海を愛する活動家 しおんちゅさんインタビュー記事:しおんちゅさん
これは、私が参加している「POOLO JOB」メンバーのしおんちゅさんから聞かせていただいたインタビュー記事です。
しおんちゅさんは、2021年、沖縄県 豊見城市に移住をしました。
現在は、ビーチクリーン活動や、ウミガメの保全活動、写真展など様々な活動に取り組んでいます。
沖縄に関する情報発信も積極的にされており、しおんちゅさんの行動力や熱量の高い発信は自然と周りに影響を与えてしまう力があります!
今回は、しおんちゅさんの「海」に関する思いを熱く伺っていました。
読んでもらった方に、「海」について改めて考えるきっかけになればという思いで書いています。
「海を守る人」から「伝えられる人」になりたい。
しおんちゅさんは、どうして沖縄に移住しようと決意されたんですか?
新型コロナウイルスがきっかけになり、移住を決意しました。
普段から1人旅をしていたのですが、しばらく旅ができそうにないと思い、どうせなら住みたかった沖縄に移住をしました。
もともと沖縄県には、就職2年目の頃に休職をした際に、
1人旅をしたことがありました。
当時は、仕事が忙しかったり、体力的にも精神的にもキツくて、その時に、知り合いのいない遠いところに行きたくなりました。
そんな時に地図を眺めていて見つけた、日本の有人離島最南端『波照間島』に興味をそそられ旅をしました。
沖縄県 波照間島は空も広くて、海が綺麗、ゆったりとした雰囲気がとても精神的にゆとりを与えてくれました。
沖縄でどんな活動をしていきたいと考えられてますか?
海のことを、「伝えられる人」ではありたいと思っています。
ただ、「海を守ろう」という言葉は、今の自分にあまりしっくりこないんです。海はみんなのものなので。
いい言葉ではあるんですけど、別に僕の海ではないですし、
「守る」ことを僕1人がやってても意味がないと思っています。
あとは、「守る」という言葉は、敵ができてしまう気がするのであまり積極的に使わないようにしています。
いろんな人が海のことを思いやりの気持ちを持てる、
海に優しい人が増えていくことが、大事だと考えています。
だからこそ、SNSやイベント、写真展などを通じて、海の価値に気づいてもらうきっかけ作りをしていきたいです。
「海を大切にしたい」気持ちは、どこから生まれたんですか。
水中の世界が綺麗なのと、いろんな生き物がいる海に通う中で、命の尊さを強く感じるようになったからです。
沖縄の海は青くて綺麗というイメージになりがちですけど、
海の中を見てみると、世界的にも珍しいぐらい、生き物が豊かな海なんです。たくさんのサンゴを見ることもできます。
風景として海がキレイというだけでなくて、そこに命があるって考えたり、生き物にとっての暮らしの場であると考えると、海という環境を自然と大事にしてあげたいなと思います。
しおんちゅさんが考える海のためにできることと未来
具体的に私たちが海を大切にするためにできることはありますか?
海が世界中の全部に繋がってるという感覚を知ってもらうことが大切だと思います。
例えば、ペットボトルを1本を流してしまうと、ハワイまで、たどり着くこともあります。
海は世界中に繋がっています。沖縄の海に大量のゴミがあるのも、
もしかしたら違う地域のゴミかもしれないです。
自分の身近な行動が、世界中の海に繋がってるっていうイメージを持ってもらえたら嬉しいです。
実際にできる行動としては、捨てるゴミを減らすとか、自分の家の生活レベルでいいと思っています。
環境に優しい洗剤を探そうとか、カレーを食べ終わった後に、そのまま水に流さず、紙で拭くということもすぐにできます。
家から流れていく水、排水も全部海に最後にたどり着くので、
環境に優しいことを意識することから始められるのかなと思います。
しおんちゅさんの今後のビジョンはありますか?
もっといろんな海を見たいですし、伝えていきたいです。
沖縄に拠点を置きつつ、いろんな海のことを知りに行く旅ができたら面白いとは思ってます。
そして、沖縄やいろんな海のことを伝えることで、共に海を豊かにしていきたいです。
僕の発信を見てくれた人が何か踏み出せるようなきっかけになってくれたら嬉しいです。
編集後記
しおんちゅさんは、「POOLO JOB」では、いつも講師の方にも質問をしていたり、毎日SNSへの投稿も欠かさないので、積極的で、熱い印象がある方のイメージがありました。
インタビューを通して感じたことは、その熱い思い以上に、沖縄のことだけでなく、その先の海のこと、社会のことを考えている想像力の豊かさに感動しました。
そこには、熱い男しおんちゅさんの優しさが溢れているように感じました。
私も生活をしている中で、海のことを考えることは少ないですが、
海のことを少しでも思いやれるような生き方ができたらなと思いました。
しおんちゅさんは、noteやTwitter、Instagramでも沖縄や海に関してたくさんの情報発信をされています。興味を持たれた方はぜひご覧ください!
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