やまじゅん

本を読んだり、旅したり、対話する中で、社会を豊かにするためのアイデアや行動を探求してい…

やまじゅん

本を読んだり、旅したり、対話する中で、社会を豊かにするためのアイデアや行動を探求しています。 キーワードは、豊かさ、資本主義、越境学習、成人発達理論、持続可能性、コミュニティ.etc

マガジン

  • 参考

  • インタビュー・取材記事

    熱い思いを持って取り組んでいる人や活動をしている地域に関する記事について

記事一覧

未来は円安・円高?対策は何をすべき?

私はフィリピンのセブに今の2024年の5月時点で住んでいます。 セブは観光で有名で、カジノがあったり、ショッピングモールがたくさんあります。 フィリピンはフィリピン…

4

責任ある旅を考える〜消費者から当事者へ〜

旅への葛藤私は旅は好きですし、いつもワクワクさせられます。 新しい出会い。新しい景色。新しい体験。 たぶん人生を豊かにするためにも、旅が必要なんだと思います。 …

やまじゅん
2週間前
7

いざ退職。ついでに世界一周!

2月上旬、職場の上司に 「やりたいことがあるので、退職したいです。」 と思いを伝えました。 年明けの2024年1月には退職の話をしようと、GoogleカレンダーにメモされたTO…

やまじゅん
1か月前
117

ガンで全てを失った人に出会って感じたこと

年度末に向けて仕事が駆け込み落ち着かない中、外に出ると時折感じる春の暖かさには、ふと自分が今を生きているんだなと、我に戻る時がある。 2月の上旬、私は1人のガン患…

やまじゅん
2か月前
22

正しさが溢れる社会で思うこと

「正しい」とは何か?「正しいこと」ってなんのだろうか? 私は昔から社会やその環境において、正しいことをしたいという思いが強い方だった。 それは、時間をあまりか…

やまじゅん
2か月前
12

「ゆ」で繋ぐ。〜ウェルビーイングのまち蒲郡〜

春の始まりを告げる2月4日の立春、「地域づくりの楽校」が主催する冬の遠足に参加しました。 「地域づくりの楽校」とは一般社団法人 地域問題研究所(通称「ちもんけん」)…

やまじゅん
3か月前
16

1年でやりたい100のコト

人生でやりたいこと100のコトを作った。 正直、1つ1つに粒度や思いの強さはバラバラ。投げやりな項目もある。 ただ、書き出すことで気づくことは多い。

やまじゅん
3か月前
11

より少なく、しかしより良く

「人は食べた物で作られる」 同じように、人は見たもの、聞いたもの、触れたものに知らない間に影響を受けています。 例えば、マクドナルドのロゴが赤と黄色である理由は…

やまじゅん
4か月前
4

散財したら、ギバーになった。

2023年は、人生で最もお金を使った年。 クレジットの支払いのみで年350万円以上。 どうして散財をしたのか? 今回は、お金の使い方を通して気づいた私自身の変化を書く。 …

やまじゅん
5か月前
27

アワビで経済性と社会性を考える

かの有名な二宮尊徳(薪を背負いながら本を読んでいる銅像が日本中にある二宮金次郎のこと)の言葉です。 この言葉は、社会に害を及ぼし、倫理的でないビジネスについては…

やまじゅん
5か月前
5

コミュニティに関わる人へおすすめしたい10冊の本

年間150冊以上、読書をする私がコミュニティ運営に携わる人におすすめしたい書籍を紹介します! 私が実際に読んで、タメになった、勉強になった内容を軸に選定していま…

やまじゅん
7か月前
10

幸せになんてならなくていいよ。

「あなたは幸せですか?」 そんなことを聞かれ、私が思ったのは、幸せになる必要はないということ。なぜなら、大切にしたい価値感と幸せは両立しえないこともあるから。 …

やまじゅん
7か月前
9

コミュニティの壊し方

「コミュニティをぶっ壊そう!」 もし自分のコミュニティの中に、コミュニティを意図的に壊そうとする人がいると想像すると、とても恐ろしいです。。 今回は、「コミュニ…

やまじゅん
7か月前
8

「地域づくりの楽校主催」 読書会レポート!

朝の空気がひんやりと澄みわたって、ようやく秋らしさを感じるようになってきた10月1日、「地域づくりの楽校」が主催する読書会に参加しました。 「地域づくりの楽校」…

やまじゅん
7か月前
10

「成功循環モデル」から考える心理的安全な場の作り方

「会社に、行きたくない・・・」 何か原因の分からない閉塞感。重たい空気。活気が感じられない。 そういったことを感じたことはないでしょうか? 今回、生産性も高く、…

やまじゅん
7か月前
9

資本とイデオロギー②

前回の続き『資本とイデオロギー』についてです。 歴史的に、格差は正当化されてきました。 格差は、イデオロギー的政治によって生まれてきました。 格差を是正する必要…

やまじゅん
7か月前
4
未来は円安・円高?対策は何をすべき?

