マガジンのカバー画像

究極のスルメ音楽を求めて

18
「スルメ音楽」とは、何度も何度も聞いていくと、だんだんとよくなっていく音楽のことです。カセットテープ世代は、A面、B面と早回しせず、最初から最後まで聞いたものです。今は、あの感覚… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

ビージーズ〜奇跡の再会

ビージーズ〜奇跡の再会

ついにここへ来たか…

幼少より聴いていたビージーズ。

初期の名曲”To Love Somebody” “I Started A Joke””First Of May”を叔母の車内でよく聴いたものです。

それから70年代中頃に映画「サタデー・ナイト・フィーバー」のサントラで再度ブレイク!
ディスコという新しいスタイルを打ち出した。

そんな思い出多きビージーズが
実はオーストラリアで育ったと聞

もっとみる
「カフェ・ボヘミア」佐野元春の38年

「カフェ・ボヘミア」佐野元春の38年

また思い出に残るクリスマス・プレゼントをいただきました。

「カフェ・ボヘミア」佐野元春

このアルバムは・・・・どう表現していいいんだろうか。
どしてこうなったのか分からないけど、佐野元春のアルバムの中で独特なポジションだった。

アルバム収録曲はほとんど知っている。
「クリスマス・タイム・イン・ブルー(あ。今、気づいた。クリスマスプレゼントでこの曲だ!)」は12インチのシングルで持っていたし、

もっとみる
ノルウェーを彷彿とさせる透明感ある美しいボーカル~A-ha

ノルウェーを彷彿とさせる透明感ある美しいボーカル~A-ha

1985年「Take On Me」の大ヒットで一躍メジャーに躍り出たA-ha(アーハ)

「Take On Me」は全米1位・全英2位の大ヒット。ビルボード(Billboard)誌では、1985年10月19日に週間ランキング第1位を獲得。1985年ビルボード誌年間ランキングでは第17位。

イントロのフレーズとモートンのファルセットが印象的なこの曲は、ロトスコープによるスケッチ風アニメと実写とを巧

もっとみる
スーパーマンの可能性を秘めたただの人間~デヴィッド・ボウイ「レッツ・ダンス」

スーパーマンの可能性を秘めたただの人間~デヴィッド・ボウイ「レッツ・ダンス」

それにしても、はまりました。デビットボウイには。

初期の「スペイス・オディティ」、グラムロック、「ジギー・スターダスト」、ブライアン・イーノとの共作、「ブラック・タイ・ホワイト・ノイズ」もよく聞いたし、「アワーズ…」や「リアリティ」もよく聞きました。

でも、よく考えると好きになったきっかけのアルバムは「レッツダンス」なんですよね。

リアルタイムで聴いたアルバムが「レッツダンス」だったというの

もっとみる
ぽつねんを受け入れて~REM /「Bang and Blame」

ぽつねんを受け入れて~REM /「Bang and Blame」

あれはまだ自分が社会人だった頃。
僕の所属する課が、会社から全員ハワイ旅行のプレゼントをされました。

洋楽だけでなく、アメリカン・カルチャー大好きな自分にとって、ハワイはロスやニューヨークに並ぶ聖地のような場所でした。

このREMの「Bang and Blame」を聴くと、この時のハワイの記憶が蘇るのです。

この曲が入った「モンスター」というアルバムは、思わずTシャツにしたくなる不気味かわい

もっとみる
トンネルの中をただ歩くだけなのに~The Fixx /「One Thing Leads to Another」

トンネルの中をただ歩くだけなのに~The Fixx /「One Thing Leads to Another」

どうしてあんなに好きだったのか・・・

正直今となってはわからない。でも曲を聴いた瞬間に当時の興奮が蘇るのはあまりにも明らかなのです。

最初はベストヒットUSAで流れていた「One Thing Leads to Another」という曲でした。

「これ、なんだろう・・・」

もうほんとに説明ができないかっこよさを感じたのです。

PVはトンネルの中をただ歩くだけという、今となっては考えられない

もっとみる
ミージック・フォーエバー(2)【George Michael/Praying for Time】

ミージック・フォーエバー(2)【George Michael/Praying for Time】

新たに始めた「ありがとうラジオ」というネットラジオ。
その中のコーナーで、超個人な音楽への思いを語っています。

第二回目はジョージ・マイケルになります。

よろしかったら下記リンクより、ご視聴ください。

『ありがとうラジオ』内のコーナー「ミュージックフォーエバー」

今回ご紹介する曲は”Praying for Time by George Michael”

