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「コミュニティマネージャー」を学ぶ

2023年の9月から10月まで、TABIPPOが主催する「コミュマネゼミ」というコミュニティマネージャーについて学ぶ講座を受講することになりました。

私については、過去に書いた下の自己紹介を見てもらえればと思いますが、なぜ私がコミュニティマネージャーについて学ぼうかと思ったかを私の経験を踏まえ書いていきます。

組織やコミュニティについては、熱い思い持っています。
もしよければご覧ください。

学生時代〜組織で生きる〜

私自身、大学時代にたくさんのアルバイトをしてきました。
最初にしたアルバイトがホテルのブライダルです。

せっかくなら挑戦的なアルバイトをしてみたいなと思ったのきっかけです。
マネージャーの方の思う通りに動けず、毎日怒られ、少し鬱気味になりながらも半年間は続け、辞めました。
他のメンバーも、そのマネージャーが影響で辞めていました。

どうして同じ仲間なのに潰し合うのか、馴れ合いと、仕事で求められる関係は違うのかもしれないけど、もっと良いかたちがあるのではという気持ちが残っていました。

その後、大学のアルバイトで、PC関連の備品貸し出しやHPの編集をするアルバイトを始めました。3年時にはアルバイトリーダーになりました。

ITに関する知識・経験ともに足りないものばかりの中、どんな関わり方がメンバーに対して、取れるのかを悩みました。
その中で、求められるリーダー像というのを考えました。
私の中では、漠然と良いチームにしたいという思いがありました。

おそらく、この組織に対する思いは、大学生で初めてしたバイトの経験であったり、私自身が陸上を続け個人技中心の中で育ってきたので、組織を運営することに対する好奇心と憧れがあったんだと思います。

そこで出会った本が、『宇宙兄弟 「完璧なリーダー」は、もういらない。』という本です。完璧で優秀でなくても、周りに影響を与えられる存在。漫画『宇宙兄弟』に登場するムッタのような存在もリーダー像の一つだと知りました。

本当は組織全体を見ないといけないのに、リーダーが重要で、自分自身が組織を変える必要があるという目線でしか、考えられていなかったことに気づいた瞬間でもありました。

その後、リーダーや組織について考える中で出会った本が、『Teal組織』という本です。

Teal組織(生命体型組織)。自律的な個々のメンバーが生命体のように自己組織化する新しい組織像です。

組織にはリーダーがいて、リーダーが強い影響を与えていると思っていた私にとっては衝撃的な内容でした。

まるで一人一人が自分の会社を運営していて、生産的であり、メンバー自発的に動けるそんな組織があることを知りました。

アルバイトの中で少しでも良い組織を運営できないか模索した大学時代でした。

社会人として〜組織の現実〜

大学を卒業した後は、IT系の営業職を行うことになりました。
大手企業ということもあり、まさにトップダウン型でした。

自分の会社側を否定するつもりはなく、会社側も社員が主体性を持って行動できるようにするために工夫は組み込まれていますし、組織をよくするための取り組みもしっかり行われています。

組織について学んだ私にとっても、トップダウンという構造が決して悪いとは思っておらず、組織には段階があるので会社に適した組織形態を選択すべきだということも理解しています。

けれど、組織の中で働くことの息苦しさ、疎外感を感じていました。
例えば、仕事上はプライベートの話は避けられがちになったり、上司とは距離の離れた関係性になってしまったり、自分の意見を言いづらかったり、そもそも同じ会社の人なのにどうしてこの会社を選んだかも知らない。

同じ会社で同じ組織なのに、隣の人は仕事上の関係性でしかないのです。
結局、その立場の違いが対立を生んだり、その人の価値観が分からないからこそ、言っていることに納得がいかなかったりすることが多かったです。

アルバイトリーダーをしていた時、感じていた気持ちとは対照的でした。
アルバイトでは、自分がリーダーとして、あるいに組織をデザインしていたことや、同じ年代層が多く、利益追求もしていなかったからこそ、居心地が良かったんだと思っています。

それでも、組織の中での人との関係性は難しいなと感じました。

私として〜組織の力〜

その後、好奇心が高い私は、会社以外に様々なコミュニティに参加をしました。その中で、感じたことは自発的に活動するメンバーの多さと、コミュニティの強さです。

1つ例を出させてもらうと、私が参加をした旅を仕事にすることをコンセプトにした「POOLO JOB」のコミュニティでは個人の自発性の高さと、課題が多い中でもお互いを支え合うという一体感の強さを感じました。

これは、もちろん参加メンバーの力もありますが、コミュニティを作るための設計が素晴らしいんだなと私は思いました。

例えば、講義のZOOMでは積極的にチャットを使い、オンラインの中でも盛り上げさせる雰囲気作りや、各チームにサポーターが入り、フォローを行う仕組みなど、よく作られているなと思いました。

コースが終了後もこのコミュニティという土台があることによって、多くのメンバーがその後も交流や企画をしています。

社会というのは、いろんなコミュニティが存在しており、そのおかげで新しい出会いやモノを生み出すことを支えていることを考えると、コミュニティの可能性を感じました。

そう考えると会社単位だと、もっと大規模で、もっと社会的にはインパクトを出しているモノを生み出しているはずなのに、対立が起きて、疲れているメンバーの声も多いということは、残念です。

もちろん、会社単位だと、それだけ対立が起きやすい構造になっているとは思います。

だからこそ、私は組織に関心を持ちながら、私の周りを少しでも良くするような組織やコミュニティ作りに携われるようになりたいと思っています。

今後の意気込み

最後に今後の意気込みとしては、知識だけでなく、実践知としてのコミュニティマネージャーについて学んでいきたいです。

そして、私が関わることでより良いコミュニティが作られるように、私とコミュニティとの携わり方について考えていけたらと思っています。

将来的には、「地域」という大きな規模間のコミュニティに対して、関わりを持ちたいです。

「あの人がいると、なぜかコミュニティが上手く回るよね。」

そんな存在になりたいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

参考:コミュニティ関連で読んで良かった本


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