

まあ、それがいちばん難しいけど、
それこそ、マイライフって
ことですよね、、、(汗)

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