未来は円安・円高?対策は何をすべき?


私はフィリピンのセブに今の2024年の5月時点で住んでいます。
セブは観光で有名で、カジノがあったり、ショッピングモールがたくさんあります。

フィリピンはフィリピンペソという通貨になります。
今は、1ペソ2.7円ぐらいなので、提示された価格を3倍にすると、費用感が分かります。

物価は3分の1ぐらいと言われますが、日本人に合った物を買おうと思うと、あまり物価の差を感じないのが本音です。

私が

もっとみる
責任ある旅を考える〜消費者から当事者へ〜

責任ある旅を考える〜消費者から当事者へ〜

旅への葛藤私は旅は好きですし、いつもワクワクさせられます。
新しい出会い。新しい景色。新しい体験。

たぶん人生を豊かにするためにも、旅が必要なんだと思います。

反面、旅をすると葛藤を感じる時があります。心苦しくなります。

「私の行動は正しいのか?」

飛行機に乗りながら、電車で揺られながら、歩きながら次の行き先へ向かうとき、私の頭によぎります。

その根本に旅の環境負荷や格差への課題意識があ

もっとみる
いざ退職。ついでに世界一周!

いざ退職。ついでに世界一周!

2月上旬、職場の上司に
「やりたいことがあるので、退職したいです。」
と思いを伝えました。

年明けの2024年1月には退職の話をしようと、GoogleカレンダーにメモされたTO DOリストには毎日、「退職願いを出す」と残されたたまま、2月になってしまいました。

大事な人への告白ではないですが、大切なことを伝えるって本当に勇気のいることだと思います。

2024年の3月末で退職になりますが、新卒

もっとみる
ガンで全てを失った人に出会って感じたこと

ガンで全てを失った人に出会って感じたこと

年度末に向けて仕事が駆け込み落ち着かない中、外に出ると時折感じる春の暖かさには、ふと自分が今を生きているんだなと、我に戻る時がある。

2月の上旬、私は1人のガン患者と友人の営むカフェで出会った。
2020年から3年ほど闘病生活を送っていたそうだ。

やる気が出ない、食欲もない、身体のだるさをきっかけに、病院に行ったところ、ガンと診断されたという。

当時は、「絶望」しかなかったそうだ。
新型コロ

もっとみる
正しさが溢れる社会で思うこと

正しさが溢れる社会で思うこと


「正しい」とは何か?「正しいこと」ってなんのだろうか?

私は昔から社会やその環境において、正しいことをしたいという思いが強い方だった。

それは、時間をあまりかけず、良い結果を得たいタイパ的で合理的な側面と、目の前の困っている人を見ると助けたい、自分のためではなく、社会のために行動したい感情的で非合理的で側面の両方持っていた。