ありがとうラジオ

ミージック・フォーエバー(1)【Bread/Make It With You】

ミージック・フォーエバー(1)【Bread/Make It With You】

約7年続けたオーストラリア・ケアンズのFMラジオ「わくわく日本語放送」を今年の一月いっぱいで卒業し、新たに「ありがとうラジオ」というネットラジオを始めました。
その中のコーナーで、超個人な音楽への思いを語っています。

記念すべき第一回目は、いろいろ考えた挙句の「ブレッド」です。

よろしかったら下記リンクより、ご視聴ください。

ミージック・フォーエバー
「Bread/Make It With

もっとみる
青春のベストテープ作り(再編集)

青春のベストテープ作り(再編集)

マイケル・ジャクソン、プリンス、ジョン・レノン、佐野元春、奥田民生・・・

好きなことをしている人は笑顔が素敵だと思います。





自分もかつて、



好きなことを、とことん追求していた時期がありました。



そのひとつが・・、



ベスト・テープ作りでした!(小学生~中学がピーク)











ベストテープ。何本作ったろう・・・



なにせ当時(198

もっとみる
今更マイケル・ジャクソンの思い出(2)

今更マイケル・ジャクソンの思い出(2)

マイケルのファーストアルバム「オフ・ザ・ウォール」が発売された1979年、自分は10歳。

そこからはマイケルファンにまっしぐらだった。当時はやりのSONYのウォークマン(佐野元春がテーマ曲を歌っていた)でいつも聴いていた。

今でもあの頃の風景は音楽とともに思い出す。音楽との記憶。これはありがたい財産だなと思う。

ファーストアルバムを徹底的に聴きこんでからの、1982年マンモスアルバム「スリラ

もっとみる
今更マイケル・ジャクソンの思い出(1)

今更マイケル・ジャクソンの思い出(1)

長年CDを販売してきたサニティーという全国展開のお店が遂に閉店となった。
それで全品半額ということで行ってみた。前から欲しかったメジャーなアルバムがあったので、あるかどうか見に行った。
そのアルバムはマイケル・ジャクソンの「ヒストリー」と「インヴィンシブル」だ。

マイケルの思い出は、あまりに特別で振り返ることができないでいた。
初めての出会いは・・・実は覚えていない。あまりに幼かったから。
記憶

もっとみる
みんな今を生きている

みんな今を生きている

みんな今を生きている

あまりに当たり前のことなんですが、めちゃめちゃ実感することってありませんか?

ふと、あのバンド何してるだろう。

そう思うことがあって、ウィキったら2019年にアルバム出しているという。

なんか、嬉しくなってですね。そのバンドのアルバム、最後に買ったのは1998年ぐらいだったので余計に。

で、そのバンド(ミートパペッツって言うんですが)の2019年発売のアルバムを、地

もっとみる
超個人的スルメアルバム(1)ジョージ・マイケル

超個人的スルメアルバム(1)ジョージ・マイケル

音楽との記憶。

説明し難い、この感覚。

映像だけでなく、動きや(不思議なことに)音や匂いが記号的に脳内に押し寄せる。
タイムスリップのような強い擬似体感。

今回ご紹介するのはジョージ・マイケルの「Listen Without Prejudice Vol.1」

今、気づいたのだけどこのアルバムのリリースは1990年。1989年に大学に入ったので、大学2年のリリースだったのだな。高校の頃、よく

もっとみる
ブラー「マジック・ウィップ」を聴いて

ブラー「マジック・ウィップ」を聴いて

一曲目の「Lonesome Street」が流れると、しばらく眠っていた記憶に導線がぽつり、ぽつりとつながっていく感じがした。

乾いたギター、けだるくも心地よいボーカル、不調和の音楽アート…

久しぶりの自分に出会ったよう。

今から3か月くらい前、突然ブラー「シンクタンク」の「ジェッツ」がやたら耳で鳴った。

CDを探すも見つからず、とりあえずYOUTUBEで「シンクタンク」を聴いたら、更に好

もっとみる