見出し画像

【専門家】川上未映子?三浦しをん?佐野洋子?誰の専門家になろうかな?

橋本治が他界して5年になる。

数年前に、noteで、
橋本治を専門的に研究している人を
見た時は、びっくりでした。

私も橋本治は好きですが、
まさか、もっぱら橋本治を研究する人が
世にはこんなにもいるの??
とは思わなかったからです。

橋本さんは、
アナーキーだし、
シニカルだし、 
フリーダムだし、
ひねくれているし、
全くマインドが読めないんですよね。

でも、最近は、
文芸雑誌で橋本治論や
橋本治にまつわる評伝が
いくつか見られるし、
『はじめての橋本治論』という
本格的な評論本も
最近、出ましたね。

ああ、この手があったか?
とも思いましたが、
私には橋本治を、
客観的な分析はできない。
できるとは思えない。
書けたとしても、
ただの読書感想文しか
書けないでしょう。

だから、橋本治を
専門的に研究している方は
凄いなと思います。

ならば、
誰なら、私にも、
専門研究家できるだろうか?

あまりにマニアックな作家になると
世の中からのニーズがないでしょう。

かといって、
三島由紀夫や村上春樹くらい
ビッグな作家になると、
同じ道の研究者がぎっしりいて、
今度は今さら私の出番もないに
ちがいない。

そういう意味では、
今の段階で橋本治の研究者に
なっている人というのは、
絶妙な感じがする。

さて、他人さまはさておき、
私は誰の専門的研究家に
なりたいだろうか?

川上未映子?
小川洋子?
村田沙耶香?

うーん、
私は、川上未映子の専門家で
ございます、と今のうちから
評論を積み重ねていき、
時々ご本人にも
インタビューしておいたりも
物理的にできるじゃないですか。

でも、私に
橋本治同様、
川上未映子を客観的に俯瞰視したり
川上未映子さんにも
認めてもらえるような
腑分けができるとは思えない。
繊細、かつ、前人未到な世界を
築いているから、手が出せない。

ダメだ、好きだけど、
研究家になれる度胸がない(汗)。

あ、
ちょっと出来そうな気がする
作家が思い浮かびました。
西村賢太さんです。

破滅型の私小説家なら、
私でも鼻が聞くんじゃないか?
と思うんです。

ただ、
西村賢太さんの世界にずっと
浸っているのは、
なかなか疲れるだろうな?
人間関係を調べたり
実話のエピソードを調べる辺りで
もうクタクタになるかもしれない。 

でも、川上未映子の専門家に
なろうというのは暴挙に近いのは
やる前から感じるけれど、
西村賢太なら、
彼の専門家になるのは、
暴挙とは思えない。

ただし、西村賢太の研究家って、
今後、世の中にニーズがあるのかな?

ニーズという意味では、
川上未映子の方が
がぜん高いでしょうね?

あ、そうだ、
三浦しをんか、
西加奈子か、
佐野洋子か、、、、。
佐野洋子なら、
私にもできるかもしれないし、
やれそうな気がする。
おこがましいですが(汗)。

佐野洋子は、
絵本、エッセイなど、
その世界は飽きないし、
生前の彼女を知る人物が
まだたくさんいるでしょうから、
今のうちにインタビュー
させてもらうのも、
実現可能でしょう。

あ、そうか?
佐野洋子さんの専門家かあ。
狙い目でしょう。
がんばってみようか。

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?