その考えは私の育った時代や環境に強く影響を受けているのだと思う。

もっとみる
「ゆ」で繋ぐ。〜ウェルビーイングのまち蒲郡〜

「ゆ」で繋ぐ。〜ウェルビーイングのまち蒲郡〜

春の始まりを告げる2月4日の立春、「地域づくりの楽校」が主催する冬の遠足に参加しました。

「地域づくりの楽校」とは一般社団法人 地域問題研究所(通称「ちもんけん」)さんが運営するコミュニティです。

地域づくりに関心のある学生を中心に、現場のフィールドワークやワークショップなどを重視した活動を行っています。

今回は、愛知県の名古屋駅から電車で50分程、「蒲郡」に行きました。
蒲郡の観光や地域活

もっとみる
1年でやりたい100のコト

1年でやりたい100のコト

人生でやりたいこと100のコトを作った。

正直、1つ1つに粒度や思いの強さはバラバラ。投げやりな項目もある。
ただ、書き出すことで気づくことは多い。

より少なく、しかしより良く

より少なく、しかしより良く

「人は食べた物で作られる」

同じように、人は見たもの、聞いたもの、触れたものに知らない間に影響を受けています。

例えば、マクドナルドのロゴが赤と黄色である理由は、食欲を刺激するためです。

私たちは、自分の所有するモノにも影響を受けているということです。

だからこそ、モノを減らすことは大切です。
これは、形ある物だけに限りません。形がない情報も含まれます。

ちょうど年末で、1年を整理をする

もっとみる
散財したら、ギバーになった。

散財したら、ギバーになった。

2023年は、人生で最もお金を使った年。
クレジットの支払いのみで年350万円以上。

どうして散財をしたのか?
今回は、お金の使い方を通して気づいた私自身の変化を書く。

自分自身の変化はなかなか気づかない。

ただ、何かのフィルターを通して気づく自分もある。
誰かを変わったなと思った時、実は自分自身が変わっていることがあるように。

お金と私地方の中小企業の経営者である父と、超節約家の母から育

もっとみる
アワビで経済性と社会性を考える

アワビで経済性と社会性を考える

かの有名な二宮尊徳(薪を背負いながら本を読んでいる銅像が日本中にある二宮金次郎のこと)の言葉です。

この言葉は、社会に害を及ぼし、倫理的でないビジネスについては言うまでもありませんが、どんなに立派な取り組みでも、利益の出ないものは社会貢献とは言えないことを示しています。

社会貢献をするためには、持続可能な取り組みを支えるための報酬や環境整備に必要なお金が不可欠だからです。

経済性→社会性の現

もっとみる
コミュニティに関わる人へおすすめしたい10冊の本

コミュニティに関わる人へおすすめしたい10冊の本

年間150冊以上、読書をする私がコミュニティ運営に携わる人におすすめしたい書籍を紹介します!

私が実際に読んで、タメになった、勉強になった内容を軸に選定しています!

コミュニティに関わる方、読書好きな方や新しい本を探している方は、ぜひこの記事を参考にしてもらえると嬉しいです!

※一部、書籍名を略しております。

✔︎絶対読んでほしい本『問いのデザイン』

ワークショップの運営方法、ファシリテ

もっとみる
幸せになんてならなくていいよ。

幸せになんてならなくていいよ。

「あなたは幸せですか?」

そんなことを聞かれ、私が思ったのは、幸せになる必要はないということ。なぜなら、大切にしたい価値感と幸せは両立しえないこともあるから。

逃げた方が正しいけど、逃げちゃいけないことがあるように。

幸せとは?そもそも「幸せ」とは何なのでしょうか?

嫌なことがないこと?健康的なこと?最近で言うとウェルビーイングな状態?理屈的に言ってしまえば、脳内の幸福物質が出ている状態?

もっとみる
コミュニティの壊し方

コミュニティの壊し方

「コミュニティをぶっ壊そう!」
もし自分のコミュニティの中に、コミュニティを意図的に壊そうとする人がいると想像すると、とても恐ろしいです。。

今回は、「コミュニティの壊し方」について、紹介をしますが、悪用厳禁でお願いします。

1. なぜ「コミュニティの壊し方」を学ぶのか?古くから言い伝えられていることわざに、「失敗は成功のもと」「七転び八起き」「弘法にも筆の誤り」「怪我の功名」などがあるように

もっとみる
「地域づくりの楽校主催」 読書会レポート!

「地域づくりの楽校主催」 読書会レポート!

朝の空気がひんやりと澄みわたって、ようやく秋らしさを感じるようになってきた10月1日、「地域づくりの楽校」が主催する読書会に参加しました。

「地域づくりの楽校」とは一般社団法人 地域問題研究所(通称「ちもんけん」)さんが運営するコミュニティです。

地域づくりに関心のある学生を中心に、現場のフィールドワークやワークショップなどを重視した活動を行っています。

今回は、名古屋駅から電車で10分程の

もっとみる
「成功循環モデル」から考える心理的安全な場の作り方

「成功循環モデル」から考える心理的安全な場の作り方

「会社に、行きたくない・・・」

何か原因の分からない閉塞感。重たい空気。活気が感じられない。

そういったことを感じたことはないでしょうか?

今回、生産性も高く、居心地のよい場を作るためプロセスや要素を通じて、具体的にどんなことを意識すべきかということを紹介しています。

組織やコミュニティで悩みを感じている方や、よりよいチームを作っていきたいと思う方に読んでいただだけると嬉しいです。

結果

もっとみる
資本とイデオロギー②

資本とイデオロギー②

前回の続き『資本とイデオロギー』についてです。

歴史的に、格差は正当化されてきました。
格差は、イデオロギー的政治によって生まれてきました。

格差を是正する必要性について考えてもらえるきっかけについて考えてもらえると嬉しいです。

格差は正当化されるあらゆる社会はその格差を正当化するために動いてきました。
なぜなら、格差を正当化しないと、社会がうまく回らなくなってしまうからです。

そのため、

もっとみる